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「APEX」 [映画(洋画)]

表題の作品は1993年のアメリカ映画「超時空兵団APEX」である。日本での劇場公開は1995年2月であった。タイムトラベルによるB級の範疇のSFアクション作品である。

作品データを記しておくと、時間は103分、原案はフィリップ・J・ロスとジャン・カルロ・スカンドゥッツィの2人、監督はフィリップ・J・ロス、脚本はフィリップ・J・ロスとロナルド・シュミットの2人、撮影はマーク・W・グレイ、音楽はジム・グッドウィンである。そして出演は、リチャード・キーツ、リサ・アン・ラッセル、ミッチェル・コックス、マーカス・アウレリアス、アダム・ローソン、デヴィッド・ジーン・トーマス、ブライアン・リチャード・ペック、アンナ・B・チョイ、クリステン・ノートン、たちである。

時は2073年。軍はタイムトラベルを利用して、100年前、則ち1973年に探査用ロボットを送り込んだ。人が住んでいない砂漠に計画通りにロボットは到着したが、たまたまキャンプで側にいたある家族と遭遇したことからタイムパラドックスが生じてしまった。プロジェクトのリーダーのニコラス・シンクレアはそれを修正するために1973年に飛び、遭遇の現場をおさえ、送り込んだロボットを破壊して2073年に戻ってきた。しかし彼が戻ってきた2073年は一変していて、人類はAPEXと呼ばれる殺人ロボット軍団と果てしない闘争を続けており、かつ、全人口の90%が死のウィルスに冒されているという世界だった。そのAPEXは調査ロボットが自己進化と増殖を行ったことで生まれたロボットだった。で、シンクレアは実験の失敗を修正することで、元の世界に戻る計画を立てて行動を開始する。まずは、元の世界では自分の妻になっていた女性・ナターシャを見つけ、彼女を仲間に入れて、研究所の跡地に向かう。その場所に留まるシンクレアとナターシャは次第に打ち解けていき、時間の修復作業を進めていく。APEXの攻撃や、現在の世界に満足する者たちの妨害を乗り越え、タイムトラベルのゲートを修復を薦めていく。ナターシャの死があったものの、ゲートを修復したシンクレアはその中に飛び込み、元の世界に戻り、実験の失敗を阻止することに成功、そして妻と再会した。

アクションやアイデアはなかなかのものであるのだが、造形などが今一つであって、TVのヒーロー作品の様な印象を受けてしまい、「映画」ということではちょっと...と言うことになってしまう。(則ちB級作品の範疇ということになる。)また、色んな所で突っ込みたくなる所がある。

ということで、A級作品のつもりでいると期待外れと言うことになってしまうが、B級作品というつもりで見ていると、なかなか良く出来ている作品ということになる。(ツッコミ所を用意してくれているのもB級作品と考えれば面白い所である。)

大作志向の方は遠慮した方がいいでしょうが、B級作品がお好きな方であれば、たっぷりと楽しむことが出来る作品である。

 

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