ANDY SUMMERS『BEWITCHED』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された、彼とROBERT FRIPPが組んで製作されたアルバムである。また、彼のソロ作品ということでは1982年以来ということになる。また、本アルバムの邦題は「擬制の映像」と付けられていた。POLICEの活動停止からそれほど間を置かずにリリースされたものであるが、サウンドの方はキャッチーでポップな要素のあるものである。(それでいて、プログレの要素もあった。)チャートの点では特に大きなヒットになっていないが、彼とR. FRIPPという曲者のコンビというのは面白い所であった。
収録曲は以下の全10曲である。『Parade』『What Kind Of Man Reads Playboy』『Begin The Day』『Train』『Bewitched』『Tribe』『Maquillage』『Guide』『Forgotten Steps』『Image And Likeness』。
この中からシングル・カットされたのは『Parade』である。(B面曲は『Train』であった。)
お薦め曲はシングル曲の『Parade』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーの『Bewitched』、更に『Begin The Day』『Tribe』『Maquillage』『Guide』という所をピックアップしておく。
サウンドは、エレクトリック・サウンドをベースとしていることも合って、'80'sらしい聴きやすいポップなものが中心となっている。キャッチーな所もあるだけに、聴きやすいサウンドは、名前からくるイメージとは随分と違っているのだが、'80'sらしいサウンドを作っているということではなかなか面白い所である。
それでいて、プログレ的な実験的な要素もある所が一筋縄に行かないところであって、本アルバムの面白い所でもある。
まあ、ある意味では'80'sらしい部分が色濃く出ているアルバムと言うことにもなるが、それだけに'80'sサウンドを楽しむ上では聴いておきたい所である。じっくりと聴き入りましょう!
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