ANNIE LENNOX『BARE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2003年に発表された彼女の8年ぶりとなる3枚目のソロ・アルバムである。EURYTHMICのボーカリストであり、'90'sにはソロとしてヒット曲を放っていただけに、随分とご無沙汰していたように感じられる待望のアルバムということになったが、高い歌唱力、表現力を保っているのは流石である。8年ぶりのアルバムでも本国イギリスでは最高位3位を記録し、アメリカで4位、ドイツで5位、スイスで7位を記録するというように大ヒットを記録している。
収録曲は以下の全11曲である。『A Thousand Beautiful Things』『Pavement Cracks』『The Hurting Time』『Honestly』『Wonderful』『Bitter Pill』『Loneliness』『The Saddest Song I've Got』『Erased』『Twisted』『Oh God (Prayer)』。尚、日本盤にのみ『Cold (Live)』がボーナス・トラックとして追加収録されている。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Pavement Cracks』は、彼女のシングル曲としては8年ぶりのシングルとなった。この後に映画「ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還」からのシングル曲『Into The West』を挟み、2nd.シングルとして『A Thousand Beautiful Things』、3rd.シングルとして『Wonderful』がシングル・カットされた。尚、3曲ともBillboardのダンス・倶楽部・チャートでは1位を獲得しているが、HOT 100や本国イギリスのチャートにはランクインすることはなかった。
お薦め曲は、シングル曲の『A Thousand Beautiful Things』と『Pavement Cracks』、それ以外からは7分半の大作の『The Hurting Time』、そして『Honestly』と『Oh God (Prayer)』をピックアップしておく。
EURYTHMICのサウンドを受け継いでいるが、ポップなところとソウルなところとがバランスよく融け合っていて、聴きやすい曲であるが、彼女の魂もたっぷりと感じることが出来る内容となっている。また、彼女の歌の上手さ、豊かな表現力という所もたっぷりと堪能できるということで、女性ボーカルのアルバムとしても聴き所が満載であって、たっぷりと堪能できる。また、アルバムとしては完成度も高いだけに、これという不満点のないアルバムである。じっくりと彼女の世界を堪能しましょう!
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Na
- 発売日: 2003/06/06
- メディア: CD
↓日本盤はこちら
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: CD
コメント 0