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AMBROSIA『AMBROSIA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。デビュー・アルバムであるものの、製作に1年という時間を要して製作されたアルバムであって、アラン・パーソンズがエンジニアとして参加していることからも、並のデビュー・アルバムではなく、プログレ・アルバムとしても内容の高いアルバムとして仕上がっている。チャート成績はBillboardで最高位22位を記録し、1975年の年間アルバム・チャートでは82位にランクインしている。

収録曲は以下の全8曲である。『Nice, Nice, Very Nice』『Time Waits For No One』『Holdin' On To Yesterday』『World Leave Me Alone』『Make Us All Aware』『Lover Arrive』『Mama Frog』『Drink Of Water』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Holdin' On To Yesterday』はBillboardで最高位17位を記録するヒットになり、2nd.シングルの『Nice, Nice, Very Nice』は同チャートで最高位63位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Holdin' On To Yesterday』と『Nice, Nice, Very Nice』、更に後の彼らのポップな路線を感じさせる『World Leave Me Alone』、プログレっぽい『Make Us All Aware』、バラード・ナンバーの『Drink Of Water』をピックアップしておく。

デビュー当時の彼らは、アメリカでは数少ないプログレ・バンドとして知られている。(アルバムを発表していくごとにサウンドは変化していって、AOR系のポップなバンドに変身してしまった。)当時はPINK FLOYDやYESというプログレ界の巨人の影響を受けたサウンドを奏でていることもあって、プログレ・ファンにとっては大いに期待させてくれたバンドでもあった。で、A・パーソンズの力量もあって、期待以上のアルバムとなった。

後の彼らのサウンドの方から接した方にとっては、ちょっと異質のサウンドに感じられるであろうが、プログレ・ファンにとっては楽しみなバンドの登場でもあった。

ということで、プログレを聴く場合、USのプログレとして聴いておくべきアルバムの一つであり、UKのプログレ・ファンにとっても無視できないアルバムである。

それにしても、プログレとなるとやはり'70'sということになるが、'70'sにはプログレの良いアルバムがたくさんありましたね。(当然、本アルバムもそれに含まれる一枚である。)

 

Ambrosia

Ambrosia

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 2000/02/07
  • メディア: CD


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