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「THE ARRIVAL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1996年のアメリカ映画「アライバル 侵略者」である。日本での劇場公開は1996年10月であった。'90's後半は地球が滅亡の危機に陥いてというSF作品がブームになったこともあって、様々な形の地球滅亡に対するSF作品が製作されたが、本作はそういうブームに乗った作品の一つである。但し、SF大作というところまで行かず、B級作品の範疇に入る作品である。

作品データを記しておくと、時間は115分、監督と脚本はデヴィッド・トゥーヒー、撮影はヒロ・ナリタ、音楽はアーサー・ケンペルである。そして出演は、チャーリー・シーン、リンゼイ・クローズ、テリー・ポロ、ロン・シルヴァー、リチャード・シフ、トニー・T・ジョンソン、レオン・リッピー、フィリス・アップルゲイト、バディ・ジョー・フッカー、たちである。

カリフォルニアの砂漠地帯にあるオロ・ヴォーレ宇宙観測所に勤める科学者のゼイン・ジミンスキは地球外生命体の存在を調査をしていた。そして、ある日彼は、かつて見たことのない波動を示す正体不明の金属音を探知した。これを地球外生命体の存在を示す証拠になると考えた彼は、NASAの上司に報告した。しかし、NASAはその話を全く信じることをせず、更に予算削減という名目で彼を解雇した。更にゼインは、恋人にも愛想をつかして逃げられてしまった。が、それにめげることなく、ゼインは自宅に観測所を作り、知りあった隣家の黒人少年・キキを助手にして観測を再開する。やがて彼は、正体不明の電波の発信源がメキシコ・ユカタン半島であることを突き止め、現地に向かった。が、彼を狙う刺客が現れた。その頃、地球学者のエレナ・グリーン教授は、10年後に地球の気温が19度上昇して、極地の氷が全て解けてしまうという異常気象の事実を知る。追われるゼインはジャングルの奥地でオムニテク社の謎のPLANTを発見するが、調査のためにやってきたいたエレナと共に拘束されてしまった。ゼインはエレナから異常気象についての話を聞く。そんな彼はプラントが、地球の気候と生態系を変えるためのものであることを知る。更に、プラントにはエイリアンたちがおり、NASAの上司にソックリな顔も見た、エレナは夜の間に殺されてしまうが、ゼインはエイリアンが地球を乗っ取る計画を進めていることを知った。この事実を世界に知らせるために電波ジャックを計画し、助手のキキや、彼を心配して戻って来た恋人と共に行動するが、再びNASAの妨害の手が迫った。実はキキもエイリアンの仲間であった。彼女と共に逃げながらエイリアンに立ち向かって行くゼインは、追っ手を液体窒素で倒し、崩壊するプラントから脱出し、キキに対して、地球人は全てを知ったと伝えるように叫んだのだった。

製作された時期が、同じようなアイデアの作品が色々と作られた時期であったことで、内容的には食傷気味になってしまったのが本作に取っては不運なところであった。とは言っても大作としては色々と物足りないところもあって、やはりB級の範疇の作品である。(B級作品としては、なすなすよく出来ている部類に入る。)

意表を突く展開などもあって、もう少し練り上げると良かったであろうが、B級作品として色々と突っ込みながら味わった方が面白い作品の一つである。(大作志向の方は、遠慮しておいた方が良いですね...)

 

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