「ALIEN FROM L.A.」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「エイリアン FROM L.A. 地底王国アトランティス」である。日本での劇場公開は1990年8月であった。発想は面白いのだが、作品としたらB級であって、それなりのSF作品である。
作品データを記しておくと、時間は87分、監督はアルバート・ピュン、脚本はデブラ・リッチ、レジーナ・デイヴィス、アルバート・ピュンの3人、撮影はトム・フレイザー、音楽はジェームズ・サード、トニー・リパレッティ、スティーヴ・レガシック、ジム・アンドロンの4人である。そして出演は、キャシー・アイアランド、ウィリアム・R・モーゼス、リチャード・ヘインズ、トム・マシューズ、ドン・マイケル・ポール、リンダ・カーリッジ、ジャニー・デュ・プレシス、ラッセル・サヴァディエール、サイモン・ポーランド、ロックナー・デ・コック、アルバート・マリッツ、ディープ・ロイ、クリステン・トラックセス、たちである。
ロスに住むごく普通で地味な少女・ワンダ・サクヌッセンは、失踪した考古学者である父・アーノルドを捜すためにアフリカヘ旅立った。父は地底世界の探索を行っていて、父の日記を手掛かりにして、ワンダは地底王国アトランティスへの入口を見つけてしまった。で、採掘鉱夫のガスの案内で、彼女は父が消えた地底王国へと足を踏み入れた。しかし、地上の人間である彼女は、地底人からするとエイリアンであって、地底帝国アトランティスを支配するライコフ将軍率いる軍隊に捕らえられてしまう。しかしワンダは連れて行かれた先で捜していた父と再会を果たした。そんな2人は地底人からロケットを奪い、地上に向けて脱出した。その途中でワンダは気絶してしまう。気がつくと目の前に父がいて、地底での出来事は全て夢と思った彼女だったが、ロケットにのっていたということで、全ては現実のことと知ったのだった...
地底人がいて、彼らから見ると地上の人間はエイリアンだ、という発想はごく自然なものであるが、こういう発想の作品は少ないだけに、アイデアとしては面白い。しかし、そのアイデアを十分に生かしきれていないB級作品の範疇であって、残念なところである。着眼点が面白いだけに、展開次第では面白いものになったであろうに...
まあ、B級作品ならではのチープさと、強引なストーリー展開などはそれなりのものであるが、B級作品がお好きな方であれば、それなりに楽しめる作品である。大作志向の方は、スルーした方が良いでしょうけど...
↓DVD化されていないので、ビデオとLDです。
エイリアン・フロム・L.A.~地底王国ア [Laser Disc]
- 出版社/メーカー: NECアベニュー(ビジュアル)
- メディア: Laser Disc
Alien from L.A. [VHS] [Import]
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- メディア: VHS
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