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ケータイ刑事銭形海2話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形海」の第2話「波間の焼死体! ~海のレストラン殺人事件」の裏ネタ編・増補の6回目となる今回は、通報の用にしたいが無かったことから出た言葉である「無駄足」について、異体について語られたときに出てきた「皮下組織」について、「壊死」について、被害者はこうだったということから「トラブルメーカー」について、殺害現場はこれによって特定されたことから「ルミノール反応」について、この事件はこれも絡んでいたことから「隠蔽」について記します。尚、「壊死」は「・2話[裏ネタ編]」で、「ルミノール反応」は「・4話[裏ネタ編]PART 6」で記した者をベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/13付です。

無駄足」:歩いたことが無駄になると言う意味から、人を訪ねたものの用の足りないこと、徒労に終わったことを言う。また「徒足」という表記もある。また、慣用句では「無駄足を踏む」という言い方をする。

英語では「Fool's Errand」または「Empty Errand」、中国語では「白去」と言う。

皮下組織」:脊椎動物の皮膚(表皮)の下にある真皮、及びそれよりも下に位置する疎らな結合組織のことである。この部分には脂肪細胞が集団となって蓄積することもあって、その場合の脂肪は「皮下脂肪」と呼ばれることになる。膠原線維や弾性線維の網目の中に基質が蓄積して細胞が存在することになる。

部位によっては直ぐしたに骨がある所もあり、そのような部位では薄いのだが、腹部や臀部では厚くなり、脂肪が蓄積することも多い。

皮下組織は免疫反応の場になったり、外部からの衝撃を和らげる役割をするため、全くないということになると別の問題が生じることになる。→皮下脂肪も、無駄なものではなく、衝撃吸収と寒いときの防寒層になるという有用な面もある。

英語では「Subcutaneous Tissue」、ドイツ語では「Subkutanes Gewebe」、フランス語では「Tissu Sous-Cutané」、イタリア語では「Tessuto Sottocutaneo」、スペイン語では「Tejido Hipodérmico」、ポルトガル語では「Tecido Subcutâneo」、中国語では「皮下組織」と言う。

壊死」:「えし」と読む。生体の一部の組織細胞が死ぬことである。(あくまでも一部であるため、その成体としては死んではいない。)原因は色んな場合があるが、例えば、冷、熱、毒物、外傷、ウイルス感染などによって起こる。(凍傷や火傷も程度によったらこれに該当することになる。)また、血流障害によっても起こり得る。(梗塞はこれに該当する。)

一般的に言われている「死」と違うのは、体の一部分の細胞が死滅するだけであって、その生体全てが死んでしまうのではない。そのため、身体の免疫機能が働いて、壊死した部分の細胞は正常な細胞によって補充されていき、最終的には取り除かれることになる。(潰瘍として最終的には身体の外に排出されることになるが、手術で取り除く場合も当然ある。)

壊死した部分が小さければやがては元のように戻るが、大きい場合は壊死していない周囲組織との境界がはっきりと残ることになる。

英語では「Necrosis」、ドイツ語では「Necrosis」、フランス語では「Nécrose」、イタリア語では「Necrosi」、スペイン語では「Necrosis」、ポルトガル語では「Necrose」、中国語では「壞死」と言う。

トラブルメーカー」:面倒なこと、ゴタゴタとした問題やトラブルなどをよく引き起こす人のことを指す。尚、人は誰でも失敗をするが、そこから問題を起こした人は特に「トラブルメーカー」とは言われない。このように呼ばれるには、「何度も繰り返して」ということが条件になる。その意味では「問題を起こす常習者」ということになる。

英語では「Troublemaker」、ドイツ語では「Tunichtgut」、フランス語では「Provocateur」、イタリア語では「Sobillatore」、スペイン語では「Alborotador」、ポルトガル語では「Encrenqueiro」、中国語では「問題制造者」と言う。

ルミノール反応」:窒素含有複素環式化合物であって、化学式が「C8H7N3O2」であるルミノールを血液に加え、過酸化水素を作用させると、青白色の発光(発光波長は460nm)が起こる反応のことである。

この反応は科学捜査で「ルミノール試験」を行う際に応用されているものである。血痕の鑑識作業を行うには欠かすことの出来ないものとなっている。この試験に「ルミノール」が試薬として用いられるが、これは重要な有機物質となっている。

この反応は、血液中に含まれているヘモグロビンやヘミンがルミノールに反応することによって起こるものである。しかも微量の血液に反応することが知られている。(血液を2万倍~50万倍に希釈しても発光が起こるとされている。)また、新しい血痕よりも時間が経過した血痕の方が、ヘモグロビンがより発光しやすいヘミンに変わっているため、より濃度が低くてもこの反応が起こり、血痕があったことが確認できる。(但し、血液がその場にあったのはどのくらい前の時間だったのかまでは分からない。よって、古い血痕の場合は、ルミノール反応によって血痕があったことが確認できても、その血痕がいつ存在したのかを特定出来ないと、証拠としては万全な物にはならない。→だからと言って、血痕が残るような出来事が頻繁に起こるということは、普通ではあり得ないことですけど...)

血液は、こぼした水のように拭き取って、見た目には残っていないように見えても、その成分がその場に残っているものである。で、ルミノールの塩基性溶液と過酸化水素水との混液を調べる場所に噴霧、または塗布し、部屋を暗くすると、血痕であればルミノール反応が起こって青白い光を発することになる。(これはその場所に血痕があった、ということになる。)

尚、「ルミノール」の正式名称は「3-アミノフタル酸ヒドラジド」というものであるが、その別名(=「ルミノール」)の方が広く知られている物質である。水には不溶であるが、アルカリ性の水溶液には可溶であるという特徴がある。また、物質としては白色の結晶である。また、融点は319~320゜Cである。

また、「ルミノール反応」で発光する光の波長は460nmであるが、この波長の光は、青がやや強い青緑という領域の波長である。ちなみに、ブルーレイ・ディスクが使用している青色レーザーの波長は405nmであり、それよりは緑がかった色となる。(405nmであれば、青よりも紫と言った方が良く、「パープルレイ」の方が色に関してはより正確に表していると思いますが...)

英語では「Luminor Reaction」、ドイツ語では「Luminol-Reaktion」、フランス語では「Réaction Luminol」、イタリア語では「Reazione di Luminol」、スペイン語では「Reacción de Luminol」、ポルトガル語では「Reação de Luminol」、中国語では「魯米諾反應」と言う。

隠蔽」:人、または物を、目につかないように覆い隠すことである。尚、「蔽」には「覆う」と言う意味があるため、単に「隠す」という場合は正しくは「隠蔽」と言わない。

犯罪捜査では、証拠を隠すことを「証拠隠蔽」と言うが、これは本来の意味の隠蔽から派生して、拡大解釈された使い方である。(証拠を隠す方法としては、何も覆い隠すようにすることだけではないため、「隠蔽」とは限らない場合があり得る。)

尚、官庁や役所などはこの体質があると一般に認識されているが、権力を握ったり、権力に接すると、自然とそういうようになってしまうようですね...

英語では「Concealment」、ドイツ語では「Verheimlichung」、フランス語では「Dissimulation」、イタリア語では「Nascondiglio」、スペイン語では「Ocultación」、ポルトガル語では「Encobrimento」、中国語では「隱藏」と言う。

 

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