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ケータイ刑事銭形舞10話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第10話「まぎらわしい! ~警察隠語殺人事件」の「裏ネタ編」の再増補は今回限りです。で、捜査会議でちゃんたちがこれを食べていたことから「ピザ」について、柴田さんが口にした「星条旗」について、二朗さんがここに来たことをこういったことから「取調室」について、「光栄」について、これが揺るがぬ証拠になったことから「DNA」について記します。尚、「ピザ」は「・7話[裏ネタ編]PART 3」で、「取調室」は「・25話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/21、2009/9/28,10/1,2付です。)

ピザ」:イタリア料理であり、日本では宅配サービスで届けられる料理として広く知られているものである。現地イタリア語では「Pizza」と綴る。(英語をはじめ、独語、仏語、伊語、西語、葡語なども同じ綴りである。→イタリア語の単語がそのまま各言語の単語になったためである。尚、中国語では「比薩餅」と言う。)発音は「ピッツァ」という感じになるため、日本語でも「ピッツァ」と表記されることもあるが、「ピザ」という表記。及び発音が日本では浸透している。また「ピザ・パイ」と呼ばれることもある。

作り方は、イーストを混ぜた小麦粉を水、塩、少量のオリーブ油をこね、これを薄く伸ばして作った生地(形は円形が基本であるが、一部のピザ屋では四角い生地にしたものもある。)の上に、トマトソース(現在では、他の種類のソースも使われるが、イタリア料理としては「トマトソース」が使われるのが基本である。)を塗り、肉類や野菜類の具とチーズを乗せて、オーブンや専用の竃で焼きあげた食品である。

歴史は、18世紀後半にナポリで生まれたものとされている。(現在までで約250年という程度である。)薄く伸ばしたパン生地にトマトソースを乗せて焼いたピッツァがその原形である。その後、イタリア移民によってアメリカに入ったのが19世紀末であり、これがアメリカ全土に、アメリカの一般的な料理として独自の発展をして広がり、そして世界中に広がることになった。(原形はイタリア生まれであるが、世界的に広がったのはアメリカ経由ということになる。)

尚、ピザには円形のものと四角い形をしたものとがあるが、円形のものは発祥の地であるナポリを中心としたものであり、世界的にも浸透している。一方、四角いものは、ローマ以北に多く見られる切り売り、または計り売りのピッツァが原形となったものである。(現在、日本のピザ・チェーンの一部では、両者とも対応している所もあります。)

それ以外では、カルツォーネと呼ばれる半月状のものがある。これは円形のピザを二つ折りにして作るものであり、円形のものの変形ということになる。

イタリアのピザは、基本的に生地は薄い平板であるが、アメリカには「シカゴ風ピザ(ディープディッシュピザ)」と呼ばれるものがあり、これは、ある程度の深さパンを生地として用いたものである。そのため、チーズや具がたっぷりと乗っている。(→アメリカでは家庭料理として広く浸透しているパイの変形というものが多い。)

日本では、戦後になってイタリア系アメリカ人が1954年に開店した店が最初である。しかし、一般的には知られるものではなかった。それが1970年代の中盤に「ピザパイ」として知られていくようになる。ただ、過程では冷凍食品の一つという認識の方が強かった。'80年代中期になって宅配ピザ・チェーン店が誕生したことで、広く知られるようになり、一般的な食品として知られるようになった。現在の日本では、「ピザ」と言うと宅配食品、または冷凍食品の代名詞という認識になっている。

星条旗」:アメリカ合衆国の国旗のことである。「オールド・グローリー(Old Glory)」という言い方もある。

白と赤の横線を交互に並べた13本の横縞(赤が7本、白が6本で、最上部と最下部は共に赤である。)と、左上の部分を長方形にして、青地に白い色の星が記されている。尚、星の数は州の数を表していて、現在は50である。(独立時は星の数は13個であり、州の数が増える度に星の数が増えている。→国旗がその都度更新されていることになる。→過去に27回更新されている。)

尚、現行の星が50というものは、1960/7/4からであって、既に50年を超えていて、このデザインの国旗が使用されているのは既に最長期間になっている。また、一番最初の旗は、星は無くて、その部分はイギリスのユニオンジャックが入っていた。独立した翌年の1777年6月から、独立13週を表す星13個で円を描くように配置したものに変更になり、この時から「星条旗」と呼ぶことの出来るものになった。

尚、現在は、プエルトリコを51番目の州にしようという話や、首都ワシントンDC(コロンビア特別区)を州に格上げしようという話もあって、星の数を51個にした星条旗もデザインされている。(現在のように縦横に並べたものと、円形に配置したものの2つの案があるが、どちらを採用するかは実際に51番目の州が誕生した時に決定されることになっている。)

英語では「The Star-Spangled Banner」、ドイツ語では「Das Sternbesäte Banner」、フランス語では「La Bannière Étoilée」、イタリア語では「La Bandiera Stellata」、スペイン語では「La Estandarte Estrella-Adornada con Lentejuelas」、ポルトガル語では「A Bandeira Coberta de Estrelas」、中国語では「星條旗」と言う。

取調室」:警察が行う事件の捜査で、参考人や被疑者に対して尋問を行ったりする部屋のことである。基本的に警察署内にある部屋である。また、刑事ドラマにおいては、必ずといって言いように出てくる部屋であって、裸電球のスタンド、何もない事務机、折りたたみ式の椅子、机の上には灰皿という四点セットというイメージが定着している。そして、取り調べの際に差し入れられる食べ物というと、カツ丼というイメージが定着している。→しかし、このイメージから一人歩きして、「取調中の食事はカツ丼」「自白するとカツ丼を食べさせてもらえる」という誤解が広まっている。実際は、食事は留置所で食事時間が設けられていて、取調室では食事をさせないことになっている。(それを投げつけて取り調べの警官が怯んだ隙に逃走する可能性があるためである。)また、食事が出されることがあっても、それは留置所であり、そこで出される食事の費用は取り調べられている本人の自己負担である。(後から代金を請求される。)

英語では「Interrogation Room」、ドイツ語では「Verhörszimmer」、フランス語では「Pièce de l'interrogation」、イタリア語では「Stanza di Interrogazione」、スペイン語では「Cuarto de la Interrogación」、ポルトガル語では「Quarto de Interrogação」、中国語では「調査室」と言う。

光栄」:栄えあること、名誉なこと、誉であることである。大変名誉なことをこのように言うが、この物語のように、取調室に連れてこられて話を聞かれることは光栄なこととはとても思えないのですが...(こういうところが二朗ワールドでもありますね。)

尚、「お会い出来て光栄です」という言い方は頻繁に使われるが、英語ではこれを「I'm Glad to See You.」と言う。外人さんに会う場合、こういう社交辞令を覚えていたら何かと良いことがあるかも知れませんよ。

英語、スペイン語では「Honor」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Ehre」、フランス語では「Honneur」、イタリア語では「Onore」、ポルトガル語では「Honra」、中国語では「光榮」と言う。

DNA」:「デオキシリボ核酸(DeoxyriboNucleic Acid)」のことである。(大文字ダ記した所を取って「DNA」と一般的に言う。)これは高分子生体物質であって、生物の遺伝情報を担う物質である。地球上の生物は全てDNAを有していて、これによって遺伝情報が次世代に受け継がれていくことになっている。

リン酸、デオキシリボース(糖)、リン酸から成る核酸であって、4種類の塩基が鎖状に結合し、それが二重螺旋を構成している。遺伝情報は塩基配列として書き込まれている。

が、これが分かったのは比較的新しく、20世紀の中頃になってからである。遺伝子はDNAで出来ていることが分かり、そこからDNAに関する研究が急激に進んでいくようになる。1950年代以降に急速に発展していき、様々なことが解明されていった。その中から、応用利用法として「DNAによって個人を特定できる」という研究が進んでいき、1980年代になって応用利用分野が模索され、1985年にDNAによって個人の特定が出来るということがはっきりと分かり、個人特定の新たな方法として、犯罪捜査に利用されていくことになった。

英語など殆どの言葉では「Deoxyribonucleicacid」といい、中国語では「脱氧核糖核酸」と言うが、中国語を含めて一般的に「DNA」と言う。

 

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