毒姫とわたし#21 [ドラマ]
先週は完全に息切れ状態になっていたが、第5週に入って再びファイヤー!!ということで、またまたトップギアに入れて走りだしたと感じられた物語でした。特に、エリカがダークサイドに堕ちて、美姫と小麦に対して嫉妬丸出しで、新たな悪役的なポジションを奪いそうになって、面白くなってきました。その一方で、美姫の前向きさとそれを信じている小麦という2人の絆が深いところもしっかりと描かれていて、2人の主人公を徹底的にいたぶろうという昼ドラらしい所とが融け合って、何だかんだと言ってもやはり東海テレビお得意の「昼ドラ」なんですね。その分、コメディ・タッチの所が無くなってきているのも事実ですが...
特に、エリカの嫉妬深さ、妬みの強さという所が良いですね。もともと雷ちゃんは結構嫉妬深い所があり、母親・みやびは元相模悪竜会のヘッド、トミーが父親でということになると、本家の泪ちゃんに対しての妬みもスイッチが入ると止まらないと言うことでしょうね。(早織さんも「銭形雷」の頃からは演技力もアップしていて、いろいろと良い表情を見せてくれますね。)
エリカの作品(実は、ゴーストで美園が書いた作品)のヒットで、君嶋出版の電子週刊誌はリニューアルすることになる。美園の口利きで、ネームバリューのある作家が新たに参入することもあって、美姫は降板という決定がされた。小麦は反対するが、既に決定事項で、美姫にも伝えられていた。小麦は、力がなかったことを美姫に謝るが、美姫はショックを受けていたものの、「ピンチはチャンスだ」と言って、前向きな姿勢を見せていた。が、小麦には美姫の気持ちが分かっていた。そんな美姫と小麦の様子を見ていて、エリカは美姫に対する嫉妬が更に燃え上がっていく。
友樹が哲也に、あの事故は自分ではなく、母・佳子が起こしたもので、自分はその罪を被ったという事実を口にした。ショックを受けた哲也は母を問い詰めると、その通りで、直ぐに君嶋社長に手を回し、友樹が起こした事故ということで示談を成立させ、更にマスコミに対してももみ消していたと言うことが分かった。
そんな中、小麦の父が倒れたという知らせが届き、病院に駆けつけた小麦と哲也。幸いにも無事であり、一安心。小麦は美姫にそのことを伝えるが、エリカは、小麦が美姫にだけ伝えたことに嫉妬した。
一方、エリカの母・みやびは、エリカの結婚相手を探すことにして、色々と見合いの相手を集めようとしていた。が、友樹と寝たエリカは(友樹の入れ知恵で)「結婚したい人がいる」と言って、那珂川哲也の名前を口にした。
美姫と小麦のやりとりのテンポの良さとは違って、エリカがダークサイドに堕ちていき、美姫に対して、更には小麦に対しても悪の手を伸ばし始めていくが、その過程がジェットコースターが一気に下り坂を下るような感じがして、全く異なる2つのテンポが面白かったですね。
後半に入ったが、改めてスパートしたようで、今週は再び面白くなりそうです。
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