六文銭『六文銭BOX』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2004年にリリースされた彼らのBOX-CDである。内容は、1972年のアルバム「キング・サーモンのいる島」、解散後の1977年にリリースされた「六文銭メモリアルI」と「六文銭メモリアルII」という3枚のアルバム、そして3曲収録のボーナス・ディスクという4枚組である。彼らの曲の一部は、'70'sフォークのオムニバス盤などでは必ず収録されているものの、アルバムという形のものはLPやCDでも殆ど見ることが亡く、中古市場でもレア盤として有名なアルバムである。それだけに、バラではなくセットという形のリリースは、嬉しいところがある。
収録曲は、DISC 1はアルバム「キング・サーモンのいる島」であって、以下の10曲が収録されている。『キングサーモンのいる島』『私の家』『ホワン・ポウエルの街』『小さな動物園』『夏二人で』『おもちゃの汽車』『春は日傘の』『サーカスゲーム』『流星花火』『インドの街を象にのって』。
DISC 2は「六文銭メモリアルⅠ」であって、以下の全12曲が収録されている。『思い出してはいけない』『夢のまた夢』『追放の唄』『それから』『ネコの歌』『私はスパイ』『へのへのもへじの赤ちゃん』『海賊の歌』『面影橋から』『さよならの歌』『雨が空から降れば』『ひとりぼっちのお祭』。
DISC 3は「六文銭メモリアルⅡ」であって、以下の全12曲が収録されている。『長い歌』『In My Life』『お陽様はどっちからのぼるのですか』『リンゴの木』『今日はいい天気だな』『まわる』『街と飛行船』『こわれました』『ロック天国』『無題』『この大空に捨ててしまおう』『傷ついた小鳥』。
ボーナス・ディスクであるDISC 4には以下の3曲が収録されている。『和歌』『思い出してはいけない』『ヒゲのはえたスパイ』。
ただ、残念なのは、ボーナス・ディスクがたったの3曲であるということである。音源は必ずあるはずであり、ライヴ録音のものがあることを考えると、申し訳なさそうに付いているというこの内容は悲しいものがある。(これだったら、いずれかのDISCに、ボーナス・トラックという形で追加収録して、3枚組にするべきであって、ボーナス・ディスクというのは資源の無駄遣いでしかない。)
長年のファンの方、そして、日本のフォーク音楽がお好きな方にとっては待望のアルバムが、しかもセットという形で入手出来るということで、実に嬉しいセットである。往年のフォークをじっくりと聞いてみるというのもまた面白いものですよ。
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