TENPOLE TUDOR『EDDIE, OLD BOB, DICK AND GARY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。イギリスのパンク・バンドであって、結成はパンク・ブーム真っ直中の1977年であるが、アルバムは1981年まで待たされることになった。イギリスでは最高位44位を記録しているが、もっと早く、パンク・ブームの頃にリリースしていたら、もっと大きなヒットになっていたものと思われるアルバムである。
収録曲は、オリジナル盤では以下の全13曲である。『Swords Of A Thousand Men』『Go Wilder』『I Wish』『Header Now』『There Are Boys』『Wunderbar』『3 Bells In A Row』『Tell Me More』『Judy Annual』『I Can't Sleep』『Anticipation』『What Else Can I Do』『Confessions』。
尚、2007年に再発されたものでは以下の10曲がボーナス・ディスクとして追加収録されている。『3 Bells In A Row (Original Single Version)』『Fashion (Live)』『Rock And Roll Music (Live)』『Love And Food』『Wunderbar (Hit Single Version)』『Tenpole 45』『There Are Boys (Son Of Stiff Version)』『Wunderbar (Live)』『Real Fun (Live)』『Go Wilder (Live)』。
この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルは本アルバムよりも先行発売された『3 Bells In A Row』(彼らの4枚目のシングルである。)であるが、この曲はチャートインをしなかった。2nd.シングルの『Swords Of A Thousand Men』はイギリスで6位を記録、3rd.シングルの『Wunderbar』はイギリスで16位を記録している。
お薦め曲は、シングル曲の『3 Bells In A Row』『Swords Of A Thousand Men』『Wunderbar』と『I Wish』『Confessions』をピックアップしておく。
'70'sのUKパンクのブームは長続きしなかったものの、その勢いは凄まじいものがあった(「太く短く」という言葉がピッタリでしたね。)その頂点の時期から遅れたと言うことが大ヒットに繋がらないということになったが、もしもパンク・ブームの時に出ていたら、サウンドの方にパンクの魂を持っているだけに、ブームに乗ってより大きなヒットになったでしょうね。
まあ、時期的にはブームから外れているものの、しっかりとパンクをしているということで、'70'sにパンクを聴いていた方は、聴いておいても良いアルバムであって、特に損のないアルバムである。
Eddie & Old Bob & Dick & Gary / Let the Four Winds
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Ztt
- 発売日: 2007/07/17
- メディア: CD
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