ケータイ刑事銭形海12話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第12話「ほんなこつ、このバカちんが! ~方言教室殺人事件」の裏ネタ編の増補は今回限りとなります。で、高村さんの出身地である「小倉」について、これが出てきたことから「小倉弁」について、「博多弁」について、被害者のマンションにはこれが設置されていたことから「防犯カメラ」について、真犯人がこれを呼ぶと言った「弁護士」について記します。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/22付です。
「小倉」:地名の場合は「こくら」と読む。(「おぐら」と読むと、人名の姓であったり、「小倉百人一首」のことを指したり、「小倉あん」のことを指す。)
「こくら」はかつてはこれを名前とする市が存在していたが、現在は合併によって消滅している。(但し、後に政令指定都市となったことで「小倉区」となり、「小倉」の名前は行政区として復活した。しかし、現在は分区されたことで「小倉北区」と「小倉南区」になり、厳密には「小倉」という地名は再び消滅している。)
九州北部、本州と関門海峡を挟んで向かい合い、関門海峡の最南部の九州側の位置にある。現在の北九州市小倉北区と小倉南区に相当する位置にあった。関ヶ原の合戦の後の1602年に細川忠興が小倉城を築き、以後、その城下町として栄えた町となる。明治には小倉県の県庁所在地となるが、1876年に小倉県は福岡県に合併された。商業と工業で発展していき、特に軍事工業として重要な都市となった。
1900年に小倉市となった。また、8/9の二発目の原爆投下は、当初は小倉を目標としていたが、当日の悪天候のため、長崎に変更されたとされている。1963年2月に周辺の八幡市、門司市、若松市、戸畑市と合併して北九州市となって「小倉市」は消滅したが、同年4月に北九州市が政令指定都市となって、北九州市小倉区となる。更に、1974年に小倉区が、小倉北区と小倉南区に分区されて、現在に至っている。
小倉は、九州と本州との交流の地であって、交通の拠点として発展した都市でもある。北九州市となった後も、旧小倉市は北九州市の中心であり、小倉駅は鹿児島本線と日豊本線の分岐駅であり、新幹線の駅でもある。現在でも小倉北区は北九州市の都心となって、その中心地である。
「小倉弁」:日本語の方言の一つであって、九州北部、旧小倉市を中心とした地域で使われている方言である。現在では「北九州弁」と呼ばれることもある。福岡県の方言は大別すると3つに分類されるが、これはその中でも北東部で使われている東部方言の一つである。
現在は北九州市となっているが、この地方の中心都市は(旧)小倉市であり、明治の廃藩置県の時には小倉県も設置されたこともあって、「小倉」の名前が使われている。
「博多弁」:日本語の方言の一つであって、福岡県福岡市を中心とした地域で使われている方言である。福岡県の方言は大別すると3つに分類されるが、その中で西部方言に分類される方言である。
尚、現在では福岡市を中心として使用されている方言については「博多弁」と呼ばれるようになっているが、福岡地方で使われている方言には、福岡城下町を中心とした地域で使われていた「福岡弁」と異なる所があって、それと区別することで「博多弁」と呼ばれていたが、現在ではその区別がなくなっているのも事実である。(現在では話者が殆どいないと言うことで「福岡弁」という言葉は殆ど使われなくなっている。)
博多弁が有名になったのは、小林よしのりの漫画「東大一直線」で主人公が博多弁を使ったこと、武田鉄矢が色んな所で博多弁を使ったことでひ浸透するようになった。(同時に、「博多弁」という言い方が福岡地方の方言という一部で誤った認識も広がってしまった。)
「防犯カメラ」:犯罪を防ぐ目的で設置されている監視カメラのことである。「監視カメラ」は様々な目的のために監視を行うために設けられた撮影用カメラであるが、防犯カメラはその監視カメラの中の一つと言うことになる。(防犯目的以外の監視カメラも色々とあるため、「監視カメラ」の方が上位概念ということになる。例えば、監察のためのもの、安全確保のためのものなどがある。)
防犯目的以外の監視カメラとしては、例えば、工場の製造ラインの監視、発電所や変電所などの人が立ち入ることの出来ない場所(例えばボイラー、発電タービンなど)の監視、火山の監視、河川の監視などで使用されている。(基本的に、人が直接監視することが出来ない場所に設置されるのが一般的であり、普段はともかく、いざという場合にはこれが大いに役に立つことになる。)また、これらは、普段はあまり有用で無くても、豪雨による河川の急な増水、突然の火山活動などが起こった場合にはとても有用である。また、身近なところでは、鉄道の駅に設置されている乗客の乗り降りの安全を確認するためのカメラや、高速道路などの渋滞監視用のものなどがある。(KBS京都のデータ放送には、「LIVE CAMERA」ということで、監視カメラの映像を放送しているのだが、名神高速の大山崎付近(渋滞の常連の天王山トンネルが近い。)があるというように、交通情報にも役立っている。→こういう放送は常時見ることはしないが、何かあった場合は有用となり、普段は話のネタには十分なります。)
防犯カメラは、監視カメラと同様に、不審者の監視と、犯罪が起こった場合の犯人特定のための捜査資料(証拠)として利用するために、映像を記録するものである。そのため、カメラが設置されていることが犯罪の抑止力に繋がることにもなる。(証拠が残るので、犯罪を犯しても逮捕されやすいということで、犯罪抑止となる。ただ、まずはカメラを壊してから犯罪行為を実行する輩もいるので、100%の犯罪抑止力まではないことになる。)そのため、実際は撮影はしておらず、カメラだけを設置している場合、またはカメラの形をしたダミーを設置しているだけで、実際には撮影することが出来ないものが設置されている場合もある。(但し、銀行などではダミーは無く、全て撮影できるカメラある。)
犯罪捜査に役立てる「防犯カメラ」は商店、大規模小売店、金融機関、公共交通機関の駅、空港、ターミナル、盛り場などに多く設置されている。また、近年では学校(校門)や鉄道車内にも設置されるようになっている。
最近では、何処でも監視カメラが設置されているというようになっているが、特にロンドンでは監視カメラの設置が進んでいる。これは2005年7月の爆弾テロ事件の犯人検挙に監視カメラの映像が大いに役立ったということから、監視カメラの有用性が評価されたためでもある。ということで、ロンドンの主な所では、街中を歩くと必ず監視カメラに撮影されていることになる。(同時に防犯カメラの役割を担っている。)
英語では「Security Camera」、ドイツ語では「Sicherheitskamera」、フランス語では「Appareil-Photo de la Sécurité」、イタリア語では「Macchina Fotografica di Sicurezza」、スペイン語では「Cámara de Seguridad」、ポルトガル語では「Máquina Fotográfica de Segurança」、中国語では「監視器」と言う。
「弁護士」:法的手続に於いて、当事者の代理人として、または被告人の弁護人として法廷などで主張や弁護を行ったり、各種の法律に関する事務を行う職業である。これは国家資格であって、その資格を有していて、弁護と名簿に登録されている者でないと、その業務を行うことは認められていない資格の必要な職業である。
そのため、特定の個人や組織が法的手続きを行う場合には、その資格を有する弁護士に頼む必要がある。また、この時にも特定の弁護士(弁護士事務所)と「顧問契約」を結び、相談事(主に法律関係の相談ということになる)にアドバイザーの様に意見を求めたりする特定の契約関係のある弁護士のことを特に「顧問弁護士」と言う。(「顧問弁護士」は医者で言うところの「主治医」のような関係ということになるため、深い関係を結ぶことにもなる。)
ちなみに、個人であっても特定の弁護士と「顧問契約」を結ぶことは可能である。(最近では都市部でも弁護士事務所の競争激化もあって、個人との間で顧問弁護士契約を結ぶ動きが増えている。→弁護士事務所と会員契約のような形で、個人の顧問弁護士になるという形のものも登場している。)以前は「顧問弁護士」というと、企業や団体の御用聞きというイメージが合ったが、現在では個人の顧問弁護士も増えていることから、そのようなイメージは薄まりつつある。(大企業では「顧問弁護士」(複数の弁護士事務所)を複数の抱えている所もありますが...)
英語では「Lawyer」、ドイツ語では「Anwalt」、フランス語では「Avocat」、イタリア語では「Avvocato」、スペイン語では「Abogado」、ポルトガル語では「Advogado」、中国語では「律師」と言う。
パソコンでつくる監視&防犯カメラシステム (PC遊友倶楽部)
- 作者: 永島 智二
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 単行本
防犯バイブル2010-2011 (三才ムック VOL. 300)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2010/06/17
- メディア: 単行本
弁護士というお仕事 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-43)
- 作者: 別冊宝島編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/07/20
- メディア: 文庫
よい弁護士、わるい弁護士―弁護士とのつきあい20か条 (中公新書ラクレ)
- 作者: 加茂 隆康
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 新書
コメント 0