ケータイ刑事銭形零20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形零・裏ネタ編」の増補作業は2nd.7話(通算では20話)の「音声スタッフは語る ~ノイズに埋もれた殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から、「音声」について、「スタッフ」について、「ノイズ」について、そして「音声スタッフ」についても記すことにします。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/10付です。)
「音声」:本来の意味は、人間が発声器官を通じて発する言語音のことをいう。(人間が口から発する音のことである。)また、言語学では、音韻と区別していう個々の発音のことを指す。
また、放送業界では、テレビやラジオの音のことを指し、音に関係する担当者(録音技師、音声効果担当者)のことを「音声さん」と言うのが一般的である。
一般的に「音声」と言うと、人の発する声のことと、テレビやラジオから流れてくる音のことを指す。
英語では「Sound」、ドイツ語では「Klang」、フランス語では「Son」、イタリア語では「Suono」、スペイン語では「Sonido」、ポルトガル語では「Som」、中国語では「語音」と言う。
「スタッフ」:それぞれの部署を受け持つ職員、関係者のことである。完全な個人商店であれば別であるが、基本的に仕事はチームを組んで行っている。そのため、何らかの組織という形になって運営されていることになるが、その仕事の中でも裏方として働いている人のことを特に指す。ただ、何でも係というような人もいないこともないが、基本的には各部門の専門職の人のことを指す。また、「幹部」「職員」「部員」と言う意味もある。
特に映画、テレビ番組、舞台などの各種興行では、出演者以外の番組制作関係者のことをまとめて「スタッフ」と呼ぶ。(この場合は、プロデューサや監督、脚本家をはじめ、照明、音声、撮影、美術、大道具、小道具、衣装、メイク、スタイリストなどのスタッフ、更には番組宣伝、劇場の係員など、全てが含まれる。)
尚、日本語で「スタッフ」と記した場合は英語の「Staff」と「Stuff」の両方が同じ表記になるので、英語の「Stuff」の意味である「材料」「原料」「(料理の)詰め物」という意味もあることになる。(人に関する意味は全て英語の「Staff」である。)
英語では「Staff」、ドイツ語では「Personal」、フランス語では「Personnel」、イタリア語では「Personale」、スペイン語では「Personal」、ポルトガル語では「Pessoal」、中国語では「職員」と言う。
「ノイズ」:雑音、騒音のこと、更に電気信号に於いて余計な信号のことを言う。また、情報工学や統計学では不必要な情報のことも指す。尚、「ノイズ」と言うことと「雑音」と言うことの両方があって、それぞれが使い分けられている。(電気工学では「ノイズ」ということが多く、人の耳に入ってくる音に関しては「雑音」と言うことが多い。)
電気信号では、ノイズは必ず発声するものである。これは電気回路ではアナログ回路であるため、何らかのノイズが原理的に発生する。また、電磁波の影響で、電気回路の基板のパターンに飛び込んできて、それを拾ってしまうことで発声する場合もある。(シールドをして防いでいるが、100%防ぐことは無理である。)
また、録音機材がテープ媒体である場合は、デジタル録音では原理的に発声しないがアナログ録音では、無録音のテープを再生した場合に発声するテープのノイズ(「ヒスノイズ」と言う)が生じる。また、録音するのに用いるマイクロフォンでも何らかの雑音を拾ってしまったり、電気回路的にノイズが生じる。
これらのノイズを低減するために開発されたのがノイズリダクション(NR)と呼ばれるシステムであって、カセットテープのNRでお馴染みのドルビーNRや、圧縮方式のdbxなどがある。(この改良型がVHSのHi-Fi音声のNRに採用されている。)
尚、デジタル方式の録音装置でも、電気信号としてはノイズは発生するが、二値化する際にそれらはカットされることになる。しかし、サンプリングの時に原理的に発声する量子化誤差によるノイズが原理的に発声するので、別のノイズが存在することになる。
一方、映像関係でもノイズと呼ばれるものはある。ビデオ信号をアナログ信号として伝送すれば、そこに音声信号と同様に何らかの電気回路的なノイズが加わることになる。また、画像をデジタル処理した場合では、量子化誤差や信号圧縮時に(原理的に)発声するモスキートノイズやブロックノイズと呼ばれるノイズが発生する。
尚、情報処理の世界では、データの中で不必要なデータは雑音またはノイズと呼ばれることになる。→例えば、アンケートを行った場合の不適切回答や、選挙の無効票などは統計学的には「雑音」ということになる。
それ以外に「雑音」と呼ばれるものとしては、「外野の声」と呼ばれることもあるが、その人にとっては迷惑なものでしかなく、無責任に適当なことを言う社会的な声のことを言う場合もある。
このように考えると、「ノイズ」(「雑音」)と呼ばれるものは無用なもの、邪魔なものというイメージしか生まれないが、有用なノイズも一部にはある。特に「ホワイトノイズ(白色雑音)」と呼ばれるものは、ノイズであるものの、周波数成分に関係なくパワースペクトル密度が均一であるため、音響特性を測定するのに有用である。そのため、各種周波数特性の測定を行うのに用いられる。また、パワースペクトル密度が周波数の2乗に比例する「ブラウンノイズ」、パワースペクトル密度が周波数に反比例する「ピンクノイズ」、パワースペクトル密度が周波数に比例する「ブルーノイズ」なども一部で利用されている。(但し、これらのノイズの音を耳で聴くと、「ザー」というものでしかなく、やはり「雑音」と扱われてしまうことになる。)
英語では「Noise」、ドイツ語では「Geräusch」、フランス語では「Bruit」、イタリア語では「Rumore」、スペイン語では「Ruido」、ポルトガル語では「Barulho」、中国語では「噪音」と言う。
「音声スタッフ」:ここで言う「音声」とは、放送業界に於ける音に関係する部門のこと、及びその担当者のことである。一方、「スタッフ」とはそれぞれの部署を受け持つ職員、関係者のことである。
よって、「音声スタッフ」とは、テレビやラジオの番組に於いて、音声部門の担当者のことを指す。具体的には、録音技師、音響効果担当者、サウンドミキサー、効果音作成者などが該当する。
また、映画に於いても同様のスタッフがいる。舞台などの興行では「録音」という担当はいないが、音楽を含む効果音、PAの担当者や、出演者の声を客席に届くようにするマイク係などが該当することになる。
ということで、表向きには目立つことはないが、放送業界、映画、興行では必要不可欠の技術者ということになる。(正に「裏方」という言葉がピッタリ当てはまると言っても良いですね。)
英語では「Sound Staff」、ドイツ語では「Gesunde Personal」、フランス語では「Personnel Sain」、イタリア語では「Personale di Suono」、スペイン語では「Personal Legítimo」、ポルトガル語では「Pessoal São」、中国語では「語音職員」と言う。
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