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ケータイ刑事銭形舞7話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第7話「忙し過ぎる死体 ~チーフ脚本家殺人事件」の「裏ネタ編」の再増補の3回目となる今回は、この物語では途中で、本人から役者へのキャスティングの変更が行われたことから、「本人」について、「本職」について、「役者」について、「バトンタッチ」について、そしてこのようだと言っていたことから「学芸会」について、「放送倫理」について記します。尚、「役者」は「・14話[裏ネタ編]PART 2」で「俳優」として記したものを、「学芸会」は「・12話[裏ネタ編]PART 9」で、「放送倫理」は「・7話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記したもの)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/17、2009/9/14,18付です。)

本人」:その人自身のこと、当人、当該者のことである。また、テレビ、映画の出演者や写真などの人に対して、その本物の人のこと、実物の人のことを指す。

英語では「The Person Himself(/Herself)」、ドイツ語では「Die Person Selbst」、フランス語では「La Personne Lui-Même」、イタリア語では「La Persona Stesso」、スペイン語では「La Persona Él」、ポルトガル語では「A Própria Pessoa」、中国語では「本人」と言う。

本職」:その人の本業のこと、主とする職のこと、本業のことを言う。(サブでやっている職のことは「副業」と言い、それに対する言葉として「本業」という言い方をすることもある。→公務員であれば、副業は禁止であるので、「本職」と言えばその人の仕事のことになる。)

または、歌舞伎に於いて、その俳優に最も適した役のこと、それを専門とする人のこと、玄人のことという意味、更には官職にある人が自称として言う言葉でもある。

英語では「Main Occupation」、ドイツ語では「Main Beruf」、フランス語では「Principale Occupation」、イタリア語では「Occupazione Principale」、スペイン語では「Ocupación Principal」、ポルトガル語では「Ocupação Principal」、中国語では「本職」と言う。

役者」:(特定の)役割を与えられた者のこと、役目に当たる人、役人のこと、という意味と、能、歌舞伎、演劇で演じる人のこと、俳優という意味、及び、知略や駆け引きなどに優れた人のことを比喩的に言う意味とがある。現在では、2番目の意味である「俳優」のことを指すのが一般的になっている。(古語では「役人」という第一の意味となる。)

基本的に「役者」及び「俳優」と言うと、男女は関係無く、男性俳優、女性俳優を含めた言い方である。男女の俳優を分けて言う場合には、「男優」/「女優」と呼ぶが、「男優」という言い方を使うことはその割りに少なく、「男優」のことを「俳優」と言うことが多い。(一般的に「俳優」と言うと男というイメージがある。)これは「男優」と言うと、AV男優のことが連想されてしまうためであり、普通の男優はAV男優とは別ということもあって、「男優」という言い方が避けられているためである。

英語では「Actor」と言うが、やはりこの言い方は男女関係無い言い方である。しかし「女優」のことは「Actress」と言い、「男優」のことは「Actor」と言うことから、日本語と同様で、男女を含む場合と男だけの場合の両者がある。(近年では、女優の方が自ら「Actor」と呼んでいることもあって、「Actor」は男女関係無い、という考えが定着している。)また、ドイツ語では「Schauspieler」、フランス語とオランダ語では「Acteur」(但し、発音は異なる)、イタリア語では「Attore」、スペイン語では「Actuación」、中国語では「演員」という。

バトンタッチ」:本来の意味は、リレー競技で、次の走者に引き継ぐ時にバトンを渡すことを言う。(「バトン・パス」という言い方もある。)それが転じて、仕事、委員などを後継者に引き継ぐことを言う。

この物語では、ドラマの登場人物を本人から本職の役者に引き継いでいるということなので、転じた意味のツン系的な使い方と言うことになる。

英語では「Takeover」、ドイツ語では「Übernahme」、フランス語では「Prise de pouvoir」、イタリア語では「Rilevamento」、スペイン語では「Toma」、ポルトガル語では「Aquisição」と言う。

学芸会」:学校行事の一つであって、主に初等教育の学校(主に小学校)で行われる演劇や音楽などの発表会のことである。特に「劇」を行うことが多い。尚、小学校では一般的に「学芸会」と呼ばれるが、学校によっては「学習発表会」と呼ぶこともある。また、幼稚園や保育所(これらも初等教育を行う場である。)では「生活発表会」または単に「発表会」と呼ぶことの方が多い。→中学校や高等学校になると「文化祭」と呼ぶことの方が多くなり、「学芸会」と言うと小学校というイメージが定着している。

これは小学校と中学校の学習指導要領に於いて「学芸的行事」の一つとされていて、正規の履修科目となっているものである。そのため、履修しなければならず、参加は義務である。(大学祭となると課外活動であるため、不参加であっても全く問題はない。)

1年に1回行われるが、その時期は主に秋(9月から11月)に行われることが多く、秋の歳時記というイメージがあるが、これは法律で定められているものではない。そのため、春に行う学校もある。(そのため「秋」の季語にはなっていない。)また、学校によっては、学校全体で同時に行うのではなく、学年事、または学級単位で別々に行う所もある。

「学芸会」と言うと、主に小学生で行われるものであるため、そこで劇が行われても、出演者(=生徒)には演技力が求められるものではなく、それに参加して学ぶことが優先される。そのため、あくまでも素人が行うものであって、演劇の世界で行われる(有料の)上演(興行)とは全く異なるものである。よって、演技力については全く問われることがない。このことからプロの世界の演劇でも演技の技量が低いものの例えとして使われる言葉となっている。

英語では「The School Plays」または「Literary Arts Exhibition」、ドイツ語では「Schulkünste-Fest」、フランス語では「Festival des Arts Scolaire」、イタリア語では「Festa di Arti di Scuola」、スペイン語では「Fiesta de Artes Escolar」、中国語では「文藝匯演」と言う。

放送倫理」:「放送」とは一般公衆に向けて、直接受信されることを目的とした無線通信のことであって、ラジオ放送、テレビ放送とがある。(有線放送も一応含まれる。)一方、「倫理」とは、道徳の規範となる原理であり、善悪の基準、人として守るべき道のことである。

ラジオ放送やテレビ放送は不特定多数の人(=公衆)を相手に行われるものであり、社会に対して大きな影響力を持つものである。そのため、どんな内容でも構わないとして放送すると、様々な問題が生じることになる。また、放送は、福祉の増進、文化の向上、教育・教養の進展、産業・経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与するという使命がある。そのため、民主主義の精神に乗っ取り、放送の公共性を重んじ、法と秩序を守り、基本的人権を尊重し、国民の知る権利に応えて、言論・表現の自由を守るために、何らかのルールが必要となる。しかし、その一方で、「表現の自由」という権利も有している。ということから、放送業界が自主的に、問題にならない様に定めたルールのことを「放送倫理」と言う。言い換えると、自主的に設けた放送業界に於ける番組内容のガイドラインであり、ルールである。但し、このルールは適宜手が加えられている。(ある意味では放送業界の自主規制ルールということになる。)

尚、性的描写、差別用語、特定の人、団体に対する攻撃的な報道、犯罪を誘発するような内容などは厳しくチェックされることになる。また、報道番組では真実性が重要であるが、やらせ、でっちあげ、捏造などは問題としてチェックされる。

人権を守るということでは、1972年に放送された「超人バロム1」という特撮ヒーロー番組で「ドルゲ事件」と呼ばれる問題が起こり、それ以降、放送局は自主規制という形で色々と力を入れるようになった。「ドルゲ事件」というのは、「超人バロム1」の劇中に登場する魔人ドルゲが、当時日本に在住していたドイツ人の子ども(ドルゲ君という名前だった)がイジメを受けるが、その原因がこの番組だとして、抗議をしたものである。これを受けて、番組の方は、「この番組はフィクションである」という旨のテロップを入れるようになり、劇中には人間体の魔人ドルゲの登場を無くすということを行った。また、フィクショントイウ旨のテロップはこれ以降は必ず入れられるようになった。→このテロップは自主規制ということになる。

また、1997年にはアニメ「ポケットモンスター」の放送中、視聴者の一部が体調不良を訴え、各地で合わせて135人の児童が入院するということが起こった。原因は、番組内での激しい光の点滅を断続的に見たことによる光過敏性発作ということが分かり、以後、番組製作の段階で、光の点滅に対する規制を強化したり、番組内で「テレビを見るときは離れて、明るい部屋で見る」という旨のテロップが挿入されるようになった。
尚、それらの事件以前に製作された番組(テロップが入っていない。)を再放送する場合、現在ではその旨のテロップが追加挿入されるようになっている。(これも放送業界の自主規制のひとつということになる。)

英語では「Broadcasting Ethics」、ドイツ語では「Das Ausstrahlen von Ethik」、フランス語では「Diffusant Éthique」、イタリア語では「Morali che Trasmette」、スペイン語では「Ética Transmitiendo」、ポルトガル語では「Éticas Radiodifundindo」、中国語では「廣播倫理」と言う。

 

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