ケータイ刑事銭形零19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第19話(2nd.6話)「演技が出来ずして演出が出来るか! ~連続監督殺人事件」の「裏ネタ編」の7回目の増補となる今回は、この物語に登場した7人の映画監督(安藤尋、井口昇、佐々木浩久、鈴木浩介、豊島圭介、古厩智之、三原光尋(五十音順))について、それぞれ記します。今回は、「零・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/3付です。)
「安藤尋監督」:1965年生まれ。(学年で言うと、丹羽Pの1学年下になる。)「ケータイ刑事」シリーズでは「雷」と「結」以外の6作で監督を務めていて、更に「M3」の監督も務めている。「ケー刑事」のTVシリーズでは19本、映画を含めると20本という数は、佐々木監督に次いで堂々の2位である。
平成になった頃から助監督として映画製作に関わり、最初の頃は成人向け映画の監督を務めていた。1997年の「pierce LOVE&HATE」から普通の作品の監督を務めるようになった。しかしこの作品の劇場公開は遅くなったため、商業映画の監督デビュー作品となったのは1998年制作で公開が1999年になったの「dead BEAT」(主演は哀川翔)であった。その後、注目されることになったのは2002年の「blue」(主演は市川実日子)であって、この作品によって若手映画監督として知られるようになった。そして、「注目の若手映画監督」として「銭形愛」に参加して、「愛・5話」が「ケー刑事」の最初の作品でとなった。
以後、劇場公開作品としては、「ZOO」(全5話のオムニバス作品であるが、その中の第5話)(2004年)、「ココロとカラダ」(2004年)、「僕は妹に恋をする」(2006年)、「いつかあの日となる今日」(2008年)があり、2011年の「M3」(「ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!~パンドラの箱の秘密」)で監督を務めたのは記憶に新しい所である。
「井口昇監督」:1969年生まれ。(丹羽Pよりも学年は5つ下になる。)「ケータイ刑事」シリーズでは「泪」から「海」の4シリーズで各1本ずつと、チーフ監督となった「命」で2本の合計6本で監督を務めている。(「結」には参加していない。「ケー刑事」シリーズの監督本数と言うことでは8位タイである。)
映画監督としてだけでなく、俳優としても活動していて、出演作品の数もかなりの数に達する。また、キャリアを積んだのはAV関係の作品で、かなりの数で監督を務めている。
一般映画では1998年の「クルシメさん」がデビュー作になるが、注目されることになったのは2003年の「帰ってきた!刑事まつり」の中の1本である「アトピー刑事」や同年の「恋する幼虫」であり、BS-i(当時)の「怪談新耳袋」(第3シリーズ)での監督を経て、「泪・2nd.20話」が「ケー刑事」での初監督作品となった。
以後、「楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女」(2005年)、「猫目小僧」(2005年)、「おいら女蛮」(2006年)、「卍(まんじ)」(2006年)、「そんな無茶な!」(2007年)、「片腕マシンガール」(2007年)、「ロボゲイシャ」(2009年)がある。また2011年公開作品としては「富江 アンリミテッド」ガアリ、更に「電人ザボーガー」が控えている。
また、2009年のドラマ「古代少女ドグちゃん」、2010年の「古代少女隊ドグーンⅤ」では原案ということになっていて、「銭形命」以降でも「怪作」という作品を生み出している。
「佐々木浩久監督」:1961年生まれ。(丹羽Pよりも学年では4つ上になるが、彼が早生まれのためである。)佐々木監督というと、何と言っても「ケータイ刑事」シリーズにおいて、最多登板監督である。初参加は「泪・1st.7話」であり、そこから「命」まででTVシリーズ22本、映画(「M1」)1本の合計23本で監督を務めている。(「結」には参加していない。)また「ケー刑事」では「雷」で2本、「海」で1本の合計3本の脚本(全て自分の監督作品ではない。)も書いている。(そのため、「ケー刑事」では合計すると26本に関係していることになる。)
映画監督としてのデビューは1994年の「ナチュラル・ウーマン」であるが、彼の名前を知らしめることになったのは、カルト的な人気を集めた2000年の「発狂する唇」、その第2弾「血を吸う宇宙」(2001年)である。更に、2003年の「刑事まつり」では「だじゃれ刑事」で監督を務めていて、その後丹羽P作品と関係することになる。2004年の「怪談新耳袋 劇場版」は全8話のオムニバス作品であるが、その中の1つの「手袋」で監督を務めている。それ以外では、「血を吸う宇宙 外伝 変身」(2002年)、「悪夢の刑事まつり「刑事発狂」」(2004年)、「スパイ道「万事順調よ」(2005年)、「学校の階段」(2007年)、「トリコン!!! triple complex」(2008年)、「対話」(2008年)などがある。
そして、佐々木監督というと、記念すべき「ケータイ刑事」の劇場版第1弾である2006年の「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状」(=いつも「M1」と記している作品)の監督ということを忘れてはいけない。
「鈴木浩介監督」:1961年生まれ。(丹羽Pよりも学年は3つ上になる。)「ケータイ刑事」シリーズでは「零」以外の7作で監督を務めていて、合計で15本の監督作がある。(「ケー刑事」監督本数では佐々木監督、安藤監督に次いで、古厩監督と並んで3位タイである。)
1991年の「平成恋愛大図鑑 土下座物語」からOV作品での監督作が多数ある。主な作品は「報復 REVENGE 劇場版」(1999年)、「DRUG GARDEN」(2000年)、「EKOEKO AZARAK/エコエコアザラク」(2000年)、「RESET リセット」(2001年)、「夏風」(2002年)、「もうひとりいる」」(2002年)、「体温」(2003年)、「君のままで」(2003年)、「帰ってきた!刑事まつり」(2003年)、「情無用の刑事まつり」(2005年)、「オッパイ星人」(2005年、これには井口昇監督が役者として出演している。)、「日掛け金融地獄伝」シリーズ(2006年)、「想い出の渚」(2007年)、「STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動」(2009年)などが監督作品として知られている。
また、テレビ作品でもBS-iドラマだけでなく、そこそこの数の作品で監督を務めていることでも知られていて、2007年以降はTV作品の方が中心になっている。
尚、同姓同名の俳優(1974年生まれのため、鈴木監督よりも13歳年下になる。)がいるが、鈴木監督の時の「ケータイ刑事」の物語に出演させるというような面白いことを企画したら良かったのに、そういうことをしなかったというのは残念な所である。
「豊島圭介監督」:1971年生まれ。「ケー刑事」スタッフは1960年代生まれが多いが、彼は'70年代生まれであるため、監督の中では若いということになる。「ケータイ刑事」シリーズでは「泪」と「雷」で2本ずつ、合計4本の監督作がある。(「ケー刑事」監督本数としては14位タイとなる。)また、「雷」で3本(自身の監督作ではない)、「海」で1本の脚本を書いているので、シリーズでは8本に関係していることになる。
大学卒業後に渡米し、アメリカン・フィルム・インスティテューの監督コースに留学し、帰国後は脚本家として何本かを手掛けている。監督としてはBS-iの「怪談新耳袋」が監督デビュー作となったが、監督としてはホラー作品が多い。
この物語では「映画組」の監督に入れられているが、数と言うことでは実はテレビ作品での監督の方が多い。(井口監督原案の「古代少女」ドグちゃん」にも参加している。)
主な監督作品は「幽霊VS宇宙人」(2002年)、「怪談新耳袋劇場版~「視線」(2004年)、「怪談新耳袋 ノブヒロさん」(2006年)、「幽霊VS宇宙人」(2007年、(注)2002年の作品とは別作品である。)、「ユメ十夜 第五夜」(2007年)、「非女子図鑑 「占いタマエ!」」(2009年)、「ソフトボーイ」(2010年)、「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」(2010年)等がある。
「古厩智之監督」:(苗字は「ふるまや」と読む。)1968年生まれ。(丹羽Pよりも学年が4つ下になる。)「ケータイ刑事」シリーズでは三原監督と共に「愛」~「結」の全8作全てで監督を務めている監督である。(映画は担当していない。)「結」の舞台の監督を押しつけられたこともあってシリーズでは15本の監督作品があって、この本数は鈴木浩介監督と共に4位タイである。
「映画監督」であるが、TV作品でも結構監督を務めている。学生時代の「灼熱のドッジボール」が1992年にぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞し、1995年の「この窓は君のもの」で監督デビューを果たしている。
古厩監督の名前を知らしめたのは、2001年の「まぶだち」で、この作品はロッテルダム国際映画祭でタイガーアワードグランプリと国際批評家連盟賞を受賞したことである。更に賞ということでは、2005年の「さよならみどりちゃん」でナント三大陸映画祭で銀の気球賞(準グランプリ)を獲得している。(この作品は星野真里さんが同映画祭で主演女優賞を獲得している。)
それ以外の監督作品としては「Indies.B ボクサーと凧」(1999年)、「ロボコン」(2003年)、「奈緒子」(2008年)、「ホームレス中学生」(2008年)、「武士道シックスティーン」(2010年)などがある。
「三原光尋監督」:1964年生まれ。(丹羽Pと同学年。)「ケータイ刑事」シリーズでは古厩監督と共に「愛」~「結」の全8作全てで監督を務めている。(映画の方は監督を務めていない。)シリーズでは16本の監督作品があって、この数は佐々木監督、安藤監督に次いで(単独)3位である。
こてこての関西人であって、そのキャラを活かして、「雷・1st.15話」でのチラッと出演していた所では美味しいおっちゃんを演じていた。また、中華料理の腕は一品と評価がよいことで、丹羽Pに気にいられている。そういうこともあるのか、TV作品での監督は丹羽P作品(=BS-i作品)
1990年の「栄養成分表示」が初監督作品で、1992年の「風の王国」で福岡アジア映画祭グランプリを獲得している。主な作品は「真夏のビタミン」(1993年)、「SLAP HAPPY」(1996年)、「燃えよピンポン」(1997年)、「絵里に首ったけ」(2000年)、「あしたはきっと…」(2001年)、「ドッジGO!GO!」(2002年)、「スキトモ」(2007年)、「しあわせのかおり」(2008年)、「ムラサキカガミ」(2010年)などがあり、2004年の 「村の写真集」では上海国際映画祭最優秀作品賞を受賞している。
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