ゴーカイジャー #31 [特撮]
15年が経過しているのに、あんまり変わっていない超力・赤と桃が登場した物語。(やはり「超力」が働いているのか???)が、オーレンジャーというと、やっぱり三浦参謀長が出てこないとと思ってしまう。(今回は、その意味では「肉のないスキヤキ」「気の抜けたコーラ」と感じられた。)まあ、オーレンジャーはミリタリー戦隊であるだけに、「定年」ということもしっかりとあって、参謀長は定年を迎えて退任していると解釈しておきます。また、赤、桃というキャストはいいのだけど、どうせなら、(4代目)格さんとなった青にも登場して欲しい所でした。ということで、今回は、もっと盛り上がりを感じる物語になるはずなのに、空振りだったという感じで、今一つでした。(やっぱり、「肉のないスキヤキ」と言った感じでは...)
ということで、今回は色々と、過去の作品の美味しいところを掻い摘んでいることから生まれる物語上の矛盾点や疑問点などの設定上の粗が色々と感じられる物語となってしまったという印象の方が強く、作品の限界と言うことを感じてしまう物語でした。
冒頭で、他の戦隊(多分、チェンジマン?)が襲われて大いなる力を奪われた、ということは、歴代戦隊同士は横の繋がりがあるということになる。が、それは地球守備隊とUAOHなど、複数のミリタリー戦隊が共存することになる。地球規模の侵略者に対して、そういう複数の戦隊が手を組んで対処しないのは何故?ということになり、ひいては歴代の世界を合体させたことによる設定上の弊害が現れてますね...(他の戦隊についても同様で、合体ロボまで持つという技術力の高さもあるのに統合するということもないし...)
バスコが登場する時は、殿下がお休みということが多いが、ザンギャックの「戦隊らしいごっこのような」戦略が面白いのに、ちょっと寂しいですね...
物語としたら、バスコの真の姿が登場するというように、前に進んでいるということと、ゴーカイが派手な敗北を喫したということで、一つの節目になる物語だったと言うことになるが、今一つ、これという面白いポイントがなかったためか、つまらない平凡な物語になったのが残念でした。
まあ、超力・桃が当時とそれほど変わっていないということで、大いなる力で若さを保っている、と思えたら、それはそれで「大いなる力」の凄さを感じられるのですが...
また、ラストの展開では、(このまま)「次回に続く」ということで、次回も超力・赤と桃は登場しそうな尾張方だったけど、次回予告ではそういう所が全くないということは、登場しないと考えるのが妥当なところですかね。→そうなると、今回の物語が浮いてしまうことになってしまうだけに...
尚、『虹色クリスタルスカイ』の方が使われていたが、元々はこっちがOP主題歌になる予定だったという経緯があるだけに、ここは良いところでした。(あと、オーレバズーカーが見られた所も...)
尚、オーレンジャーとゴーカイジャーは(オリジナルの初期5人が)数少ない色と性別が一致している戦隊であるだけに、パチモン戦隊の方は大きな違和感も泣く、それが逆に、何も印象に残ることが無かったのは、同なんですかね...???
ところで、言葉だけで片付けられた「チェンジマン」「フラッシュマン」「マスクマン」に関しては、残念ながら、オリキャス・ゲストも無く、今回で処理されてしまったと考えるべきなのでしょうね。
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