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WARRANT『DOG EAT DOG』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表された彼らの3rd.アルバムである。LAメタルのバンドとして知られている彼らであるが、前作の大ヒットの後、音楽的な売れ線が変化したという逆風の元で苦戦したアルバムということになってしまったが、それでも本アルバムはBillboardで最高位25位を記録している。(次のアルバムからはチャートインしなくなる。)

収録曲は以下の全12曲である。『Machine Gun』『The Hole In My Wall』『April 2031』『Andy Warhol Was Right』『Bonfire』『The Bitter Pill』『Hollywood (So Far, So Good)』『All My Bridges Are Burning』『Quicksand』『Let It Rain』『Inside Out』『Sad Theresa』。尚、日本版にのみ『Lincolns, Mercurys And Fords』がボーナス・トラックとして収録されているため、日本版だけは全13曲の収録となっている。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Machine Gun』がBillboardのメインストリーム・ロック・チャートで36位を記録しているが、HOT 100にはランクインしなかった。(同時に、2011年現在、彼らのシングル曲で最後にチャートインした曲と言うことになっている。)また、2nd.シングルの『The Bitter Pill』、3rd.シングルの『The Hole In My Wall』はチャートとは無縁であった。

お薦め曲はシングル曲の『Machine Gun』と『The Hole In My Wall』、それ以外からは『April 2031』と『Hollywood (So Far, So Good)』、そして『Inside Out』をピックアップしておく。

アルバムとしての完成度は前作同様に高いのだが、LAメタルというもの自体が既に過去のものというように扱われるようになったという逆風の元では、評価が悪い方になってしまったのが残念なところであった。チャート成績やセールスが伸び悩んだという現実があるが、そんなに悪い内容ではない。それよりも演奏の質は前作からまた一段高いレベルに達している。(ということで、セールスとチャート成績がアルバムの内容に比例しないということが'90'sになっても当てはまると言うことを教えるアルバムの一つということになる。)

結局、セールスが伸びなかったことが「失敗作」という烙印を押すことになってしまったが、'80'sのロックがお好きな方であれば、その評価は間違っていると言うことが直ぐに分かる内容のあるアルバムである。→再評価されて良いアルバムなんですがね...

 

Dog Eat Dog

Dog Eat Dog

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1992/08/25
  • メディア: CD


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