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TRANSLATOR『HEARTBEATS AND TRIGGERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。サンフランシスコのニューウェーブ・バンドである彼らは、'60'sの雰囲気を持つバンドでもあって、特にサイケデリックなサウンドは面白い所でもある。但し、ヒットと言うことには縁がなかったという結果であったが、音楽的には色々と面白い所があるアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Everywhere That I'm Not』『Necessary Spinning』『Everything You See』『When I Am With You』『Nothing Is Saving Me』『Sleeping Snakes』『Favorite Drug』『Everywhere』『Dark Region』『My Heart, Your Heart』。尚、2007年に再発されたものには、以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Everywhere That I'm Not (Single Version)』『Current Events (Single Version)』『When I Am With You (Extended Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『Everywhere That I'm Not』と『When I Am With You』であるが、チャートの面では縁がなかった。

お薦め曲としては、シングル曲の『Everywhere That I'm Not』、それ以外からは『Necessary Spinning』『Sleeping Snakes』『My Heart, Your Heart』という所をピックアップしておく。

彼らの結成は1979年であって、ディスコ・サウンドの世界的なブームの後、新たなものが「ニューウェーブ」として次々と登場する中、サイケな方向に目を向けたというのは面白い所であったが、アルバムリリースが1982年まで遅れたことで、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの洗礼を受けた後ではそれも遅かったということになってしまったものの、サウンドの方はなかなか面白いものを持っている。せめてあと1年早くリリースされていたら、と思ってしまうところである。(結局、ニューウェーブの中の一つに扱われてしまったのも不幸なところであった。)

が、'80'sという新しい時代で、新たなものを生み出そうという意欲はサウンドを通して十分伝わってくる。結果的に本アルバムは殆ど知られることが無かったが、なかなか面白いサウンドを聴かせているということで、'80'sサウンドがお好きな方は一度は耳を傾けてみることをお薦めする。(現役バンドであるとは言っても、面白い所が無ければ2007年になってボーナス・トラックを追加しての再発はあり得ませんし...)

 

Heartbeats & Triggers

Heartbeats & Triggers

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2007/02/20
  • メディア: CD


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