ZOMBIES『BEGIN HERE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1965年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。尚、アメリカではグループ名をタイトルにした「THE ZOMBIES」というタイトルでリリースされている。
収録曲は、オリジナル盤では全14曲であったが、CD化されたときに8曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全22曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Road Runner』『Summertime』『I Can't Make Up My Mind』『The Way I Feel Inside』『Work 'N' Play』『Medley: You've Really Got A Hold On Me/Bring It On Home To Me』『She's Not There』『Sticks And Stones』『Can't Nobody Love You』『Woman』『I Don't Want To Know』『I Remember When I Loved Her』『What More Can I Do』『I Got My Mojo Working』。(以下、ボーナス・トラック)『It's Alright With Me』『Sometimes』『Kind Of Girl』『Tell Her No』『Sticks And Stones (Alternate Take)』『It's Alright With Me (Alternate Take)』『I Know She Will (Demo)』『I'll Keep Trying (Demo)』。
この中からシングル・カットされたのは手ビュー曲の『She's Not There』である。(ボーナス・トラックにもシングル曲はあるが、オリジナル盤の収録曲からは1曲である。)本国イギリスでは最高位12位を、豪州では11位を、そしてアメリカとカナダでは共に最高位2位を記録する大ヒットになった。尚、ボーナス・トラックの『Tell Her No』もイギリスでは42位、アメリカとカナダでは共に6位を記録している。
お薦め曲(オリジナル盤の14曲からのチョイスです。)は、彼らの代表曲の1つである『She's Not There』、アメリカでは未リリースのシングルのB面の曲である『Woman』、3rd.シングルのB面曲の『What More Can I Do』、そして『Medley』と『I Got My Mojo Working』をピックアップしておく。
本アルバムが発表された時期は、(第一次)ブリティッシュ・インヴェージョンの波に乗って、本国イギリスよりもアメリカでの方がより大きなヒットになったのだが、ロックンロールにジャズやクラシックの要素を取り込んだ独自のサウンドは'60'sサウンドらしいものであるが、その魅力は発表から40年以上が流れた現在でも色褪せていない。
また、結局は空中分解することになったが、2nd.アルバムの評価が高いが、本アルバムも内容の方は充実していて、魅力あふれるアルバムとして仕上がっている。ということで、ブリティッシュ・インヴェージョンに関係するバンドの中でも彼らはしっかりと聴いておきたいバンドであり、本アルバムも外さないで聴いておきたいところである。じっくりと堪能しましょう。
Begin Here: Complete Decca Mono Recordings
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Repertoire
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: CD
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