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「ANZIO!」 [映画(洋画)]

表題の作品は1968年アメリカとイタリアの合作映画「アンツィオ大作戦」である。第二次大戦・1944年のイタリア半島のアンツィオに上陸した作戦(「アンツィオの戦い」、米英加の連合軍とドイツ軍との戦いである)を描いた戦争映画である。

作品データを記しておくと、時間は112分、原作はウィンフォード・バウハン・トーマス、監督はエドワード・ドミトリク、脚本はハリー・A・L・クレイグ、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はリズ・オルトラーニである。そして出演は、ロバート・ミッチャム、ロバート・ライアン、ピーター・フォーク、アーサー・ケネディ、アール・ホリマン、マーク・ダモン、レニ・サントーニ、ジョセフ・ウォルシュ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、トーマス・ハンター、エルサ・アルバーニ、アンソニー・スティール、たちである。

時は1944年1月22日。イタリア半島のアンツィオとネツノー海岸ある難攻不落のドイツ軍の基地の背後を突いて、連合軍は上陸に成功した。そして、アメリカ人の特別通信員・のエニスはアンツィオの町をジープで視察したが、町にはドイツ軍の姿はいなかった。そして彼はそのままローマへと向かった。そして、ローマへの道も完全に無防備だったことで、エニスはそれをレスリー将軍に伝えるために戻ってきて、ローマに直ちに進軍するように提案した。しかし将軍はそれを拒否して、慎重になってケッセルリング元帥の反撃に備えた。しかし、数日間、ドイツは反撃する様子もなかった。で、レスリー将軍はレンジャー部隊を出動させた。しかし、ケッセルリング元帥はこの時をチャンスとして、連合軍に対して猛烈な十字砲火をあびせる反撃に出た。で、連合軍はエニスたち7名が擦ろう自邸の地をとりとめたが全滅に近い状態となってしまった。エニスは丘へと逃れていき、百姓女のエミリアと娘のアンナ、ダイアナたちに助けられ、その家に身を隠した。やがてエニスとアンナは愛しあうようになる。そんな中、ある夜にエニスは、ドイツ軍が丘に堅固な要塞を築いているのを発見した。内部に潜り込んで調べると、連合軍に報告しに行く。しかし、ドイツ軍の攻撃によって、連合軍に辿り着いたのはエニスを含めて3人になっていた。そして激戦が始まり、数ヶ月後、カースン将軍と第5大隊は遂に要塞を落とし、ローマに向かって勝利の行進を開始した。ローマに入ったエニスはローマ解放の序曲であった流血の日々を思い起こしながら、スティムラー軍曹と聖ピータース寺院に向かい、寺院の鐘は平和へのメッセージを高らかに鳴らし続けていた。

戦争映画と言うことで迫力あるスケールの大きさを期待するところであるが、本作はスケールの大きさを売りにしたのではなく、従軍記者を主人公にした非武装の主人公による戦争映画とてうことで、ポイントになる所が普通の戦争映画とは異なっている。(人間ドラマ的な部分が出ている。)そういうことでは異色の戦争映画と言うことになるが、R・ミッチャムの渋みのある演技が人間ドラマらしさを出している。

派手さは無い戦争映画であるが、隠れた名作と言われている作品である。じっくりと見ておきたい作品であるが、日本ではアンツィオの戦いといっても殆ど知られていないでしょうから、予習をしてから見た方が良いでしょうね...

 

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