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AZTEC CAMERA『KNIFE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの2nd.アルバムである。本国イギリスでは前作以上のヒットになり、広く定着することになったアルバムである。(但し、アメリカでは前作に及ばなかった。)チャート成績は、イギリスでは最高位14位、スウェーデンでは29位を記録したが、アメリカではBillboardで最高位188位に留まっている。

収録曲は以下の全8曲である。『Still On Fire』『Just Like The USA』『Head Is Happy』『Backdoor To Heaven』『All I Need Is Everything』『Backwards And Forwards』『Birth Of The True』『Knife』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『All I Need Is Everything』はイギリスで最高位34位を記録、2nd.シングルの『Still On Fire』は同83位を記録したが、3rd.シングルの『Backwards And Forwards』はチャートインし無かった。(イギリス以外では3曲ともチャートインしていない。)

お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『All I Need Is Everything』と『Still On Fire』、そして『Head Is Happy』と、9分強という大作であるアルバム・タイトル・ナンバーの『Knife』をピックアップしておく。

ネオアコの貴公子と呼ばれ、ネオ・アコースティックを代表する彼らであるが、次のアルバムからはサウンドが変化していくことになるため、ネオアコ・アルバムとしては前作と本作のみになる。が、彼らというとネオアコという図式が成立しているのは、それだけ(ネオアコの)アルバムの完成度が高く、内容が充実しているためである。本アルバムはそれだけの内容のあるもので、完成度も高く。聴き応えのあるアルバムとして仕上がっている。また、いずれの曲もがメロディアスであり、心の琴線に掛かり安ものであるということも、本アルバムの魅力の一つになっている。

曲数が少なめに感じるが、曲の時間が長めであるため、全8曲で39分強という時間であるので、特に不満という所も無いアルバムである。

アメリカではヒットしたとは言えないような成績であったが、本国イギリスでは高く評価され、日本でも評価されているだけに、聴いておいてその無いアルバムである。(ネオアコを聴くのであれば聞いておかなければならないアルバムの一つであるのは言うまでも無い。)

'80's(前半)のUKサウンドの一つの波でもあるだけに、'80'sサウンドを聴くのであれば、やはり聴いておくべきアルバムである。また、アコースティック系のサウンドというのは、10数年周期でそれなりのブームが繰り返し起こっているものであるが、'80'sのアコースティック・サウンドと捉えて別の時期のアコースティック・サウンドと聞き比べてみるのも面白いところであるだけに、聴いてみましょう!

 

Knife

Knife

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 1993/10/07
  • メディア: CD

ナイフ

ナイフ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: CD

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