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「AFTER FOOD OF THE GODS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「ゴッド・フード 巨大生物の恐怖」である。日本での劇場公開は1992年4月であった。タイトルから、1976年の作品である「巨大生物の島」(原題:THE FOOD OF THE GODS)の続編のように感じられるかも知れないが、タイトルだけを借りたものであって、ストーリー的な続編ではない。B級のSFバイオ・ホラー作品である。

作品データを記しておくと、時間は86分、原案はリチャード・ベネットとE・キム・ブリュースターの2人、監督はダミアン・リー、脚本はリチャード・ベネット、撮影はカーティス・ピーターセン、音楽はスティーヴ・パーソンズとデニス・ハインズの2人である。そして出演は、ポール・コーフォス、リサ・シュレイジ、ジャッキー・バロウズ、コリン・フォックス、フランク・ムーア、リアル・アンドリュース、フランク・ペレグリノ、スチュワート・ヒューズ、たちである。

遺伝生物学の権威であるケイト・トレガー博士には矮小発育症に冒された12才の息子がいた。彼女は息子の治療のために、メサイアノルという治療薬の開発を急いでいた。しかし、息子は日に日に衰弱していく。そして彼女は、ある日、実験途中のメサイアノルを息子に投与してしまった。すると、萎縮していた少年の体は急激に成長して巨大化してしまう。ということで、彼女は同僚のニール・ハミルトン博士に救いを求めた。ニール博士は、食料危機を打開するために食物を巨大化するという研究を行っていた。で、メサイアノルの解毒剤を開発しながら、ニールは同時に、自分の研究対象にメサイアノルの投薬を試みた。すると、トマトが見る間に巨大化し、ニールは自分の研究に成果があったことを感じていた。しかし、ことは翌日に起こった。実験室にやってくると、そこは破壊されていて、実験動物の姿はなかった。更に、獣に襲われたような死体が発見される。更に、複数の犠牲者も発見される。そして、その原因は実験用のねずみが巨大化したということが分かり、巨大ねずみ胎児が始まった、ニールは自分のペットのハツカネズミを巨大化させて、実験のねずみたちをある場所におびき寄せる作戦を立てて、実行した。ねずみたちはその通りにやってきて、待ち構えていた狙撃隊が全滅させた。

テンポも良く、こういう作品のツボはしっかりと抑えられている作品である。とは言っても、A級作品とは違って、ノリはやはりB級である。「巨大化」という古くからあるアイデアであるが、徹底するとそれもまた面白いということが分かる作品である。ホラー・パニック作品としてはそこそこの出来であるが、ラストの詰めは猛一捻り欲しい所でもありました...(尚、大作志向の方は、近づかない方がよいのは言うまでもないですが...)

 

↓ビデオとLDですが...(DVD化されていません)

ゴッド・フード~巨大生物の恐怖~ [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東和ビデオ
  • メディア: VHS

ゴッド・フード~巨大生物の恐怖~ [Laser Disc]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
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