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ケータイ刑事銭形舞8話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第8話「揺れる大捜査線! ~スイカップを確保せよ」の「裏ネタ編」の再増補の2回目となる今回は、不二子がこれにやってきたことから「墓参り」について、ちゃんは不二子の落としたお守りをこういったことから「忘れ物」について、五代さんが現れたことから不二子はちゃんをこうしたことから「羽交い締め」について、五代さんと柴田さんがこうなると言った「人質」について、柴田さんはこれは許さないと言った「抜け駆け」について記します。尚、「人質」は「・9話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/19、2009/9/21,24,25付です。)

墓参り」:墓へ参って拝むこと、墓詣でのことである。墓参りは特に季節限定というものではないが、日本では故人の命日と、春と秋の彼岸に行うのが基本である。

尚、俳句の世界では「墓参り」「墓詣で」「墓参」「展墓」などは全て秋の季語になっているが、これはお盆のある月が(旧暦で)秋であるためである。

英語では「Visit to a Grave」、ドイツ語では「Besuch zu einem Grab」、フランス語では「Visite à une Tombe」、イタリア語では「Visita ad una Tomba」、スペイン語では「Visita a una Tumba」、ポルトガル語では「Visite a uma Sepultura」、中国語では「掃墓」と言う。

忘れ物」:その物の所有者が置き忘れた物のこと、うっかり落としてしまった物のことである。法的には「遺失物」と呼ぶが、一般的には「落とし物」または「忘れ物」のいずれかで呼ばれている。また、これを拾った人は拾得者と言う。尚、盗品の場合は「遺失物」には含まれない。

言葉の定義を考えると、ちゃんが「忘れ物」と言ったのは良いのだが、警視・銭形舞としては「遺失物」と言った方が良かった様に思うところである。が、「忘れ物」と言ったことが地位は警視であるが経験の浅いちゃんらしいというところですかね...

英語では「Thing Left Behind」、ドイツ語では「Thing Ließ Zurück」、フランス語では「La Chose a Laissé」、イタリア語では「La Cosa Dimenticò」、スペイン語では「La Cosa Dejaba Atrás」、ポルトガル語では「Coisa Deixou Para Trás」、中国語では「遺忘物」と言う。

羽交い締め」:拘束術、逮捕術の一つであって、相手の背後から、相手の両腋の下から自らの両腕を通し、相手の後頭部あたりでその両手を組んで固めることで、その相手に身動きが取れないようにすることである。

尚、レスリングでは相手の背後に回り、有利に試合を勧めようとするが、相手の背後から間接を決めて身動きを取れないようにする技(関節技)を「ネルソン・ホールド」と呼んでいて、基本的な技の一つになっている。また、プロレスではそれを発展させた「ネルソン・○○」という技がいくつかあり、「フル・ネルソン」「ハーフ・ネルソン」「クォーターネルソン」などの技がある。(いずれもがネルソン・ホールドの一つである。)また、プロレスではその状態から投げる技なども生まれ、使用されている。

英語をはじめ、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Nelson」と言うが発音は異なる。また、中国語では「雙肩下握頸」と言う。

人質」:交渉を有利に進めるために、身柄を不法に拘束された人のことである。交渉の際、その人質になった人の命を担保にして、交渉が進められていくことが一般的である。(要求を突きつけて、それが通らないのであれば人質を殺害する、というように利用されることになる。)

歴史的にも古くからあるものであって、古代王国では国の安全のために相手国に王族の子弟たちを人質にして相手国に差し出していた。但し、古代王国では、人質として相手国に差し出された人物は、将来的には王位を継ぐ者であったり、将来の重臣たちの候補者たちであって、将来のための勉学/相手国を探るというような意味もあって、現代で言う所の「人質」とは趣が少し異なっている所もある。ただ、日本でも戦国時代には、隣国の大名家に対しては当たり前のように子弟たちを人質に出していたということが行われていたことである。

世界的には近世になってから、日本では江戸時代になってからであるが、国同士の争いが落ち着いたこともあって、人質に対する様子が変わってくることになる。特に盛んになったのは、借金の際の担保として人身を質入れすることが行われるようになったが、その際に相手の元に行くことになる人のことを「人質」と呼ぶようになる。古代王国での「人質」は将来のことを考えて大事にされていたが、この「人質」は物扱いのようになって、待遇は劣悪なものとなるという変化が起きた。そして、借金が返せなかったりした場合には、簡単に売り飛ばされるという人身売買の道具とされるようになった。

その後、人権が尊重されるようになって人身売買が禁止されると、それを逆手にとって、人質の命を担保として要求を突きつけて、相手にその要求を呑ませようとする際に利用される「人質」が出てくることになる。特に、身代金目的の誘拐事件や、政治犯の釈放を要求する人質事件やハイジャックなどが起きている。(要求が通らなければ人質を殺す、と突きつけることで脅すというパターンである。)

人質事件の対処方法としては、人質の人命を第一に考えて、相手の要求を丸呑みにするか、人質に多少の犠牲が出ても相手を取り押さえるかという2つの道がある。日本では前者の解決方法が採られたものがいくつかある。(その場合、「超法規的措置」と言って、法を無視した要求を受け入れることになる。)が、これを繰り返していると、味を占めて更に第二、第三の人質を使った更なる要求を突きつけてくるということになり、近年では後者の対処法を取る場合が多くなっている。(欧米では、以前から後者の姿勢である。)

この物語では、ちゃんが人質として捕まり、不二子は逃げるために脅していたが、五代さんと柴田さんが代わりに人質になる、と言ったのは良かったが、目的が不二子に抱かれるという不純なものだったことを考えると、ちゃんに変わって人質となって、要求を拒否されて殺されて「殉職した」ということになった方が名誉だったような気が...

英語では「Hostage」、ドイツ語では「Geisel」、フランス語では「Otage」、イタリア語では「Ostaggio」、スペイン語では「Rehén」、ポルトガル語では「Refém」、中国語では「人質」と言う。

抜け駆け」:元々の意味は、戦いに於いて、陣から密かに抜け出して、こっそりと先に敵を攻めることを言ったが、そこから転じて、人を出し抜いて物事を行うことを言う。

英語では「Steal a March」または「Getting a Scoop」、ドイツ語では「Das Bekommen eines Portionierers」、フランス語では「Obtenir une Pelle」、イタリア語では「Trovando un Scoop」、スペイン語では「Conseguir un Cucharón Grande」、ポルトガル語では「Adquirindo uma Concha」、中国語では「搶先」または「搶先立功」と言う。

 

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