「心動」 [映画(洋画)]
表題の作品は1986年の香港映画の「心動」である。(日本未公開であって、ビデオでも紹介されないことから、香港でのタイトルをそのまま記しました。)英語タイトルは「WALKING BESIDE ME」であって、ジョイ・ウォンの美しさを鑑賞するための作品となっていて、彼女の動く写真集とでも言うことの出来る作品である。
作品データを記しておくと、1986年11月に香港で公開された作品で、日本では劇場未公開、監督と脚本はチャン・フォン、撮影はジョニー・クー、美術はレイ・チーチョウ、音楽はロー・ウィンファイである。そして出演は、ジョイ・ウォン、ロイス・コン、石修、鮑起靜、鄒世考、甘國衛、たちである。(キャストの一部は読みが分からないため、漢字のまま記しました。)
一児の母で離婚歴のあるジョイはデザイナーの助手を務めていた。ある日彼女は、アメリカから帰ってきた上司の弟・チュンを空港まで迎えに行き、2人は互いに好意を持った。特にチュンの方はジョイのことを心の底から気に入り、猛アタックをする。が、子持ちで離婚歴のある彼女は悩む。が、上司の協力とチュンのひたむきな態度に心が傾き、2人は恋人関係になった。そして2人は幸せな日々を迎え、結婚も間近と思われた。が、そんなジョイの前に、別れた夫が現れ、「よりを戻したい」と言う。また、チュンの前にも彼に好意を寄せていた幼馴染みの女・サンサンが現れた。で、チュンとジョイの仲は気まずくなっていき、すれ違うことが多くなっていく。そして遂に別れることを決めた2人だったが、心の底には互いを思う気持ちが残っていて、苦しむことになる。が、ジョイは気持ちを整理して自立することを決めた。一方、チュンも香港を離れて日本に旅立つことを決めた。が、2人とも本当の気持ちに嘘をつくことが出来ず、互いに愛し合う道を選んだ。
コミカル・タッチに描かれたラブ・ストーリーであって、王道を行く物語である。ということで、ストーリー的には特にという所は無いのだが、ジョイ・ウォンの魅力を十二分に発揮している。また、彼女が劇中で色々と見せる姿も、彼女の動く写真集のような趣きがあって、正にジョイ・ウォンを鑑賞するための作品になっている。
こういう作品が製作されるということは、ジョイ・ウォンが香港映画界での看板スターになったという証でもある。そして「オメガクエスト」を挟んで、いよいよ「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」へと繋がることになる。
ソフトが無いので、ジョイ・ウォン出演作品をいくつか
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