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TIFFANY『DREAMS NEVER DIE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1993年に発表された彼女の4枚目のスタジオ・アルバムである。英米では前作から全く売れなくなったものの、日本ではオリコンで17位を記録するということで、日本のみでのヒットとなったが、それから3年ぶりということになる本作はアメリカでは相手にされず、アジアを中心にリリースされたが、全く鳴かず飛ばずとなって、活動停止ということになるトドメを刺したアルバムとなってしまった。(結局、2000年に復活することになるが、完全に忘れ去られたアルバムとなってしまった。)本作は、そんなどうでも良いようなアルバムとなってしまったが、2005年に再発された時に、彼女の初期セッション音源をボーナス・トラックとしてたっぷり追加したことが価値が変わったアルバムとなった。(曲数、収録時間も1.5倍になって、CDの上限時間に近い78分半弱になった。)ということで、駄作だったアルバムが、ボーナス・トラックの価値によってお得なアルバムとなった。(一応、ジャケットも変更されている。)

収録曲はオリジナル盤では全12曲であったが、2005年に再発された時に6曲のボーナス・トラックが追加されて全18曲となった。収録曲は以下の通りである。『If Love Is Blind』『Kiss You All Over』『Can't You See』『Kiss The Ground』『Dreams Never Die』『That One Blue Candle』『Almost In Love』『Ruthless』『These Arms Of Mine』『Sam Loves Joann』『We're The Truth』『Loneliness』。(以下、ボーナス・トラック)『You Can't Break A Broken Heart』『Lookin' Through The Windows』『Are You Lonely Tonight』『I Don't Know What You Got』『I Ain't Gonna Eat Out My Heart Anymore』『Angel Baby』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルが『If Love Is Blind』、2nd.シングルが『Can't You See』であるが、2曲とも全くチャートインしなかった。(ということで、誰も知らないと言っても良い曲です。)

お薦め曲は、オリジナルの12曲からは、シングル曲である『Can't You See』と、アルバム・タイトル・ナンバーである『Dreams Never Die』を(一応)拾っておくが、注目曲はやはりボーナス・トラックの方にある。で、ボーナス・トラックからは『You Can't Break A Broken Heart』『Are You Lonely Tonight』『I Don't Know What You Got』『Angel Baby』という所をピックアップしておく。(要するに、ボーナス・トラックが無いとどうでも良いアルバムである。)

ボーナス・トラックによって、どうでも良いようなアルバムがそれなりの価値を持つようになったのだが、それは過去の音源があったためであって、何でもかんでもという訳にいかないのは当然である。こういうことになったのは、それだけ'80's終盤(1987年のデビューから1989年頃の間)の彼女はインパンとがあったということであって、2005年になって'80'sの彼女の伝説が甦ったと言うことになった。ということで、やはり'80'sは面白いということを証明するアルバムになった。'80'sサウンドがお好きな方は、チェックしておきたいアルバムである。(当然、ボーナス・トラックありのものに限るが、幸か不幸か、ボーナス・トラックの無いもの(=オリジナル盤)は現在では中古市場ですら殆ど目にすることが無いので、必然的にボーナス・トラックありのものしか入手出来ない状況である。)

 

↓当然、ボーナス・トラックありのものです。

Dreams Never Die-2005

Dreams Never Die-2005

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CD Baby.Com/Indys
  • 発売日: 2005/09/20
  • メディア: CD


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