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毒姫とわたし#19 [ドラマ]

美姫のニセ母騒動に決着をつけて、いよいよエリカか美姫に対抗してくるという所への橋渡しとなった物語でした。何だかんだで小麦と美姫の絆が揺るがないものになっているだけに、周囲が騒々しくても落ち着いた物語としてみられました。が、テンポの良さは相変わらず失ったままでした。

その一方で、エリカの決心については、もう少しじっくりと描いて欲しいところでした。このままでは美姫をイビるポジションとしては心理的な描写不足から、役不足に鳴りかねないし...

小麦は春江に、美姫の母の振りを続けるように告げた。で、君嶋社長の所に行って1億円の借金の申し出をした。が、社長なりの上手い説明で断られる。が、それを聴いていた美園が1億の提供を申し出た。但し、交換条件は、小麦が美姫の担当を外れて自分の担当になることだった。桜子の手術費用を捻出させるために小麦はその条件を呑んだ。

エリカは、どん底の状態から、美園の名刺を思い出し、自分も作家になる決意をして、美園を呼んだ。が、美園を嫌うみやびと対立。が、エリカは自分の意思で呼んだことを言うと、あらためてみやびに絶縁状を叩きつけた。

友樹は小麦に、美姫のニセ母騒動は全て自分の入れ知恵だったことを語り、同時に、それを知っていて美姫に話さない小麦も同じ穴の狢と言った。が、小麦は美姫のためと思って、悩みながらも黙っていた。

美姫の口座にお金が振り込まれ、桜子が渡米して手術する手配が整う。で、病院で見送る美姫と小麦。桜子と春江が旅立っていくと、美姫は小麦を責める。美姫も、春江の様子から、本当の母親ではないと気づいていて、嘘をついていたことを責めた。しかし、美姫は小麦の気持ちも分かっていて、思い出を暮れたことを小麦に感謝していた。

友樹は、小麦と哲也の元を訪れ、天使園を辞めることを告げたが...

美姫の毒舌ぶりが出ていないが、全ては病気の桜子を助けるためであって、桜子を最優先にしていたということで、美姫の人の良さがしっかりと描かれている。また、小麦に対しても、正直な気持ちをストレートに伝えることが出来ないが、心の底から信頼していることがよく分かる。(「うちの家族は小麦だけや」とまで言っていましたし...)美姫と小麦に関しては、完全に黄金の絆が出来上がっているということを改めて描いていて、2人の主人公は本当によい関係になっていましたね。

一方、次はエリカが美姫に対抗してくることになるが、ツンデレぶりもあって、ツンデレちゃんを思い出しました。

みやびは、美園に対してもっと徹底的に嫌だという所を出して欲しいですね。(塩をまく、とかはして欲しいところです。)

 

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