「THE BANKER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1989年のアメリカ映画「ザ・バンカー 薔薇の殺意」である。日本での劇場公開は1990年2月であった。昼と夜とで全く別の顔を持つ男の2つの顔を追うサスペンス作品である。
作品データを記しておくと、時間は96分、監督はウィリアム・ウェッブ、脚本はダナ・オーガスティン、撮影はジョン・ヒューネック、音楽はサム・ウィナンズとレグ・パウエルの2人である。そして出演は、ロバート・フォスター、ジェフ・コナウェイ、シャンナ・リード、レイフ・ギャレット、ダンカン・レガー、デボラ・リクター、たちである。
ロサンゼルス。銀行家であって、莫大な財産を築いたオズボーンは、夜は全く違う別の顔を持っていた。それは殺人鬼であった。彼は南米の古代宗教にどっぷりとはまっていた。また、舞踏家としても一流の腕前を持っていた。そんな彼は、生贄を求めるかの如く、執拗に殺人を繰り返していく。事件現場にやってきたロス市警のダンは必死に事件を追っていく。また、テレビ・レポーターのシャロンはダンか止めるのも聞かずに事連続殺人事件を取材していく。警察はその威信に懸けて犯人を追っていくが、第二、第三の殺人が起こる。ダンは事件現場に残された証拠から、オズボーンに目を付けて追っていく。が、オズボーンはシャロンが事件を調べようとしていることに気づき、ターゲットをシャロンに向けて...
猟奇的な連続殺人事件となると、何らかの宗教に根拠を持ってきたり、オカルト的な要素を取り入れることが多いが、本作もそういう作品の一つである。この点では目新しいものではないが、2つの顔を持っている犯人など、設定に関してはなかなか面白い。(もう少しストーリー展開を上手くしたら、傑作になったでしょうに、ちょっと惜しい作品でもある。)→かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されない一因なのでしょうね...
まあ、ホラー的な要素と刑事アクション的な要素と、サスペンス作品ということで3つとも追い求めようとしたら、そうなっちゃいますね...(どれか1つに注力したらとは思うところである。)
↓ビデオです。
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