ケータイ刑事銭形海4話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、第4話「炎天下の殺意! ~渚のお嬢様殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から、「炎天下」について、「殺意」について、「渚」について、「お嬢様」について記します。尚、「殺意」は「零・11話[裏ネタ編]PART 2」で、「お嬢様」は「泪・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/4/27付です。
「炎天下」:ギラギラと焼けるような強い太陽の日差しの下、ということである。尚、「炎天」は焼け付くような強い日差しの空のことを言う。
よくある誤用としては「炎天下のもとで行われた」という言い方である。「炎天のもとで行われた」というのであれば正しいが、「炎天下」は「炎天の下」という意味であるため、「炎天下のもと」と言うと「炎天の下のもと」ということになって、意味が重複してしまう。(「馬から落馬した」と同様の誤用ということになる。)
俳句の世界では、「炎天」も「炎天下」も夏の季語である。(説明の必要はないですね。)また、英語では「Under Blazing Heat」、ドイツ語では「Ein heißer Wetterboden」、フランス語では「Un Fond du Temps Chaud」、イタリア語では「Fondo di Tempo Caldo」、スペイン語では「Fondo de Tiempo Caliente」、ポルトガル語では「Fundo de Tempo Quente」、中国語では「烈日當空下」と言う。
「殺意」:人を殺そうという気持ち、心、意思のことである。誰から対してこの気持ちを持つことは、感情の範囲であり、誰でも経験があることであろう。また、感情の範囲であるため、この気持ちを持つことだけでは犯罪行為とはならない。が、この気持ちを実行しようとして準備をして、対象者に対してこの意思を実行すると、その正否にかかわらず犯罪行為になるのは言うまでも無い。(失敗して実「殺人未遂」になる。)
英語では「Murderous intent」、ドイツ語では「Mörderische Absicht」、フランス語では「Intention Meurtrière」、イタリア語では「Intenzione Criminale」、スペイン語では「Intento Asesino」、ポルトガル語では「Desejo Para Matar」、中国語では「殺機」と言う。
「渚」:「汀」という表記もある。(但し、「汀」は「なぎさ」と読むだけでなく「みぎわ」と読む場合もある。)川、湖、海などの波の打ち寄せる場所のこと、波打ち際のことである。基本的には砂浜となっている場所のことである。そのため「浜辺」「水際」と呼ばれることもある。
尚、「渚」の元々の意味は、河川の中に砂や流石が集まって出来た小島のような場所のことを指していて、そこから転じて「水際の地」という意味になった。一方、「汀」の元々の意味は、水が打ち寄せる平らな砂地を指していたが、そこから「水際の砂地」という意味になった。その後、「渚」と「汀」は同じものを指すように意味が広がった。(本来は、「渚」と「汀」は別ものであって、「渚」は石のある場所で「汀」は砂地であった。)
英語では「Beach」、ドイツ語では「Strand」、フランス語では「Plage」、イタリア語では「Spiaggia」、スペイン語では「Playa」、ポルトガル語では「Praia」、中国語では「渚」と言う。
「お嬢様」:敬称としての意味と、特定の女性を指す言葉としての2つの意味がある。(対称的な意味となっている所が面白いところでもある。)
敬称としての「お嬢様」は、他人の娘に対して使われる言葉であって、特に自分と相手との関係に関係ない場合には、尊敬の意味を込めて使われる。(「お嬢さん」よりも敬意が高い言い方である。)また、未婚の女性に対して呼びかける際にも使われることがある。
また、主従関係がある場合は、主従関係の主人の娘に対して使われる言葉となる。(この場合は「お嬢さん」という言い方がされることは少なく、「お嬢様」と言うのが普通である。)尚、未成年の女性主君に対しても使われることがある。
一方、特定の女性を指す場合は、相手との関係なしにも貴族や良家の娘に対して使われる言葉である。この場合は敬意を込めて使われるため、「お嬢さん」と言われることは少ない。
更に、それ以外の意味として、世間知らずで苦労知らずな女性のことや箱入り娘のことを指し、軽蔑した意味合いで使われる言葉でもある。(表向きには蔑視の言葉は出さないが、そのニュアンスが込められている。)
この物語では、「良家の娘」という意味での「お嬢様」という意味で使っているが、同時に世間知らずで苦労知らずな女性のことを指す意味としても兼ねて使われている。実際、お嬢様学校である内部生と、途中から入学してきた外部生との間での差別などがこの物語の事件の背景にあって、完全に世間離れした世界で怒った事件でもありましたからね...
尚、銭形姉妹は本家、分家も祖父が警視総監という良家の娘であることから、「良家の娘」と言う意味での「お嬢様」という言い方は該当することになる。しかし、全員が世間知らずということはなく、みんながみんな、変わった相棒(高村さんも五代さん、岡野さん、松山さん)と組んで苦労していることから、蔑視する意味での「お嬢様」ということにはならない。→それだけに「お嬢様」と言うよりは「お嬢さん」と言った方が良いように思います。(「M1」「M2」「M3」では難波副総監が銭形姉妹のことを「お嬢様」と呼んでいたが、この場合は銭形警視総監の孫娘ということから尊敬の意味を込めての使用であって、蔑視の意味は無いのは言うまでも無い。)
尚、英語では「Miss」「Sister」「Ma'am」などが使い分けられるが、「Miss」は日本語での「お嬢さん」という意味が強く、「Sister」はそれよりも少し砕けた言い方、「Ma'am」は使用人や召使いが女主人に対して使われる。また、ドイツ語では「Junge Dame」、フランス語では「Jeune Dame」、イタリア語では「Giovane Signora」、スペイン語では「Señora Joven」、ポルトガル語では「Senhora Jovem」、中国語では「小姐」と言う。
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