ケータイ刑事銭形海10話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第10話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・混迷編」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、平野田の取り調べに関する事柄から「取り調べ」について、動機の所で出てきた「予算」について、「ケチ」について、「身銭」について、それに対してしじみが口にした「逆恨み」について記します。尚、「ケチ」は「零・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/8付です。
「取り調べ」:詳しく調査すること、詳しく尋ねることである。調べる内容は様々であるが、それらの中でも特に、事件捜査に於いて、担当係官が事件関係者から事情を尋ねて詳しく調査することを特に言う。(容疑者、被疑者に対して詳しく尋ね聴くことを指す。)
尚、事件捜査では、事件関係者に話を聞くこと全般を「事情聴取」と言うが、それらの中でも容疑者に対して行う場合を「取り調べ」と言い、目撃者、参考人などに話を聞く場合は「事情聴取」と言うのが一般的である。(「事情聴取」が上位概念であって、「取り調べ」は「事情聴取」の中の1つと言うことになる。)
英語では「Investigation」、ドイツ語では「Untersuchung」、フランス語では「Enquête」、イタリア語では「Investigazione」、スペイン語では「Investigación」、ポルトガル語では「Investigação」、中国語では「調査」と言う。
「予算」:予め算定しておいた数量や金高のことをいう。特に、金銭的なことに対して言うのが一般的であって、費用の見積、収支の見積、財政計画のことを指すのが一般的である。(特に断らずに「予算」と言ったら、国や地方公共団体の年度計画に基づく財政計画のことを言う。)
また、個人や家庭の場合でも、ある一定単位の期間の支出に対して、項目毎にどのように使うのか、それぞれの項目の予定出費額をいくらにするのか、などを予め計画することを「予算」と言う。(家計であれば一ヶ月単位、国や自治体であれば1年単位というのが基本である。)
尚、同じ読みで「余算」という言葉と「予参」という言葉があるが、これらは全く異なる意味である。(前者は「余命(の数)」、後者は「参加すること」である。)→表意文字の漢字ならではというところであって、文字が意味しているものが異なると意味が変わるというものであって、感じならではのことである。但し、一般的には「余算」「予参」という言葉を使うことは少ないため、「よさん」と言うと「予算」となるのが一般的である。
英語では「Budget」、ドイツ語、フランス語では「Budget」、イタリア語では「Bilancio」、スペイン語では「Presupuesto」、ポルトガル語では「Orçamento」、中国語では「預算」と言う。
「ケチ」:金品を必要以上に惜しむこと、しみったれなこと、しぶちんなこと、吝嗇なこと、またはそのような人のことを指して言う言葉である。(それ以外にも「しぶちん」「しみったれ」「しぶきち」「しわんぼ」「けちんぼ」「にぎり」「しびたがれ」というような言い方もある。(これらは方言ですけど...))尚、漢字では「吝嗇」と記して「けち」と読む場合もある。(本来は「りんしょく」と読むのですが...)
一般的には上記の意味であるが、それ以外にもいくつかの意味があって、「縁起が悪いこと」「不吉の前兆」「不景気」「みすぼらしい様子」「くだらないこと」「いまいましいこと」という意味がある。(例えば、「けちな道具を自慢する」という場合の「けち」は「みすぼらしい」という意味である。また、「世の中がケチ」と言うと不景気な状況のことを意味している。)
ある程度、物に対して惜しむという気持ちがあることは大事なことであるが、何事にも限度というものがある。(金銭的な)「ケチ」というのは必要以上に惜しむということであって、「必要以上」という所が一般常識という範囲の限度を超えている所が問題である。(小さい「ケチ」(金品を惜しむこと)であれば誰でもあることであって、特に問題とは言えないが、限度を超えた「ケチ」と言うことになると、やはりこれも問題ということである。→「もったいない」という考えとの間でのバランスが問題ということになる。)
英語では「Stinginess」、ドイツ語では「Geiz」、フランス語では「Avarice」、イタリア語では「Avarizia」、スペイン語では「Tacañería」、ポルトガル語では「Mesquinhez」、中国語では「吝嗇」と言う。
「身銭」:個人のお金、自分のお金のことをいう。また、自分のお金という意味から、その人の小遣いのことを指したり、支払いの時に自分が負担して出すお金のことも指す。尚、自分の金で支払いをする場合は「身銭を切る」という言い方をして、「払う」「使う」という言葉は使わない。
英語では「Own Money」、ドイツ語では「Besitze Geld」、フランス語では「Propre Argent」、イタリア語では「Propri Soldi」、スペイン語では「Propio Dinero」、ポルトガル語では「Próprio Dinheiro」、中国語では「個人的錢」と言う。
「逆恨み」:恨みに思う人から逆に恨まれることをいう。例えば、加害者が被害者を恨むことがその典型的な例である。
本来は、非があって事象の原因となっている側の人が、そのことを棚にあげておいて、他に原因となることがあって、そのために事象が引き起こされたという考えで、他の原因となった方に対して問題視して、敵対的な行動を起こすことである。尚、この行為は、不当なものであると認識されていることである。→この考えは、ある意味では「風が吹けば桶屋が儲かる」ということや、「バタフライ効果」に通じるものがある。
ただ、この物語では、しじみの言い分についても問題がありますね。(まあ、過失相殺でどっちもどっちという気がしますけど...)
英語では「Think ill」、ドイツ語では「Denke krank」、フランス語では「Pense mal」、イタリア語では「Pensa malato」、スペイン語では「Piensa mal」、ポルトガル語では「Pense doente」、中国語では「反被怨恨」と言う。
ケータイ刑事 銭形海 夏舞台完全版 BS初!ついに舞台だ!~超豪華!演劇者殺人事件 [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? (メディアファクトリー新書)
- 作者: 中町綾子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 新書
元刑務官が明かす東京拘置所のすべて―取り調べ、衣食住、死刑囚の処遇…知られざる拘置所暮らしの全貌
- 作者: 坂本 敏夫
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: 単行本
取調べの心理学―事実聴取のための捜査面接法 (法と心理学会叢書)
- 作者: レベッカ ミルン
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2003/08
- メディア: 単行本
損から学ぶ株式投資―身銭を切って学んだ知恵 (同友館投資クラブ)
- 作者: 近藤 克也
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
コメント 0