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ケータイ刑事銭形零22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形零」の第22話(2nd.9話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」の4回目の増補となる今回は、400年前のものとして発見されたものから「」について、「甲冑」について、「ジャンパー」について、これが調べたということから「科捜研」について、これを用いたということから「炭素同位体法」について記します。尚、「鎧」は「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]」で「ヨロイ」として、「炭素同位体法」は「・3話[裏ネタ編]PART 8」で「放射性炭素法年代測定」として記したものをベースとして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/24付です。)

」:「よろい」と読む。「甲」という表記もある。戦闘の際に、戦士が自分の身体を敵の攻撃から保護するために着用する衣類、武具のことである。多少、形の違いがあるものの、洋の東西を問わず、古くからあるものである。共通しているのは、身体の中でも大事な胸(要するに心臓ですね)の部分を守るのが主な目的である。当然、人間だけでなく、戦闘に参加する馬用のヨロイもある。

また、戦闘時でもない平時の時でも用心のために着用したり、儀礼の場に出席する時にも着用されることがある。

素材は様々なものが使われていて、青銅や鉄という金属のものから、布、革も使われている。また、金属も、鉄板などの板状のものだけでなく、鎖状や繊維状に加工したものも使われている。

一般的には、頭部を守るものを「兜」、身体を守るものを「鎧」といって、それらの総称として「甲冑」と呼ぶ。

古くは、背と腹に青銅の板を付けてその下に板金の着いた布を纏っていたヨロイと、ヘルメット状の頭部を守る兜が時代と共に発展していった。その中でも、兜には威厳を持たせたり、より強く相手に見せるために様々な装飾が付けられるようになる。特に日本の戦国時代の武将たちが使用した兜はその典型的な例である。

英語では「Armor」、ドイツ語では「Panzer」、フランス語では「Armure」、イタリア語では「Armatura」、スペイン語、ポルトガル語では「Armadura」、中国語では「鎧甲」と言う。

甲冑」:戦闘の際に、戦士が自分の身体を敵の攻撃から保護するために着用する衣類、武具の総称である。特に、頭部を守るものを「兜」、身体を守るものを「鎧」と言う。

「鎧」はその一部と言うことになるが、英語では「Armor」、ドイツ語では「Panzer」、フランス語では「Armure」、イタリア語では「Armatura」、スペイン語、ポルトガル語では「Armadura」と言って、「鎧」と特に区別されること無く言う。尚、中国語では「甲冑」と言う。

ジャンパー」:袖口と袖の部分がしまった前開きの上着のことである。普段着として、作業着やスポーツウェアとして使用されるものである。また、冬場であれば防寒具の一つとして、保温性に優れたようなものもある。

日本では「ジャンパー」と言う言い方が一般的になっているが、「ベスト」「ジャケット」「ブルゾン」などと呼ばれることもある。(英米では「ジャケット」と言う言い方の法が一般的である。)

英語では「Jacket」または「Jumper」、ドイツ語では「Jacke」、フランス語では「Veste」、イタリア語では「Giacca」、スペイン語では「Chaqueta」、ポルトガル語では「Jaqueta」、中国語では「外衣」と言う。

尚、英語の「Jumper」は、衣服としての「ジャンパー」という意味もあるものの、第一意の意味は跳躍競技の選手のことである。

科捜研」:日本の各都道府県警察本部にある公的な研究機関である「科学捜査研究所」のことである。科学捜査の研究と、事件で得られた手掛かりを元に、各種鑑定作業を行う機関である。

現在の警察の捜査は科学捜査を基本としているため、物証を証拠として使うため、様々な研究が行われている。そのため、科捜研の役割は重要なものとなる。(刑事が現場で、検事は裁判で活躍することになるが、科捜研は捜査を支える技術的部門ということになる。)また、法医学、心理学という部門も担っている。→柴田太郎さんは、鑑識の人間であるが、鑑識よりも科捜研に移った方が、彼の能力がより発揮されるような気もしますが...(柴田束志さんは科捜研という雰囲気は無いですが...)

また、警察の研究所であるものの、ここに所属する研究院は警察官ではなく、技術職員であって、研究者と位置づけられている。(組織としては、警察官も所属しているが、研究員は警察官ではないということである。)研究者ということでは、大学や企業の研究者と同じであって、学会での活動なども行っている。また、一部の大学などとの共同研究なども行われている。

尚、警察庁の付属機関である科学警察研究所(略称は「科警研」)とは全く別組織であって、各都道府県警察本部の付属機関である。

炭素同位体法」:「放射性炭素法年代測定」のことである。放射性元素である炭素14を用いて、その物の年代を測定する方法である。「炭素14法」「C14法」「炭素年代測定」と言う言い方もある。

原理は、炭素の質量数は12であるが、質量数が14である放射性同位体の炭素14を用いるものである。炭素14は半減期が約5730年であること、及び普通の炭素化合物では、炭素12と炭素14との割合はほぼ一定であること、生体によって生み出された炭素化合物は定着すると炭素分子(原子)の交換が行われなくなるために、含まれている炭素14の崩壊によって炭素14の含有率が下がっていくという性質を利用し、その物質の年代を推定するものである。(炭素14の割合が基準となる一定量の半分になるには半減期の5730年という時間が必要であり、その場合は約5730年前のものと推定されることになる。)

但し、大気圏内核実験や宇宙から飛来する放射線の影響もあるため、基準となる炭素14の割合が微妙に変化していることもあって、1950年を基準として、そこから何年前のものというように実年代が表記されることになる。また、炭素14の含有率は炭素12に比べて一兆分の1(10の「-12乗」)という微量であり、検出精度と検出限界があるため、4、5万年前というのが測定限界とされている。当然のことながら、炭素14の測定誤差から来る年代推定誤差があるため、正確な年代測定までは不可能である。

・1st.3話」でもこの方法が使われていたが、その物語ではこの名前は出していたものの、実際にはデタラメな使い方をしていた。(5年前のものを測定結果を出していたが、そんな精度はこの測定方法ではあり得ない。)逆に、この物語では400年前ということを検出したということであるが、この数字は結構微妙な数字である。というのは、半減期が5730年で400年という時間では、炭素14の減少率は5%弱である。よって、余程の精度で検出された炭素14の量が信頼出来ないと、誤差は百年単位で出ることになる。ただ、その精度が保証されているのであれば、原理的には問題のないところである。

但し、五代さんの警察手帳については、警察手帳という物は現代で作られ、そこで炭素が固定されているものである。それが400年前に行った時点でタイムパラドックスが起こっているため、「400年前」という結果が出てくるのか疑問のあるところである。(信長の物に関しては、この問題はない。)

この方法での年代測定は、やはり新しいものでも2000年以上は昔のものにならないと、それなりに信頼出来るような数字が出てこないのですがね...(最近は精度が上がってきたものの、それでも千数百年以上昔のものにならないと...)

英語では「Carbon Dating」、ドイツ語では「Radiokohlenstoffdatierung」、フランス語では「Datation par le Carbone 14」、イタリア語では「Metodo del Carbonio-14」、スペイン語では「Datación por Radiocarbono」、ポルトガル語では「Datação por Radiocarbono」、中国語では「放射性碳定年法」と言う。

 

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