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「新碧血剣」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年の香港映画「ユン・ピョウ IN 妖刀秘伝」である。(英語タイトルは「THE SWORD STAINED WITH ROYAL BLOOD」である。)日本では劇場未公開であった。(後にビデオがリリースされている。)邦題が示す通り、香港のアクションスターであるユン・ピョウ主演のアクション作品である。また、物語の舞台が明朝時代の中国と言うことで、時代劇でもある。また、1993年の「つきせぬ想い」で香港電映金像奨・主演女優賞を獲得した(当時の)香港の新星・アニタ・ユンがヒロインとして出演していて、華を添えている。(アニタは1994年は「君さえいれば 金枝玉葉」で、2年連続で香港電映金像奨・主演女優賞を受賞することになる。)そう言うことを考えると、ユン・ピョウの主演作品であるが、同時に、香港映画界のニュー・ヒロインの娯楽映画でのお披露目作品という側面もある作品である。

作品データを記しておくと、時間は105分(90分程度が多い香港映画にしては少し長めです。)、監督は張海靖、脚本はルイス・チャ、撮影はラウ・フォンシン、マ・カンシャン、プーン・タックイップの3人、音楽はジェームズ・ウォン、マーク・ロイの2人である。そして出演は、ユン・ピョウ、ウー・マー、ダニー・リー、ウー・マンタツ、チョン・マン、アニタ・ユン、エリザベス・リー、チョイ・カムコン、たちである。

明朝時代の中国、殺されたヤン大臣の息子・チェンは、ウーマー将軍からルビーの剣を授けられる。そんな彼は、ある日、知らずに高価な白蛇を食べたことから、五毒教団から生き血を狙われることになってしまった。チェンは訳が分からないまま、戦いに巻き込まれ、身につけた武術で刺客を倒していくが...

香港映画は大別すると、アクションを中心にした作品と、コメディとして笑いを中心にした作品とに分けられる('90's以降は、それ以外のジャンルの作品も確立していますが...)が、本作は典型的なアクション作品である。日本では人気の点では劣っているが、ユン・ピョウは'70'sはスタントマンとして、'80's以降は香港を代表するアクション・スターとして活躍しているだけに、キレのよいアクションをたっぷりと魅せてくれている。

ストーリーの点では、詰めが甘い所もあるが、本格的なアクション時代劇(コスチューム劇)ということでは、出来も良く、見ておいても損はしない作品である。ただ、女優神にもう少し見せ場が欲しかったと思うところもありますが...

 

↓ビデオですが...

妖刀秘伝 [VHS]

  • 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
  • メディア: VHS

 

↓こういうものを...

ユン・ピョウ―元彪 (デラックスカラーシネアルバム (17))

  • 作者: 倉田 緑朗
  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 1985/03
  • メディア: 単行本


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