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「大幹部」(その2) [映画(邦画)]

今回は、2作のシリーズの中から最初の作品についてです。(2本誌か無いので「シリーズ」と言うのもどうかですけど...)尚、この作品の劇場公開は1969年8月であった。

シリーズ第1作大幹部 殴りこみ」(1969年)
作品データを記しておくと、1969年の日活作品で、時間は95分、監督は舛田利雄、脚本は棚田吾郎と舛田利雄の2人、撮影は高村倉太郎、美術は木村威夫、音楽は伊部晴美である。そして出演は、渡哲也、浜田光夫、青木義朗、藤竜也、岩崎加根子、横山リエ、小山ルミ、尾藤イサオ、佐々木功、金子信雄、金子研三、深江章喜、安部徹、河上喜史郎、宇南山宏、武藤章生、市村博、亀山靖博、長浜鉄平、久遠利三、弘松三郎、たちである。

西尾組の準幹部の風間哲、石岡、野寺の3人は、組を守るために吉江産業社長を射ち、徴役刑に服した。しかし西尾組は社会的責任をとって解散したため、その縄張りは平田組が仕切ることになった。歳月が流れ、先に刑期を終えて出所した哲は、旧西尾組の連中は冷たく、平田組が我が物顔でのさぼるようになっていた。石岡の妻・洋子は妹・桂子とスナック・バーを経営していたが、石岡は病気になっていることもあって、近々仮釈放になるということを哲に告げた。石岡の出所を心待ちにした哲だったが、その石岡の出所の日、洋子の店は平田組の連中に滅茶苦茶にされてしまう。いきり立つ哲を押さえ、石岡は西尾を訪ね、出所の挨拶をして組の再建を頼んだが、断わられてしまうその。帰り途、石岡は平田組に襲われ、助けようとした野寺は惨殺されてしまう。石岡はそのことで更に怒るが、平田組に指図をしたのは西尾自身であることを知った石岡は激怒して乗り込んでいこうとする。更に桂子が平田組に人質にとられたと知ると、哲たちは殴り込みをかけて、桂子を救出した。哲は平田と西尾を倒す決心をしたが、味方は少なかった。そんな中、哲の舎弟・敏夫を囮にして、平田は哲を誘い出そうと手を打ってきた。石岡が敏夫を引き取りに行ったが、敏夫は殺されていた。病身の石岡もこれに怒りを爆発させて、ドスを抜いて平田に向かって一が、平田に滅多斬りにされて殺された。仲間を失い、平田の汚い手に我満ならない哲は、仲間の仇、復讐のために遂に殴りこみをかけ、西尾をドスで仕留め、返す刀で平田を刺し、仲間たちの仇を取った。

やくざ映画であるが、馴染みのある東映のやくざ映画とは雰囲気が違っていて、日活作品ならではの無国籍ヒーローものという雰囲気に近いところがあるのが面白い所である。が、この雰囲気はやくざ映画という雰囲気ではないのも事実である。

まあ、雰囲気の異なるやくざ映画ということで、こういう作品があってもいいんじゃないですかねぇ。(シリーズが長く続かなかったことからも、今一つで会ったと言うことも明白ですけど...)

 

↓DVD化されていないのでビデオです。

大幹部 殴り込み [VHS]

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS


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