「ADAM AT 6 A.M.」 [映画(洋画)]
表題の作品は1970年のアメリカ映画「アダム」である。日本では劇場未公開であったが、後にビデオとしてリリースされたときに「マイケル・ダグラス アダム」というように主演のM・ダグラスの名前が邦題に追加された。前年の「ヒーロー」で初主演を務めたM・ダグラスの主演第2作である。が、当時はまだ無名ということもあって、日本では完全に無視され、後に彼がスターの仲間入りを果たしてから紹介されることになった作品である。
作品データを記しておくと、時間は101分、監督はロバート・シアラー、脚本はエリノア・カーフとスティーヴン・カーフの2人、撮影はチャールズ・ロッシャー・Jr.、音楽はデイヴ・グルーシンである。そして出演は、マイケル・ダグラス、ジョー・ドン・ベイカー、チャールズ・エイドマン、エド・コール、キャロリン・コンウェル、リチャード・デア、ダナ・エルカー、メグ・フォスター、アン・グウィン、グレイソン・ホール、ルイーズ・ラサム、リー・パーセル、マージ・レッドモンド、デヴィッド・サリヴァン、ネッド・ワーティマー、たちである。
カリフォルニアで何一つ不自由のない生活をしているアダム・ゲインズは、ある日、ミズーリにいる親類の死亡を知らされる。で、車でミズーリに向かい、葬儀に参列する。その後、その地で夏を暮らすことにして、ミズーリの田舎町で生活を始めた。そんな中、彼はジョリーという女と出会い、恋に落ちたが...
物語としたら、派手な所は全くなく、しみじみとした人間ドラマである。また、ミズーリの田舎町の風景が美しく、物語だけでなく長閑な田舎町の景色も本作の見所の一つとなっている。
都会から田舎にやってきて、そこでの出会いが人生を変えるという物語はよくあるが、そういう範疇の作品の一つであって、特筆することもないので、地味な作品ということになってしまい、日本でも劇場未公開になったというのも分かるが、無名時代のM・ダグラスが主演ということが現在では看板になっているが、それだけで終えてしまうには、ちょっともったいない人間ドラマである。
↓日本版/輸入版のビデオです。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- メディア: VHS
Adam at Six A.M. [VHS] [Import]
- 出版社/メーカー: Twentieth Century Fox
- メディア: VHS
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