ケータイ刑事銭形結10話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形結」の第10話「さよなら、あさみさん! ~あさみつひこ誘拐殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、冒頭でこれの声を聞くと結ちゃんは飛んでいったということで「石焼き芋」について、あさみさんが誘拐されてこれの要求があったことから「身代金」について、柴田さんズがこれをしようとしたことから「逆探知」について、がこうだったと言うことから「失敗」について記します。尚、「石焼き芋」は「結・1話[裏ネタ編]PART 1」で「焼き芋」として記したものを、「身代金」は「雷・22話[裏ネタ編]PART 5」で、「逆探知」は「愛・26話[裏ネタ編]PART 5」で、「失敗」は「零・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 2」で「ミステイク」として記したものをベースとして、それぞれ加筆しました。
また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「石焼き芋」:サツマイモを使った料理である焼き芋の一つであって、石窯を使ってサツマイモを焼いて作ったものをいう。(焼き芋は、石窯を使わずに作ることも出来るが、昔馴染みの、落葉を集めて焚き火をして、その時に作る、という方法は現在では「野焼き」が禁止されているため違法行為となる。しかし、フライパンや電子レンジなどを使って作ることは可能であるため、石窯を使用しない焼き芋も存在する。)しかし、現在では野焼きが出来ないため、「石焼き芋」は焼き芋の代表的なものになっている。
石窯を使って作らことによって、ゆっくりと時間を掛けてサツマイモを焼いて作ることになるが、時間をかけてゆっくりとサツマイモを加熱することで、アミラーゼ(デンプン分解酵素)がサツマイモに含まれるデンプンをブドウ糖に変えるため、とても甘く仕上がる。(これが石焼き芋の最大の特徴であり、この甘さが「石焼き芋」の人気を集めている。家庭でも時間を掛けてゆっくりと加熱すれば、確かにある程度は同じように作れるが、根本的に熱容量などに差があり、完全に同じようには作れない。)
一応、英語をはじめとする他の言語でも「焼き芋」と区別されていて、英語では「Hot Baked Sweet Potato」、ドイツ語では「Heiße Gebackene Süßkartoffel」、フランス語では「Patate Douce Cuite au four Chaude」、イタリア語では「Patata Dolce Cotta al forno e Calda」、スペイン語では「Batata Cocida Caliente」、ポルトガル語では「Batata-doce Assada Quente」、中国語では「石烤白薯」という。
「身代金」:「身の代金」と表記する場合もある。江戸時代までは「身売りをした時に支払われる代金」という意味であったが、人身売買が禁じられるようになってからは、この意味で使われることも無くなり、それに変わって現在では、人身と引き替えに渡す金銭のことを指すようになった。特に、誘拐事件に於いて、(犯人が)拘束した人質と引き替えに、その人質を解放することを条件として要求する金銭のことを指して言う。(「身の代金目的誘拐事件」ということになる。)
身代金誘拐事件の際、身代金として犯人が要求するものは金銭が一般的であるが、時には金銭ではなく、別のもの(例えば換金できる宝飾品、貴金属類、証券など)が要求される場合もある。これらは「金銭」ではないのだが、これらの物品が要求された場合でもそれを「身代金」と言う。→これらは、札束よりも軽量で高額になるということでは、犯人にすれば持ち運びしやすいということになるが、それらを換金した際、そこから足が付くことになるため、犯人にすると身代金としては決して良いものとは言えない。(逆に、捜査当局にすれば、手掛かりがはっきりするため、有り難いことになる。→札束の場合は札の番号を控えておくことをするが、それよりも簡単に犯人の手掛かりが掴みやすい。)
尚、一般的には「身代金」と表記しているが、日本の刑法に於いては「身代金」というものは存在せず、「身の代金」というようにひらがなの「の」が入った形で表記されることになる。そのため、法的には「身の代金」と記すのが正しいことになる。しかし、報道機関などでは「身代金」と表記するのが一般的である。よって、警察では、「身代金目的誘拐事件」というのは存在せず、「身の代金目的誘拐事件」ということになるが、新聞などのニュースでは「身代金目的誘拐事件」という表記が一般的に使用される。
尚、英語では「Ransom」、ドイツ語では「Lösegeld」、フランス語では「Rançon」、イタリア語では「Riscatto」、スペイン語では「ransom」、ポルトガル語では「Resgate Dinheiro」も中国語では「財産金」と言う。
身代金目的の誘拐事件は、身代金の受け渡しという所で犯人と接触しやすいため、犯人逮捕の確率が非常に高い事件であって、これまでもほぼ犯人は逮捕されている。フィクションの世界では、この点に着目して、身代金の受渡しの際、あの手この手と言った工夫がされていて、それを見せ場とした小説、映画などがある。
「逆探知」:通話中の電話の発信者の場所を突き止めることを言う。掛かってきた電話の通信回線を辿っていって、掛けてきた相手の居場所を特定するものである。尚、携帯電話の場合は、掛けてきた相手の場所までは特定することは出来ず、通話した際の基地局までしか特定されない。
また、普通は電話に対して行われるものであるが、電話に限らずに電波を使った通信(例えばアマチュア無線など)においても、発信者の場所を突き止めることをやはり「逆探知」と言う。
身代金目的の誘拐事件が起きた場合、犯人が要求を電話で伝えてくることが多いことから、誘拐事件ではお馴染みの捜査方法の一つである。が、当然のことながら、それ以外の事件捜査においても用いられるのは言うまでもない。刑事ドラマでは、誘拐事件の時には必ず出てくるものとしてお馴染みのものになっているが、ドラマの世界の逆探知は、ある程度の時間が必要になっているが、現在では、デジタル交換機が一般的になっていて、一瞬(長くても数秒であって、電話に出て「もしもし」と言った頃には特定されている。)で分かるようになっている。(時間がかかるのは、アナログ交換機を使っている所である。)
但し、内線電話を使っていて、アナログ交換機が入っていれば、電話を掛けた端末の特定は一瞬ではないが、内線電話網を持っている所からの発信ということまでは瞬時に判明する。
また、110番に電話を掛けた場合、何かあって途中で切れた場合などを想定して、直ぐに折り返して電話することが出来るように、例え携帯電話であっても逆探知が行われる。(携帯の場合、番号非通知で掛けても電話番号が特定される。)
これは、途中で電話が切れた場合でも折り返し警察の方から電話を掛けられるようにするためと、何かの大事があった場合に備えて、発信者の場所を知ることで、素早く現場に人を派遣することが出来るようになるためである。尚、携帯電話からの場合は、地上の基地局の特定は出来ても、そこから先の場所の特定は出来ず、場所の特定の為には他の手掛かり(例えば、発信番号の加入者住所情報など)が必要になるのはシステム上仕方のない所である。
現在では、逆探知は瞬時で行うことが可能になっているのに、刑事ドラマではそれが現在でもまかり通っている。確かに、アナログ交換機の時代を舞台としている作品であれば、それで問題無いが、本作をはじめ、携帯電話が使われている刑事ドラマではデジタル交換機の時代になっているので、余りにも時代錯誤が甚だしいことをやっていることになる。
英語、フランス語では「Trace」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Spur」、イタリア語では「Traccia」、スペイン語、ポルトガル語では「Rastro」(但し、発音は異なる。)、中国語では「追査」と言う。
「失敗」:やってみたものの、上手くいかなかったこと、し損ねたこと、しくじったことをいう。英語では「Mistake」と言うが、その省略した言い方である「ミス」という言い方も一般的に行われている。
上手くいかなかったことでも、その程度は様々であって、小さなものから大きなものまである。小さなものは「ケアレスミス」などと言うこともあり、重度のものは「エラー」ということもある。
ところで、「失敗」は誰でもするものであって、絶対に失敗をしない人というのはいない。(機械であればともかく、人間だったら失敗するものである。)大事なのは、失敗をした後の対処方法である。また、一度した失敗を繰り返さないように務めることが重要である。1つの失敗からその原因を見極めて反省し、同じ失敗をしないように心がけることで成功への道が開かれる。→これを表した諺として「失敗は成功のもと」または「失敗は成功の母」というものがある。尚、同じ失敗を繰り返してする人は、学習能力がないということになって、別の点で問題とされるのは言うまでもない。
英語では「Mistake」、ドイツ語では「Fehler」、フランス語では「Erreur」、イタリア語では「Errore」、スペイン語では「Error」、ポルトガル語では「Engano」、中国語では「失敗」と言う。
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