SSブログ

「快傑黒頭巾」(その8) [映画(邦画)]

今回は、1959年に製作されたシリーズ第8作、カラー作品としてはシリーズ2作目となる作品についてです。尚、この作品の劇場公開は1959年8月であった。

シリーズ第8作快傑黒頭巾 爆発篇
作品データを記しておくと、1959年の東映京都の作品で、時間は60分である。原作は高垣眸、監督は松村昌治、脚本は小川正、撮影は吉田貞次、美術は塚本隆治、音楽は鈴木静一である。そして出演は、大友柳太朗、明石潮、尾上鯉之助、花園ひろみ、松島トモ子、加賀邦男、津村礼司、青山京子、山形勲、原健策、浅野光男、大邦一公、楠本健二、原京市、藤本秀夫、薄田研二、鈴木金哉、古石孝明、山茶花究、堺駿二、香川良介、長田健、中村時之介、木南兵介、時田一男、藤原勝、五里兵太郎、長島隆一、百々木直、夢路いとし、喜味こいし、赤木春恵、吉井鏡子、大浦和子、町田栄子、五月みどり、松浦築枝、大丸巌、たちである。

大坂城落城の際、祖先が持ち出したという巨万の宝の在処が記されたという地図を持っていたゴーラム博士が新しく開港された横浜にやってきた。彼はその地図に記されている秘宝を発見したら、強力な液体火薬と交換する、と幕府と密約を結んだ。黒頭巾は浪士取締兼外国奉行の水野主膳がハカセと交渉している席に忍び込み、その地図を奪った。勤皇派の薩摩藩士・益満は市中見廻組に捕えられるが、黒頭巾が救出し、江戸から逃がした。地図は黒頭巾の父である薩摩屋敷の山鹿士行に渡され、秘宝は信濃白馬岳にあると分かる。水野主膳の宴でゴーラムはもてなされる中、幕府と勤王派との秘宝を巡った争奪戦が繰り広げられる。が、主膳配下の市中見廻組の執拗な追跡もあって、勤王派は先を越されてしまい、黒頭巾も谷底に落ちてしまった。そして秘宝はゴーラム博士に渡る。で、幕府に液体火薬を渡すことになり、紅竜丸の船上でそれが行われることになった。が、変装して黒頭巾が八面六臂の早変わりを見せて、主膳たちと勤王派が血栓をすることになる。銃弾が飛び交う中、ゴーラム博士や主膳たちは倒され、紅竜丸は液体火薬によって吹っ飛んだ。そして黒頭巾は去っていった。

余計な所が無く、テンポよく物語が進んで行くため、爽快感も感じられる作品となっている。シリーズ作品として何作も重ねてきているだけに、読む否説明は不要であることもあって、本作はシリーズ作品ならではの特徴を活かした構成となっており、派手な所もあるなど、娯楽作品の王道を行く作品となっている。

本作をシリーズの最高傑作だと言う声が多いが、それも納得できる娯楽作品である。

 

↓ビデオです。

快傑黒頭巾 爆発篇 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

↓ネット配信もあります。

快傑黒頭巾 爆発篇


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。