WHITESNAKE『LOVEHUNTER』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らの2枚目のスタジオ・アルバムである。第三期DEEP PUEPLEのボーカリストとして知られるDAVID COVERDALEが中心となって結成されたバンドである彼らが、欧州と日本などで広く知られるようになったアルバムである。ブルース主体のハードロックというスタイルも明確になって、内容の方も充実しているアルバムである。チャート成績の方は、活きリスで最高位29位を記録している。
収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2006年にリマスタされた時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Long Way From Home』『Walking In The Shadow Of The Blues』『Help Me Thro' The Day』『Medicine Man』『You 'n' Me』『Mean Business』『Love Hunter』『Outlaw』『Rock 'n' Roll Women』『We Wish You Well』。(以下、ボーナス・トラック、全てが「Radio 1 Session Version」である。)『Belgian Tom's Hat Trick』『Love To Keep You Warm』『Ain't No Love In The Heart Of The City』『Trouble』。
この中からシングル・カットされたのは『Long Way From Home』である。イギリスでは最高位55位を記録するヒットとなっているが、それ以外の国では特にヒットを記録しなかった。
お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『Long Way From Home』、そして『Walking In The Shadow Of The Blues』『Mean Business』『Rock 'n' Roll Women』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーの『Love Hunter』をピックアップしておく。
COVERDALEが目指すブルースとハードロックという方向性がはっきりと表れているものの、一部の曲ではポップな所が出ているものの、HRファンであれば一応は納得できる内容となっている。また、COVERDALEのボーカルも味のあるところを発揮していて、聴かせてくれている。尚、彼らは欧州と日本では本アルバムによって知られるようになるが、'70'sのアメリカではハードロックというものがマイナーなものという認識でしかなかったことで、鳴かず飛ばずという状態であったが、日欧というHRの大きなマーケットで認知されたことで、期待のバンドと言うことになったのも本アルバムによってである。
ということで、HRファンであれば、聴いておくべきアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!
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