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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その224) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「歌手 PART2」です。(前回に続いて「歌手」という括りで扱うことにするが、今回はこのテーマではなく、別テーマとしても良いような気もしますが...ただ、「3人組」ということでは、これはこれで他にも色々とネタがあるので...)で。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・10話」、「007」からは「ドクター・ノオ」です。

ケータイ刑事」:「・10話」。「美しき脚本家たち ~美脚連殺人事件」という物語。美人脚本家3人のユニットをフューチャーしての物語である。本放送当時であればともかく、本放送(2009/9/5)から2年も過ぎてしまえば、何だったんだ?という印象しか残らないというテレビらしい物語である。(「TVは時代を映す鏡」と言われているが、それだけで、映画のように時代に残るものとは区別されている...)

美脚連とは、丹羽Pが手掛けたユニットであって、「日本脚本連盟」(省略して「日脚連」と言う。)をもじった「美人脚本家連盟」を省略して「美脚連」としたものである。メンバーは中江有里、江本純子、篠崎絵里子の3人である。(中江は女優、江本は劇団主催をしているが、3人ともが脚本家としても活動している。また、中江と江本はCDをリリースした実績があり、篠崎は大学で音楽科に在籍していた。)ということで、3人とも本職の歌手ではないというメンバーである。

その美脚連がライヴを行うことになるが、それを中止しろという脅迫状が届いた。(差出人は「刺客連」とあった。)ちゃんと松山さんは会場に行って、警備と捜査を始める。

開場2時間前にリハーサルが行われ、その後控え室で篠崎が殺され、中江が何者かに襲われた。更に、江本が屋上から転落して死亡してしまった。が、江本は中江を襲ったと思われる凶器のナイフを持っていたことから、江本が犯人と思われたが、ちゃんは中江の話から不自然さを感じた。そして江本のノートに不自然なことがあったことから、そこに事件の謎を解く鍵があったことに気づいた。

ノートのページは破り取られていたが、筆圧によって下のページに書いた跡が残っていて、それを読み取り、中江が計画したものだった。

中江は16年ぶりに、ステージで歌を歌うことになったが、ステージに立つのであれば3人ひとまとめではなく、1人だけで立ちたく、そのために2人を殺害したのだった。

尚、物語の終わりに「この物語はフィクションです 登場した脚本家の皆さんは 本当は・・・いい人です」というテロップが表示された物語でした。

007」:「ドクター・ノオ」。1962年の記念すべきシリーズ第1作である。(初代ボンドの第1作でもある。)当初は本作ではなくて「サンダーボール作戦」をシリーズ第1作として製作する予定であったが、権利上のことがクリアされず、本作が映画化第1作になったという経緯がある作品である。

本当は目が見えるのに、盲目ということを装った3人組の殺し屋たち。「3匹の盲目のねずみ」と呼ばれているが、これはそういうタイトルの音楽が彼らのテーマ曲として劇中で使用されているためである。また、盲目ということを装って、ソングラスをして、白い杖を手に持っているが、もう片方の手には空き缶を持っていて、一応は芸をして稼ごうという姿勢を見せている。(ということで、歌手に見えないこともないということで、「歌手」という扱いにする。→本職ではないですが...)彼らはドクター・ノオの配下の殺し屋であって、イギリス情報部のジャマイカ支部に駐在しているカリブ海地域担当の局長のジョン・ストラングウェーズが定時連絡のためにクイーンズ・クラブから出てきたところを射殺した。そしてストラングウェーズの秘書のメアリーも殺害した。この時、3人は盲目の路上生活者のふりをしていた。(物乞いといては、空き缶を手にしていて、実際にストラングウェーズはすれ違いざまに硬貨を入れていた。)

が、ストラングウェーズからの定時連絡がなかったことで、ジャマイカで何か起こったと判断されてボンドが派遣されてきた。ということで、今度はボンドを殺そうとする。

ミス・タロ(ジャマイカ総督の秘書であるが、実はドクター・ノオのスパイである。)がボンドを暗殺するために誘い、自宅に迎えに来るように仕組んだ。で、その途中でボンドを襲って消す、という計画を立てた。で、ボンドを襲うために、ストラングウェーズの暗殺の時に利用して、ストラングウェーズの死体を運んだ霊柩車でボンドを待ち伏せした。

ボンドは車を運転してミス・タロの家に向かう。で、途中から山道に入った。で、殺し屋たちはボンドの乗った車が通りすぎると、直ちに後を追い、山道を走るボンドの車に追いつき、ボンドを消そうとして襲った。が、ボンドの運転テクニックは、(舗装されていない山道で)砂煙を上げながら追っ手を躱し、道に停まっていたクレーン車の合間を巧みにすり抜けたが、霊柩車の方はそれを躱そうとしたが、ハンドル操作を誤り、道から外れて崖下に転落していき、爆発炎上し、3人ともお陀仏となった。(結局、ボンドは3人の殺し屋たちに対して直接手を下すことはしておらず、3人が勝手に運転を過って自滅したということになった。)

共通点は、3人組であるということ本職の歌手ではないということで別の職業(「ケータイ刑事」では脚本家という共通点と、一部のメンバーは女優でもある。また、「007」では「殺し屋」である。)を持っているということ、そして、死者が出ているということである。(「ケータイ刑事」では1人だけ生き延びたが、犯人として逮捕されている。)また、結果的に自滅で身を滅ぼすことになった(「ケータイ刑事」では、証拠となるノートのページを破ったことからちゃんに疑問を持たせ、証拠を与えることになり、「007」では運転を過って勝手に崖から落ちていった。)というのも共通している。

相違点は、「ケータイ刑事」では1人が生き残っているが、「007」では全員死亡しているということと、「ケータイ刑事」では歌手としてライヴを行うということで、そのライヴは中止になったものの、リハーサルを行っていて、劇中でも歌っているが、「007」ではテーマ曲としての曲が流れているが、劇中では歌っていないという違いがある。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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