ケータイ刑事銭形零22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第22話(2nd.9話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、五代さんが残していったものから、「遺留品」について、「洗面器」について、「石鹸箱」について、「タオル」について、そして柴田さんかせこれではないかと言った「ワームホール」について、そしてその説明で出てきた「時空」について、「穴」について記します。尚、「時空」は「零・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/24付です。)
「遺留品」:2つの意味があって、1つは死後に残した品物のこと、もう1つは持主が去った後に残された品物のことである。尚、置き忘れをした物も(後者の意味で)これに含まれる。
刑事事件では、現場に残されていた品物のことを「遺留品」と言うが、これは後者の意味に含まれることになる。尚、前者の意味の遺留品は、その後に相続対象となる物品になる。
英語では「Lost Article」、ドイツ語では「Verlorener Artikel」、フランス語では「Article Perdu」、イタリア語では「Articolo Perduto」、スペイン語では「Artículo Perdido」、ポルトガル語では「Artigo Perdido」、中国語では「遺物品」と言う。
「洗面器」:手、顔などを洗うために使用する水(お湯を含む)を入れる容器のことである。洗面台に据え付けられていて、持ち運びできないものと、持ち運びが可能なものとの両者がある。(前者は「洗面ボウル」と言うこともあり、後者は「桶」「たらい」の仲間である。但し、「バケツ」のように取っ手は付いていないものであって、「バケツ」とは区別される。)
前者の場合は、水洗があり、同時に排水管も整った一体型の設備となっている。水は可動式の排水口を閉じることで溜めることになり、それを開くと水を溜めることが出来ない。
後者は、風呂で広く利用されているものであって、この物語の五代さんのように、銭湯に行く場合は持っていくことが多いが、銭湯の浴場にも備え付けられている。また、素材は使いやすさを考慮して、樹脂製のものが現在は一般的になっているが、以前は金属製や木製のものが一般的であった。
英語、イタリア語、ポルトガル語では「Washbowl」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Waschbecken」、フランス語では「Cuvette」、スペイン語では「Lavabo」、中国語では「臉盆」と言う。
「石鹸箱」:固形洗剤である石鹸を持ち運ぶのに使用される箱である。石鹸は、使用するときは水に濡らして使用するが、水に濡れた状態だと溶けてしまうため、保管時には水を着る必要がある。そのため、石鹸箱は石鹸の水を切ることが出来るような構造として、底面に水切り用のスリット(または小孔)が設けられた構造になった二重構造の箱になっているのが一般的である。(ただ、持ち運ぶ際は密封されたビニール袋を使い、帰宅したら袋から出すというような人もいるようですが...)
英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Soapbox」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Caisse à Savon」、中国語では「肥皂箱子」と言う。
「タオル」:タオル地の布のこと、またはそれを使って作られた西洋手ぬぐいのことである。日本の手ぬぐいとは布地が違っているものの、用途としては基本的に同じである。タオル地は、輪奈を出した布地となっていることが特徴であって、そのため、布地としたらある程度の厚みをもっていて、それによって肌触りが良く、吸水性も高くなっている。そのため、風呂に入る際は、広く利用されている布である。(身体を洗うのに使うだけでなく、湯上がりに身体を拭くのにも利用される。→それに特化したものが「バスタオル」と呼ばれるものである。)
尚、「手拭い」と呼ばれるものは、主に木綿が主となっているが、平織の生地を使っているという点が「タオル」との違いである。→「タオル」と「手拭い」は、用途は同じであるが肌触りが違っているので、その好みに応じて使い分けされている。
また、「タオル」は「手拭い」と同様に、ちょっとした贈答品として配布されることの多い日用雑貨でもある。商店では名前入りのものを作り、それをサービスで配ったりしていることが多い。
ちなみに、日本でタオルの製造が多い地域としては、愛媛県今治市、大阪府泉佐野市が有名である。特に今治は世界でも有数のタオル生産地として知られている都市である。(泉佐野は「登用のマンチェスター」と呼ばれ、日本のタオル産業の発祥地として知られている。)
英語では「Towel」、ドイツ語では「Handtuch」、フランス語では「Serviette」、イタリア語では「Asciugamano」、スペイン語では「Toalla」、ポルトガル語では「Asciugamano」、中国語では「毛巾」と言う。
「ワームホール」:虫が食ったことで出来た穴のこと、という意味と、時空トンネルの一つとして考えられている時空間の抜け道のことという2つの意味がある。一般的には前者の意味で使われるが、天文学、物理学、そしてSF小説の世界では後者の意味で使用され、SF小説や映画によって、実体は理解されていることが少ないものの、名前だけは結構浸透している。
天文学では、回転している部ニックホールに出来ると考えられていて、その形が、虫がリンゴなどを食ったことで出来る穴のような形をしていることから、「ワームホール」と呼ばれるようになった。また、物理学では、時空構造の位相幾何学として考えられる構造の一つとして、時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域でトンネルのような抜け道とされている。
SF小説では、基本的に時空のトンネルというように解釈しているものが多く、この時空トンネルを通過することで、光よりも早く空間の移動が可能と語られていることが多い。(ワープの説明の時に使われるものの一つである。→物理学では「ワープ」は理論的に不可能と最近証明されました。)
マニアの柴田太郎さんならば、「ワームホール」について語らせたら、数時間は軽く喋り続けるでしょうね...
英語、イタリア語、ポルトガル語では「Wormhole」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Wurmstich」、フランス語では「Trou de Ver」、スペイン語では「Agujero de lombriz」、中国語では「蠕蟲大廳」と言う。
「時空」:「時間」と「空間」の両者のことである。元々は物理用語であって、物理の世界ではこれらは絶対的なものとされていた。(この理論を基礎として、物理学が成り立つため、これが絶対で無いと、「物理学」は成立しないことになってしまう。)
これに対して、アインシュタインの相対性理論によって三次元空間に時間という次元を加えた四次元世界を論理的に説明し、たことで、時間と空間を同時に考慮する必要性が生まれることになった。で、その際に、三次元空間と時間を同時に考察、見当する四次元世界の概念として、「時空」という概念が導入されることになり、それが定着した。
尚、SFの世界では、ワープ航法などのように、時間と空間を飛び越えて航行するものが登場したり、タイムマシンの用に時間を自由に往来することが出来るものが登場したことで、時間と空間を一緒に語ることが多々必要となり、「時間と空間」という意味で「時空」と言う言葉が一般的に使われるようになった。但し、この場合は、相対性理論をはじめとする、高次元理論のことまでは考えておらず、文字通りの「時間と空間」という意味での使用である。が、一般的にはこの意味の言葉として認識されている。
英語では「Space-Time」(「Spacetime」という表記もある。)、ドイツ語では「Raumzeit」、フランス語では「Espace-Temps」、イタリア語では「Tempo di Spazio」、スペイン語では「Tiempo del Espacio」、ポルトガル語では「Espaço-Tempo」、中国語では「時間和空間」と言う。
「穴」:「孔」という感じを用いることもある。周囲と比べて凹んでいる部分のこと、または向こう側まで突き抜けている部分のことを言う。前者の場合は「穴」という漢字を用いることが一般的であって、後者の場合は「孔」という漢字を用いることが多い。
前者の例としては、人の耳の穴、鼻の穴、ゴルフのカップなど、後者の例としては、5円玉や50円玉の中央にある孔などがある。
それ以外では、「欠けている所」「欠点」「欠損」「損失」のこと、隠れ家的な存在の場所のこと、内面の事情や世の中の裏側のこと、競馬などのギャンブルで番狂わせの勝負のこと、芝居小屋の観客席の一つで平土間の一間四方の空間のこと、などがある。
英語では「Hole」、ドイツ語では「Loch」、フランス語では「Trou」、イタリア語では「Buco」、スペイン語では「Agujero」、ポルトガル語では「Buraco」、中国語では「孔」と言う。
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