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WILMA GOICH『LE COLLINE SONO IN FIORE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1999年にリリースされた彼女のベスト盤である。(彼女の代表曲のタイトルがそのままという、良くあるベスト盤である。)1965年にサンレモ音楽祭に登場し、'60年代後半に絶大な人気を獲得し、日本でもカンツォーネ・ブームを支える人気シンガーとして知られている彼女の往年のヒット曲が集められたベスト盤である。が、普通のベスト盤と違っているのは、当時の音源を使ったものではなく、新録によるベスト盤である。

収録曲は以下の全15曲である。(日本でも名前が知られているだけに、原題では無く邦題で記すことにしました。)『花咲く丘に涙して』『待ちわびて』『夜の想い』『愛の旅立ち』『愛のめざめ』『あなたのとりこ』『小さな幸』『今宵あなたとともに』『花のささやき』『白い月』『青春の思い出』『息子に』『人生は歌とともに』『古いイタリアの歌』『自由な女の子』。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『花咲く丘に涙して』と『花のささやき』、そして『愛のめざめ』『あなたのとりこ』『人生は歌とともに』『古いイタリアの歌』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、実に評判の悪いアルバムである。というのは、「新録」であるのに、そのことが明示されていないためである。(これは不当表示と言って良いですね。)そのため、当時のオリジナルを期待すると、詐欺にあったように感じてしまうので、評判が悪いのである。

しかし、新録と言うことでは、年令を重ねたことで表現力がより豊かになって、オリジナルとは違った味があるということである。(逆に、オリジナルにあった初々しさという所は消えていますが...)ということで、内容としては同じ楽曲でも新たに生まれ変わった第二章のような位置づけとなって、これはこれで別作品として十分楽しめるものである。

結局、本アルバムはジャケットに「不当表示がある」(=「新録」という表示を追加すればことは収まるのですが...)ことで、全てが五味のように扱われてしまったということで、レコード会社が全て悪いというアルバムである。

ベスト盤では、タイトルに偽りのある「究極のベスト」シリーズと共に、レコード会社が如何に人を騙して売ろうとしているのかということを実戦しているアルバムということで、レコード会社の悪行史に名前を刻むになってしまったという被害者というところもあるが、内容のことでは評価し直すべきアルバムである。

 

花咲く丘に涙して

花咲く丘に涙して

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1999/12/23
  • メディア: CD


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