ケータイ刑事銭形零25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第25話(2nd.12話)「銭形零の殺人!? ~警視庁密室殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目の増補となる今回は、五代さんがぼやいていた言葉から「厄日」について、「八方塞がり」について、おじいちゃまはこれに行っていると言うことから「視察」について、「スコットランド・ヤード」について、五代さんがこらえていて最後に出した「パンチ」について記します。尚、「八方塞がり」は「泪・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 2」で、「スコットランド・ヤード」は「海・13話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/15付です。)
「厄日」:暦で災難が起こるとされる日のことを言う。元々は陰陽道に於いて、何らかの厄難に遭うので忌み慎むべき日とされる日であった。そこから吉凶の日が決まることになった。
それらから生まれた風習としては、友引の日には葬式を避ける、三隣亡には建築を避ける。苗日には田植を避ける、というのは現在でも受け継がれている。
また、農家では天候による厄難が多いとする日のことを指し、二百十日、二百二十日などがこれに該当する。(いずれも立春から数えての日にちであって、暴風雨、台風の襲来を警戒する日として厄日にされていた。)また、そのため、「厄日」「二百十日」「二百二十日」は俳句の世界では秋の季語になっている。
英語では「Unlucky Day」、ドイツ語では「Unglücklicher Tag」、フランス語では「Jour Malchanceux」、イタリア語では「Giorno Sfortunato」、スペイン語では「Día Desafortunado」、ポルトガル語では「Dia Azarado」、中国語では「災難之日」と言う。
「八方塞がり」:どの方面にも障害があって、その苦しい局面を打開するための方法が見つからず、手の施しようがない状況になったことを言う。
元々は、陰陽道で、8つの方角(東、西、南、北、北東、東南、南西、西北)のいずれに行くのにも不吉な結果しか生じない「凶」であることを意味する言葉である。そこから転じて、あらゆる方向に手を打っても障害があって、手の打ちようが無いことを意味する言葉となった。
尚、「八方」とは東、西、南、北、北東、東南、南西、西北の8つの方角のことを意味しているが、これは8つの方角を指すのではなく、「あらゆる方向」という意味である。そのため、「八方破れ」という言葉は、あらゆる方向から攻められるように備えが全く無く、隙だらけでどうしようもない状態を意味し、「八方美人」は周囲の誰からも良く思われるように立ち回る人を意味する。「八方塞がり」を含め、これらの言葉の「八方」は「八紘」と同じ意味である。(※「八紘」は四方(=東西南北)と四隅(=北東、東南、南西、西北)という意味と、そこから転じて「地の果て」「天下」「全世界」と言う意味がある。)
英語では「In Dire Straits」「Up Against a Wall」「A No-Win Situation」「Deadlocked」などと言い、中国語では「走投無路」と言う。
「視察」:実地に行き、状況を調べ、見極めることを言う。災害が発生した場合、その対応のために被災地に行って視察するということは頻繁に行われているが、災害時以外でも視察は色々と、そして頻繁に行われている。
但し、視察は現場の状況を直接見て知ることは出来るが、現場にとっては邪魔なもの、余計なことになって、大きな負担を掛けることもあり得る。(特に、災害現場の視察ではこの問題が大きく、批判されている所でもある。)
また、優れたことを実現した場所に対して、それを学び、参考にしたり取り入れたりするために行われる視察もよくあることである。(受け入れる側は、見学コースを設定している所もある。)特に、新技術を取り入れた工場などでは、それを公開して工場見学ルートとしている所もあります。
英語では「Inspection」、ドイツ語では「Inspektion」、フランス語では「Inspection」、イタリア語では「Ispezione」、スペイン語では「Inspección」、ポルトガル語では「Inspeção」、中国語では「視察」と言う。
「スコットランド・ヤード」:現在は「ニュー・スコットランド・ヤード」とも呼ばれている。日本語に訳すと「ロンドン警視庁」ということになる。これはロンドンの首都警察のことである。が、所轄地域はシティ・オブ・ロンドンを除くグレート・ロンドンの全域(=シティ・オブ・ウエストミンスターと31の特別区)である。域内人口は約750万人である。→日本で言えば、警視庁とほぼ同じような感じという認識で良い。(警視庁は東京都を管轄しているので、23区だけを管轄していると思うと、よりイメージは近くなるでしょう。)尚、「スコットランド」の名前があるが、イギリス北部のスコットランド地方を管轄している訳ではない。
イギリスで唯一の国家警察であり、管轄区域はグレート・ロンドンであるが、それ以外に、全国の犯罪記録や資料の保管、管理を行っている。また、各自治体警察の要請があれば、グレート・ロンドン以外で起こった事件についても捜査に当たることがある。
歴史は古く、18世紀の市民警察が前身であり、1829年に警察組織として首都警察が創設されたが、これに引き継がれる。この地は、かつてスコットランド王家の離宮があった場所であり、そこに庁舎があったことから「スコットランド・ヤード」と呼ばれるようになった。(当時も現在も、スコットランド地方の警察関係には全くタッチしていない。)1890年に移転し、テムズ河畔のウエストミンスター橋の近くに庁舎が置かれたが、この場所は、シャーロック・ホームズの小説に出てくるスコットランド・ヤード庁舎の場所であり、お馴染みである。尚、その場所には1967年までで、その後、現在の場所(ウェストミンスターのブロードウェイ街)に移転している。
組織を構成する警察官の数は約31000人であり、一般職員を含めると45000人を越える大所帯である。(参考までに記しておくと、日本の警視庁は、警察官は約43000人、一般職員を含めると約45500人であるので、警官数は日本よりも少ないが、一般職員が警視庁よりも多く、人員的な規模としては同程度ということになる。)
「ケータイ刑事」と「スコットランド・ヤード」の関係としては、「M1」で愛ちゃんがスコットランド・ヤードに留学している、と語られているのと、「海・1st.13話」で高村さんがスコットランド・ヤードへの出向が決まり、海ちゃんとのコンビを解消するということで名前が登場している。
英語をはじめ、殆どの言語で「New Scotland Yard」(「Scotland Yard」と言う言い方もある。)と言う。また、ドイツ語では「Schottischer Hof」と言う言い方もある。また、中国語では「蘇格蘭場」または「倫敦新蘇格蘭場」と言う。
「パンチ」:叩くこと、打撃のこと、拳固で(他人を)殴ること、ボクシングで相手を打つことを言う。また、他の意味では、相手に強い印象を与えること、またはその力のことを指す。更に、紙(切符、テープなどを含む)に穴を開けること、またはその為に使用される装置のことを言う。
初期の大型コンピュータでは、紙テープに穴を開け、それを用いてデータの保存やデータ入力を行っていたため、その分野では「パンチ」と言うと重要なものであったが、一般的には拳固で殴ることを言う。また、鉄道の切符も、現在では自動改札機が普及していることもあって、パンチが使われることも少なくなっている。(車内検札でも、最近ではパンチではなくて判子を押すというものが増えているので、使用されなくなっている。)
この物語では、言うまでもなく相手を殴ることに関係しているので、拳固で殴ることを指している。
英語では「Punch」、ドイツ語では「Schlag」、フランス語では「Coup de poing」、イタリア語では「Pugno」、スペイン語では「Ponche」、ポルトガル語では「Ponche」、中国語では「打撃」と言う。
幸運をつかむ九星方位暦―最悪の厄日・日破殺を避けて運気の波をつかむ!〈平成17年度版〉
- 作者: 高島 泉妙
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
海外農村視察必携 世界の農業をどうとらえるか (全集 世界の食料 世界の農村)
- 作者: 七戸 長生
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1993/06
- メディア: ペーパーバック
ロンドン警視庁―素顔のスコットランドヤード (サイマルBBCライオン・シリーズ)
- 作者: 岩崎 広平
- 出版社/メーカー: サイマル出版会
- 発売日: 1990/12
- メディア: 単行本
まったく新しいボクシングの教科書―誰でも、パンチ力が2倍・3倍になる!
- 作者: 野木 丈司
- 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
ファミリーツール(FAMILY TOOL)回転式穴あけパンチ 05452
- 出版社/メーカー: ミツトモ製作所
- メディア: ホーム&キッチン
コメント 0