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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その242) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「自動車(小型車)」です。「その145」のテーマ(「自動車(大衆車)」)と同じようなテーマであるが、少し見方を変えたということで、別の「ケー刑事」の物語が該当しますから... で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1話」、「007」からは「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「・1話」。「消えた死体の謎 ~トップモデル殺人事件」という物語。言うまでもなく、「ケータイ刑事」シリーズの記念すべき第1話である。現時点で206話(「銭形結」まで)ある「ケータイ刑事」の物語の中で、事件解決後にお馴染みの「済」ではなく「To be continued...」と出た唯一の物語である。(前後編の物語の前編では同じ表示があるが、それらは「事件解決後」ではない。)

午後3時、宅配ピザのバイトでちゃんは注文先のマンションにピザを届けたが応答が無かったので、ドアノブを回した。ドア・チェーンが掛かっていたのでドアは開かなかったが、鍵は掛かっていなかった。また、隙間から女性の死体と血の付いたナイフが見えたことで、ちゃんは近くに居た警官に通報しに行き、5分で戻って来たが、その時に被害者・原田佳奈のモデル仲間の皆川悦子がいて、死体は無かった。また、寝室からは血の付いたナイフが発見された。皆川は事情聴取ということで、それ以降はちゃん、五代さんたちと一緒にいた。

それから約1時間後の午後4時、遠く離れた八王子の雑木林で原田佳奈の死体が発見された。死亡推定時刻は午後2時、ナイフによる失血死だった。状況から、原田は自宅で殺され、八王子まで運ばれたと思われた。

で、ちゃんは「車を出して下さい。現場へ急行します」と五代さんに言い、2人は八王子の雑木林に向かった。この時、2人が乗ったのがミニパトであったので、小型車ということになる。運転するのは五代さんでちゃんは助手席だった。(ちゃんは17歳なので、車の運転免許はまだ持てる年令ではないですからね。)

ちゃんは、マンションから5分以内に行き来できる場所に死体が隠してあり、犯人は皆川だと考えていた。しかし、八王子までミニパトを飛ばしてきたが、1時間掛かったということ、更に皆川はさっきまで自分たちと一緒に居たことから、五代さんは皆川は犯人では無いと結論を出す。それでも犯人は皆川というちゃんに、五代さんは「冷え性?」と(「ケー刑事」ではお馴染みの台詞で「頑固な女には冷え性が多い」という台詞です。)口にした。

そんな五代さんは、皆川に共犯者が居たと言い出すが、愛ちゃんはそれを否定した。死体を見ると、靴を履いていることに疑問を持ったちゃんは「チンパンジイから怪人パンチ」(これは回文です。)を口にして、トリックに気づいた。

で、皆川のトリックを見抜き、午後2時に八王子の雑木林で皆川が原田を殺害し、原田のマンションに移動した皆川がアリバイ工作として3時にピザが届くように注文し、死体のふりをしてちゃんたちをアリバイ作りに利用した。また、雑木林は午後4時に新聞配達の男しか通らないことから、4時に死体が発見されるように選んだ場所だった。血の付いた衣服がマンションから5分の所で発見されたことで、皆川も犯行を認めざるを得なかった。

ミニパト(小型車)での移動中のやりとりは描かれておらず、現場に到着してからの少しだけであったが、五代さんの話から、必死に飛ばしてきたということになる。そして、現場への移動時間を調べるということにもなっていて、単に移動するだけで使われたのではいうことでした。

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作であり、かつ、3代目ボンドの第5作である。海中での物語、雪山での物語など、ヨーロッパの広い範囲を舞台とした物語であって、夏冬両方のリゾートを堪能出来る物語と言うことでは貴重な作品と言うことが出来る1本である。

この物語に登場した小型車はシトロエン 2CVである。1948年に生産が始まり、1990年まで生産された超ロングセラー車であり、かつ大衆車として広くその名をし競れている車である。尚、この車はボンドの車ではなく、ボンドガールのメリナの車である。しかし、ボンドの車(=ボンドカー)であるロータス・エスプリ・ターボ(当然のことながら、いくつかの秘密兵器を搭載している。)はこれという活躍をすることなく、敵が窓ガラスを割って奪おうとした際、自爆装置が動作して爆発してしまった。

ボンドは、事件の鍵を握る暗殺者・ゴンザレスを追い、スペインのゴンザレスの別荘に潜入した。(行きはロータス・エスプリ・ターボで行き、駐めておいた。)そんな中、テキに発見され、脱出を試みる。その途中でボウガンを持ったメリナと出くわし、2人は一緒に逃げて行く。が、追っ手がボンドの車を発見し、窓を割ろうとし、自爆装置が動作して爆発してしまったため、逃げる手段を失ってしまった。

が、メリナが「こっちよ」と言って、自分が乗ってきた車(=シトロエン2CV)のある場所に向かった。車が小型車であるシトロエンと知ったボンドは不安になるが、メリナは運転席に乗り込み、ボンドを急かす。で、ボンドは助手席に座り、メリナは発進させた。

メリナの運転でゴンザレスの追っ手から逃げるが、追っ手も車(プジョーのセダン)で追いかけてくる。で、車の性能差もあって、あっという間に追いつかれてしまう。で、田園地帯の山道を、ショートカットしながら必死に逃げる羽目になる。途中でボンドが運転を代わり、必死に逃げるが、車の能力の差は大きく、ショートカットで逃げても、曲がりくねった道に沿って追ってくる追っ手に直ぐに追いつかれてしまう。

何とか、追っ手の運転を誤らせて、2台の追っ手の内の1台を木上に突っ込ませることに成功する。更に逃げるシトロエン。やがて山道から田舎町に差しかかった。か、今度は対向車としてバスがやってきた。脇道にハンドルを切ってバスを躱そうとしたボンドだったが、余りにも急激にハンドルを切ったため、車は横転してしまい、脇道に転がり、横転してしまった。(当然、停まってしまう。)が、幸いにも、すれ違ったバスもその場に停車したことで、結果的に道を塞ぐことになり、ボンドの追っ手の車も先に進めず、立ち往生となってしまった。直ぐに銃を空に向けて放ち、道を開けさせようとする追っ手。

一方ポンドは、地元の人たちの力を借りて、横転した車を起こすと、再出発しようとする。が、エンストを起こして動かない。で、人々に車を押して貰い、何とかエンジンも掛かり、再び逃げるていく。

が、銃で脅して道を開けさせた追っ手も直ぐに追いかけてきて、再びボンドとメリナのシトロエンに迫ってくる。再びカーチェイスとなる。銃弾を受けて、ボディもボロボロになったシトロエンだったが、ボンドの巧みな運転技術で、追っ手の車をクラッシュさせるのに成功し、逃げ切るのに成功したのだった。

メリナの黄色のシトロエン 2CVはボロボロとなってしまったが、堅牢な作りで横転しても壊れないという丈夫造り、軽自動車ならではの軽量ということ、そしてボンドの運転テクニックによって、追っ手から逃げるという役割を見事に果たした。

共通点は、運転者が男(「ケータイ刑事」では五代さん、「007」ではボンド)であって、助手席が女(「ケータイ刑事」ではちゃん、「007」ではメリナ)だったということ必死に飛ばして運転されたということ、そして「移動するだけ」ではなく別の目的(「ケータイ刑事」では移動時間を調べる、「007」では追っ手から逃げる)を達成しているということである。

相違点は、「ケータイ刑事」では運転は五代さん1人であった(ちゃんは運転免許を持てない年令であるためでもありますが...)が、「007」では、最初はメリナが運転していたが、途中でボンドに交代しているということである。また、「ケータイ刑事」ではミニパトであるため公用車ということになるが、「007」ではメリナ所有の個人所有の車であったということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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