SSブログ

「BATTLE BEYOND THE STARS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年アメリカ映画「宇宙の7人」である。日本での劇場公開は1981年4月であった。邦題から分かるように、「7人の侍」を意識した作品であり、「荒野の七人」をも頭に入れた宇宙を舞台にしたR・コーマンらしいB級作品である。尚、現在では、下積み時代のジェームズ・キャメロンが特撮スタッフ(美術)として本作に関わっていたこととして知られている作品になっている。

作品データを記しておくと、時間は116分、原案はジョン・セイルズとアン・ダイアーの2人、製作総指揮はロジャー・コーマン、監督はジミー・T・ムラカミ、脚本はジョン・セイルズ、撮影はジョージ・ドッジ、音楽はジェームズ・ホーナーである。そして出演は、リチャード・トーマス、ジョン・サクソン、ロバート・ヴォーン、ダーレーン・フリューゲル、ジョージ・ペパード、シビル・ダニング、サム・ジャッフェ、モーガン・ウッドワード、スティーヴ・デイヴィス、アール・ボーエン、リン・カーリン、ジェフ・コーリイ、たとである。

惑星アキールは平和共存のために武器を放棄した人々が住む惑星であった。が、そんな星に、銀河征服を企む悪の支配者・セイドアが迫ってきた。セイドアはステラー・コンバーターと呼ばれる強力な武器によって惑星アキールを壊滅すると予告した。アキールの人々は服従か決戦かの協議の末、戦いを選び、戦いに力を貸してくれる勇者たちを探すことになった。若者・シャドはその使者に選ばれて、老朽した宇宙船ネロ号で戦士を探す旅に出た。最初に訪れた科学者のステーションで、その娘のナネリアと出会ったのを最初に、賊に襲われていた貨物運搬船の操繰士・カウボーイ、トカゲ頭の傭兵・ケイマン、3つ目のクローン人・ネストール、無法地帯の惑星に身を隠していたおたずね者のゲルト、戦争好きな惑星出身の美人女戦士・セント・エクスミンたちが加わり、シャドを含めた7人がアキールに戻って来た。そして戦いの準備を進めていく。また、ケイマンは自分の星をセイドアに破壊されていて、セイドアの秘密を知っていて、それを語る。セイドアは手に入れた惑星の犠牲者たちから老いた自分の身体の器管を取り替えて、不滅の命を保っているのだった。そんな中、ナネリアがコンピューターを駆使してセイドアの弱味を計算し、戦いに勝てる可能性を探り出した。それは宇宙船がステラー・コンバーターを起動させる寸前の一瞬の時というものだった。セイドアはアキールが戦闘準備を進めていることに気づき、攻撃を開始する。こうして宇宙を舞台にした戦闘が始まる。7人の中から犠牲者も出ることになるが、ナネリアの計算通りに、ステラー・コンバーターを起動させる寸前の攻撃で、遂にセイドアを倒し、宇宙の平和を取り戻した。

ストーリー展開は「七人の侍」や「荒野の七人」をベースにしているものであるため、それらの作品を知っていれば、ストーリーがどう進んでいくのか分かってしまうので、今一つ楽しめないが、キャラクターの設定や、宇宙船のデザインなどは遊び心に満ちたものになっていて、そういうお遊びの元ネタを探る(と言っても、元ネタも簡単に何かが分かってしまいますけど...)というなど、そういうところを楽しむ作品である。

尚、大作志向という方は、近づかない方がいいのは言うまでも無く、B級作品に対して理解のある方だけの作品の一つである。とは言っても、LDではリリースされていたが、DVD化されていないので、見ようとするとちょっと苦労するでしょうけど...

 

↓ビデオしかありません。

宇宙の7人 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS

 

↓(輸入版の)ビデオです。

Battle Beyond the Stars [VHS] [Import]

Battle Beyond the Stars [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

Battle Beyond the Stars [VHS] [Import]

Battle Beyond the Stars [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: New Concorde
  • メディア: VHS

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。