ALICE COOPER『SCHOOL'S OUT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された(バンドとしての)5th.アルバムである。3rd.アルバムでブレイクしたが、本アルバムは全米2位を記録する大ヒットとなり、全盛期を迎えることになったアルバムである。(次作「BILLION DOLLAR BABIES」は全米No.1アルバムになります。)それだけ、彼のキャリアでも、またバンドとしてのキャリアでも大きな節目のアルバムでもある。チャート成績は、アメリカではBillboardで2位を記録して、1972年の年間アルバム・チャートでは79位にランクインしている。また、カナダでは1位、オーストリアで3位、イギリスで4位、豪州で5位、ノルウェーで8位を記録している。
収録曲は以下の全9曲である。『School's Out』『Luney Tune』『Gutter Cat Vs. The Jets』『Street Fight』『Blue Turk』『My Stars』『Public Animal #9』『Alma Mater』『Grande Finale』。
この中からシングル・カットされたのはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『School's Out』であって、イギリスで1位、アイルランドで2位、(西)ドイツで5位、ノルウェーで6位、アメリカで7位、オランダで9位、オーストリアで12位、豪州で39位を記録している。また、Billboardでは1972年の年間シングル・チャートの76位にランクインしている。
お薦め曲は、ヒット・シングルであり、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『School's Out』は外せない。そして、あれもこれもと言っていたら全てが外せなくなってしまうので、『Luney Tune』と『Street Fight』に絞ってピックアップしておくことにするが、正直いうと「全曲お薦め」と言いたいアルバムである。(捨て曲も無いですし...)
'80's以降に活躍する数多くのロック・ミュージシャンたちが彼から多大な影響を受けているが、本アルバムはA・クーパーの出世作として知られているアルバムであるため、そういうミュージシャンたちは当然のように本アルバムの影響は受けている。それだけに、A・クーパーのサウンドとしてだけでなく、ゃゆわゃと以後に大活躍するミュージシャンのサウンドを楽しむ植えても、基礎知識として知っておくべきアルバムの一つである。
また、'72年の作品であるが、'70'sのロックというだけでなく、'50'から'60'sのフレバーや、BEATLESたちの'60's UKロック、更には'70'sのプログレなどりテイストもあって、「'70's」という和久野中に収まっていないアルバムでもある。それだけに、ロックの歴史を顧みる上でも、やはり聴いておきたいアルバムである。まもなく発表から40年が経過するが、現在でも色褪せることの無いアルバムでもありますし...
↓ゴールド・ディスクとしてもリリースされています。
スクールズ・アウト(紙ジャケットSHM-CD&2011年リマスター)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: CD
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