TALKING HEADS『FEAR OF MUSIC』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らの3rd.アルバムである。前年の2nd.アルバムに続いてアメリカでゴールド・ディスクを獲得するヒットになったアルバムである。前作に一段と磨きを掛けて、股も新たな次元のサウンドを聴かせてくれるアルバムである。また、チャート成績は、ニュージーランドで最高位11位、アメリカでは最高位21位、カナダで27位、イギリスで33位を記録している。
収録曲はオリジナル盤では全11曲であったが、現在では4曲のボーナス・トラックが追加されて、全15曲となっている。収録曲は以下の通りである。『I Zimbra』『Mind』『Paper』『Cities』『Life During Wartime』『Memories Can't Wait』『Air』『Heaven』『Animals』『Electric Guitar』『Drugs』。(以下、ボーナス・トラック)『Dancing For Money』『Life During Wartime』『Cities』『Mind』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Life During Wartime』はBillboardで最高位80位を記録しているが、2nd.シングルの『I Zimbra』はクラブ・チャートで28位を記録しただけに終わり、3rd.シングルの『Cities』はチャートインを記録しなかった。
お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『Life During Wartime』、シングル曲の『I Zimbra』、更に『Mind』『Paper』『Cities』『Air』『Heaven』という所をピックアップしておく。
本アルバムの特徴は、何と言ってもアフリカン・ファンクを取り入れていることである。そしてこの路線は次作の大ヒットに繋がることになる。それだけに、彼らのキャリアに於いても大きなポイントになるアルバムであるのは言うまでも無い。
本アルバムは、発表こそ'79年であるが、次作の傑作アルバム('80年リリース)の元になるものであり、'80'sサウンドに繋がっているだけに、'80'sサウンドを楽しむ者であれば聴いておくべきアルバムである。
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