SSブログ

ケータイ刑事銭形零23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、信長・秀吉・家康というとこれということから「ホトトギス」について、現代に戻ってきてちゃんが口にした「ギネス」について、その後の入電にあった言葉から「不審者」について、「乱入」について、「鑑識メモ」での問題の解説の所に出てきた「グレゴリ歴」について記します。尚、「ギネス」は「・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/1付です。)

ホトトギス」:カッコウ目カッコウ科に属する鳥である。分類からわかる用に、カッコウに似た鳥である。(カッコウよりも小型である。)

翼長は20cm弱、尾羽は15cm程度というそれほど大きくない鳥であって、頭部と背中は灰色、翼と尾羽は黒褐色、胸と腹は白色で黒い横縞模様がある。また、目のまわりには黄色のアイリングがあることが特徴となっている。

分布は広く、アフリカ東部からマダガスカル、インドから中国南部、インドネシアなどにまでに分布している。また、そこから更に東の中国北東部や朝鮮半島、日本には5月頃に飛来してくる。(中国南部やインドなどに越冬で渡っていたものがやってくる。)

主に山地の林に住むが、自らは巣を作らず、ウグイスの巣など、他の鳥の巣に産卵する。そしてそこで抱卵して孵化させ、雛を育てる。(早い話、巣を乗っ取ってしまい、雛を育てることになる。)

鳴き声にも特徴があって、「てっぺんかけたか」「ほっちょんかけたか」などと聞こえるとして知られている。また、昼夜に関係なく鳴くことでも知られている。

日本では、夏になって飛来してくる鳥であるため、夏鳥としてしられていて、古くから和歌で詠まれたり、文学にも登場している。(夏の季語である。)

また、別名の多い鳥であって、「ホトトギス」の他にも「杜鵑(とけん)」、「時鳥」「子規」「不如帰」「杜宇」「蜀魂」「田鵑」「霍公鳥」「郭公」「沓手鳥」「夕影鳥」「夜直鳥」などと呼ばれることもある。(これらも基本的に夏の季語である。)

英語では「Grayheaded Cuckoo」、ドイツ語では「Grayheaded-Kuckuck」、フランス語では「Coucou Grayheaded」、イタリア語では「Cuculo di Grayheaded」、スペイン語では「Cuco de Grayheaded」、ポルトガル語では「Cuco de Grayheaded」、中国語では「杜鵑」と言う。

尚、植物で「杜鵑草」と記して「ほととぎす」と読む植物がある。これはユリ科の多年草であって山地に自生している。白色に紫色の半天のある花を咲かせるが、これが(鳥の)ホトトギスの腹の部分の斑紋に似ていることからこの名前が付いたものである。よって、一応(鳥の)ホトトギスと関連がある草ということになる。(あくまでも命名のことで関連しているだけですが...)

ギネス」:イギリスのビール会社である「ギネス社」のこと、または、各種世界記録を集めた「ギネス・ワールド・レコード」(2002年以前は「ギネス・ブック」の名前が使われていたが、以後は「ギネス・ワールド・レコーズ」(「ギネス世界記録」)に改称され、こちらの名前が使われている。)のどちらかを指す。日本では後者の方が有名であって、「ギネス世界記録」または「ギネス・ワールド・レコーズ」のことを指すのが一般的である。(前者を指す場合は「ギネス・ビール」と言うのが一般的である。)

前者は、アイルランドのビール醸造会社(創業は1756年という老舗メーカー)であって、黒スタウトを製造していることで知られている。

そのビール会社が1951年に初めて出版したものが後者である。「世界一速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロかライチョウか」という議論になって、なかなか結論が出なかったことで、世界一を集めた本があれば、ということが元になり、1951年に諸藩が発効された。(運営の方は、ギネス社とは分離されていて、「ギネス・ワールド・レコード社」が発行している。)

ちなみに、11月の第二木曜日が「ギネス世界記録の日」と定められている。(第二木曜なので、毎年日にちは変わることになります。)

記録を申請すれば全て掲載されるというものではなく、事前連絡をして、送られてくる書類を整えて申請する必要がある。(当然、英語の書類である。)また、記録達成を証明する写真やビデオも必要であって、その費用もバカにならない。また、記録の方も倫理的、道義的に問題がないか、危険なものではないかという審査があって、これらをパスしないと、申請しても受け付けられない。

各地で(観光客誘致の)話題作りのためとして、「ギネスに挑戦」という催しがよく行われているが、「記録は破られるもの」であることをお忘れないように。

英語では「Guinness World Records」、ドイツ語では「Guinness-Buch der Rekorde」、フランス語では「Livre Guinness des Records」、イタリア語では「Guinness dei Primati」、スペイン語では「Libro Guinness de los Récords」、中国語では「吉尼斯世界記録大全」と言う。

不審者」:挙動が怪しく疑わしい人のこと、怪しい人のこと、胡散臭い人のこと、警戒を要する人のこと、嫌疑がある人のこと、いかがわしい人のこと、よく分からない人のこと、などをいう。

尚、「ふしん」というと「不審」以外にも「不振」や「不信」という感じがあるが、当然のことながら「不振」も「不信」も「不審」と意味が異なる。(「不振者」という言い方は無いが、「不信者」という言い方はあって、信用することのできない人のことを指し、「不審者」とは意味が異なるのは言うまでもない。)

不審者については、犯罪を引き起こす可能性があるということで注意が必要であるのは言うまでもないが、過剰になりすぎると、単に道を教えて欲しいと尋ねてきた人や、善意で高齢者に手を貸した人を不審者と勘違いするなど、錯誤による不審者(当然、「不審者」ではない。)もある。これが酷くなると、警察に通報されて、ということもある。

この物語では、現代に現れた今川義元のことを指していたが、鎧兜で兵隊を率いていたら、「怪しい」ということで不審者とされるのも仕方のないところですね。(武器を持っているのも明かであるだけに、凶器準備集合罪も適用出来ますし...)

英語では「Suspicious Individual」、ドイツ語では「Verdächtiges Individuum」、フランス語では「Individu Soupçonneux」、イタリア語では「Individuo Diffidente」、スペイン語では「Individuo Sospechoso」、ポルトガル語では「Indivíduo Suspeito」、中国語では「可疑者」と言う。

乱入」:乱暴に押し入ること、無法に押し入ることをいう。また、これで入って来た人のことを「乱入者」という。また、イベント会場などに入ってきて、そのイベントの進行を妨げたり、妨害することも「乱入」という。尚、普通に入って来て、何もしない(イベントの進行の邪魔をしない)場合は「乱入」とは言わない。

プロレスの会場では、現在進行中の試合と関係ないレスラーが海上に乱入してきて、パフォーマンスを行ったり、暴れて試合の妨害をすることがあるが、これは文字通りの「乱入」ということになる。

英語では「Intrusion」、ドイツ語では「Störung」、フランス語では「Intrusion」、イタリア語では「Intrusione」、スペイン語では「Intrusión」、ポルトガル語では「Intrusão」、中国語では「闖入」と言う。

グレゴリ歴」:「グレゴリー暦」「グレゴリオ暦」という言い方もある。現在使われている太陽暦のことてある。1582年に当時のローマ教皇であるグレゴリウス13世(第226代のローマ教皇である。)が制定した暦である。

それまで使用されていたユリウス暦を改訂したものである。ユリウス暦は、1年を365日として、4年に一度が366日になるというものであって、紀元前45年から使われていた。が、実際の1年は365.2422日であるため、ユリウス暦では1年が365.25日となり、その誤差が16世紀になると既に10日を超えていた。これを修正するため、1年を365日、4年に一度は366日とするが、400年間の間の閏年を97回にして、1年を365.2425日にしたものである。(→西暦が100で割り切れる年は閏年としないが、400で割り切れる年は閏年とする。)

計算したら分かるが、ユリウス暦では約128年で1日の誤差が生じるが、これを3330年で1日の誤差という所まで小さくなるようにしたのがグレゴリ暦である。

1582年に採用されたが、どのように暦を切り替えたかというと、1582年の10/4の次の日を10/15ということにして、春分/秋分がずれていたことを吸収した。(但し、全世界が同時に行ったのではなく、導入時期は国によってバラバラであった。)

最初に導入したのは、イタリア、スペイン、ポーランドなどであって、1582年10月15日からの導入である。16世紀に導入されたのは、他にはフランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、ハンガリーなどの欧州で、カトリック系の国々である。イギリスは1752年、日本が1873年、中国は1912年、ロシアは1918年から導入している。しかし、現在でもユリウス暦を採用している国もある。(フィンランドを除く正教会の国々である。)但し、現在でもユリウス暦が使用されている国も、基本的には修正されたユリウス暦が用いられている。

日本での1873年の太陽暦(グレゴリ暦)導入は、明治5年(1872年)の12/2をその年の大晦日とし、明治5年12月3日を「明治6年(1873年)1月1日」にするという形で導入された。

英語では「Gregorian Calendar」、ドイツ語では「Gregorianischer Kalender」、フランス語では「Calendrier Grégorien」、イタリア語では「Calendario gregoriano」、スペイン語では「Calendario Gregoriano」、ポルトガル語では「Calendário Gregoriano」、中国語では「陽暦」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

啼かなくていいホトトギス

啼かなくていいホトトギス

  • 作者: 小林 正観
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2010/08/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
仰臥漫録 (岩波文庫)

仰臥漫録 (岩波文庫)

  • 作者: 正岡 子規
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1983/11/16
  • メディア: 文庫
郭公―日本の托卵鳥

郭公―日本の托卵鳥

  • 作者: 吉野 俊幸
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 大型本
ギネス世界記録2011

ギネス世界記録2011

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/11/17
  • メディア: 単行本
犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)

  • 作者: 浜井 浩一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/12/13
  • メディア: 新書

不審者対策研修ハンドブック―安全な学校をつくる (教職研修総合特集)

  • 作者: 国崎 信江
  • 出版社/メーカー: 教育開発研究所
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

グレゴリー暦の文化史的研究―現行暦の起源と普及および改良問題 (1959年)

  • 作者: 岡田 芳朗
  • 出版社/メーカー: 日本史攷究会
  • 発売日: 1959
  • メディア: -

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。