ザ・リリーズ『ゴールデン・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2002年にリリースされたベスト盤である。彼女たちは双子のアイドル・デュオとして知られている。特に'60年代に人気を集めていた双子のザ・ピーナッツが引退したこともあって、双子のアイドルということで期待されたグループでもあった。ただ、アイドル的な活動もあったものの、歌の方は完全なアイドル路線ではなかったため、アイドルとしてよりもタレントとして知られている。
収録曲は以下の全18曲である。『好きよキャプテン』『すずらんの花』『恋のつぼみ君』『ひと夏ぼっちの恋』『水色のときめき』『初恋にさよなら』『恋する3秒間』『恋に木枯し』『恋のシュプール』『帰り道のマーチ』『オンリー・ワン』『春風の中でつかまえて』『太陽がいっぱい』『初恋スラローム』『恋あくび』『一度だけのスキャンダル』『Bonjour涙』『キス・ミー』。
彼女たちは'80年代に入っても活動を続けていたが、に収録されている曲は基本的に'70'sの間に発表した曲である。('80'sに入ってからはこれというヒット曲がない。)尚、最大のヒット曲は『好きよキャプテン』であるが、(デビュー曲と誤解されているが)これは彼女たちの2nd.シングルである。ちなみにデビュー曲は『水色のときめき』である。
彼女たちの主な曲は一通り網羅されているということで、特に不満のないベスト盤であるのだが、強いて言うと、発表順に収録して欲しかったというところが不満点である。尚、レコード会社の関係があるので、収録は難しいと考えられるので、1986年の『夫婦茶碗』(但し、名義は「吉田照美&リリーズ」である。)が収録されていないというのは仕方のない所である。(これが収録されていたら、それだけで価値が倍増しますけど...)
'70'sアイドルの中では、彼女たちは変わり種アイドルに分類されてしまい、アイドル的な歌も少ないため、マイナー・アイドル扱いされているのも事実である。しかし、そんな彼女たちのベスト盤がリリースされている(しかも内容的にかなり充実している。)のは嬉しい所である。
それにしても、歌のアイドルは'80'sアイドルのほうが充実しているが、'70'sアイドルの方が個性豊かであって、'80'sアイドルとは違った面白みがありますね。
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