渡瀬マキ『message d'amour』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1995年に発表された彼女の初のソロ・アルバムである。1987年にアイドルとして「渡瀬麻紀」名義でデビューした時は、3枚のシングルを発表したものの、アルバムはリリースしておらず、LINDBERGを結成して、そのリーダーとして活動を行っていた彼女にとっては、待望のソロ・アルバムということになった。本アルバムのサウンドは、アイドル時代のものでもなく、LINDBERGのものとも違うサウンドであって、女性アーティストという所が前面に出ているものである。
収録曲は以下の全10曲である。『メサージュダムール』『フェイク・フラワー』『いちにちだけの音信不通』『恋をしてた』『ハッピネス』『さよならの夜みつけた空』『ゆっくりすきになりたいの』『ウェディング・ブルー』『星の降る街』『あなたのほほえみ』。
お薦め曲としては、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『メサージュダムール』と、『フェイク・フラワー』『ハッピネス』『さよならの夜みつけた空』『ゆっくりすきになりたいの』『星の降る街』という所をピックアップしておく。
彼女は、アイドルとしては売れず、LINDBERGとしてブレイクすることになったため、どうしてもLINDBERGのロックのイメージ、則ち彼女は女性ロック・シンガーとして捕らえられることになるが、そのイメージとは違った繊細なところが出ており、女性ボースリストとして、ポップな曲を上手く表現している。(まあ、それだけの実力を備えているボーカリストであるということになるのですが...)
ということで、LINDBERGとは違った彼女の世界を堪能するのも宜しいかと...
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