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BLONDIE『THE HUNTER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの6枚目のアルバムであり、かつ、解散前の最後のアルバムである。(1997年に再結成して、以後、2011年までに3枚のアルバムを発表している。)ただ、前作のような勢いはなく、セールスとチャートは伸び悩み、イギリスでは最高位9位、豪州では15位を記録したが、Billboardでは最高位33位に留まっている。

収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、1994年に再発されたときに1曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲となった。収録曲は以下の通りである。『Orchid Club』『Island Of Lost Souls』『Dragonfly』『For Your Eyes Only』『The Beast』『War Child』『Little Caesar』『Danceway』『(Can I) Find The Right Words (To Say)』『English Boys』『The Hunter Gets Captured By The Game』。(以下、ボーナス・トラック)『War Child (extended version)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Island Of Lost Souls』はイギリスで11位、豪州で13位、アメリカではBillboardで最高位37位を記録している。2nd.シングルの『War Child』はイギリスで39位、豪州で96位を記録しているが、アメリカではチャートインしなかった。

お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『Island Of Lost Souls』、そして『For Your Eyes Only』『Little Caesar』『Danceway』『English Boys』という所をピックアップしておく。

本作では、全体的にゆっとりとしたサウンドになり、トロピカルなテイストになっている。そのため、勢いを失ってしまっている。ただ、本アルバム製作時には、バンドのリーダーであるクリスの病気による不調もあって、それがサウンドの方に影を落としてしまっていて、冴がないのが残念なところである。(前作で頂点を極めたといっても、その勢いが持続しなかったということになる。)

結局、本アルバムを発表した後で、クリスの治療のためにバンドを解散することになったのだが、ちょっと残念な幕引きとなってしまった。(1997年に再結成し、1999年に本作以来となる17年ぶりのアルバムを発表することになりますが...)

まあ、彼らのキャリアの区切りのアルバムであるということは変わりが無いことであり、雰囲気の違う彼らのサウンドを聴いておくのも、'70's後半のニューヨーク・パンク、更にディスコ・サウンドに慣れ親しんだ者としたら聴いておきたいところである。

 

Hunter

Hunter

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2001/09/11
  • メディア: CD

ザ・ハンター

ザ・ハンター

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/03/20
  • メディア: CD

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