ALICE『ALICE 0001』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2001年に14年ぶりのスタジオ・アルバムとして発表された彼らの11枚目のアルバムである。14年前も再結成してのニュー・アルバムの発表であったが、再々結成してのニュー・アルバムである。但し、本アルバムではお馴染みの曲12曲の再録音と2曲の新曲という構成である。尚、14年ぶりの本アルバムは、やはり「ALICE」という名前もあって、オリコンでは最高位28位を記録している。
収録曲は以下の14曲である。『散りゆく花』『夢去りし街角』『ライトハウス』『冬の稲妻』『ジョニーの子守唄』『涙の誓い』『LOVE SONGを忘れない』『秋止符』『テーブルという名の海』『何処へ』『狂った果実』『帰らざる日々』『遠くで汽笛を聞きながら』『チャンピオン』。
この中の新曲は、説明の必要は無いでしょうが、一応記しておくと、「ライトハウス」と「LOVE SONGを忘れない」です。それ以外は彼らが若い頃に録音したお馴染みのものではなく、新録音なので、年令を重ねた円熟味が加わったものとなっている。
お薦め曲は、はっきり言って「全部」である。(少なくとも、お馴染みの12曲は、いずれもが新たな味が加わっているので、切り捨てることが出来ない。)また、新曲2曲はシングルとしてはリリースされなかったこともあって、やはり貴重なものとして、聴いておきたいところである。
彼らのアルバムというと、ローマ数字で通されていたことから、11枚目となる本作は「Ⅺ」となるものと思われていたが、そうではなくて「0001」にしたのは、一旦リセットして新たなスタートという意味を込めてということであるが、新録音とは言ってもお馴染みの曲がたっぷりと収録されていることを思うと、「Ⅺ」にしなかったのは正解と感じるところである。また、同時に、21世紀になって、それだけ意を決しているということでもあって、いいんじゃないですか。
過去のアルバムを楽しんだ方でも、新録音でアレンジが変わっているものもあるので、新たに楽しむことの出来るアルバムとなっているので、必聴の一枚である。
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