BRYAN FERRY『BOYS AND GIRLS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼の6枚目のソロ・アルバムでアリ、かつ、最大のヒットを記録したアルバムである。(シングル・ヒットということでは、他のアルバムからのシングルの方がより大きなヒットを記録しているが、アルバムとしては本アルバムが上である。)チャート成績は、イギリスで3週連続1位を記録し、アメリカでは最高位63位を記録している。(唯一の全英No.1アルバムであり、アメリカでもキャリア・ハイを記録している。)
収録曲は以下の全9曲である。『Sensation』『Slave To Love』『Don't Stop The Dance』『A Waste Land』『Windswept』『The Chosen One』『Valentine』『Stone Woman』『Boys And Girls』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Slave To Love』はイギリスとベルギーで最高位10位、アイルランドで8位、ニュージーランドで11位、豪州で29位を記録している。2nd.シングルの『Don't Stop The Dance』はイギリスで21位、アイルランドで8位、ベルギーで13位、ニュージーランドで16位を記録した。3rd.シングルの『Windswept』はイギリスで46位、アイルランドで29位を記録している。尚、アメリカでは3曲ともチャートインしなかった。
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Slave To Love』と『Don't Stop The Dance』、更に『Sensation』『Stone Woman』『Boys And Girls』をピックアップしておく。
本アルバムには豪華なミュージシャンが参加していて、GUY FLETCHER、DAVID GILMOUR、OMAR HAKIMが脇を固めていて、そこに数多くのUKを代表するミュージシャンを中心に多数参加していて、大人の鑑賞に堪える内容のあるアルバムを構築するのに力を貸している。また、B・フェリー自身も脂が乗っていて、一流のミュージシャンたちの間で水を得た魚のように、実に活き活きしている。
'80'sのUKを代表するミュージシャンが集っていることだけでも一聴の価値があるが、内容もあって、完成度が高いアルバムであるだけに、UKロックがお好きな方は聴いておかなければならないマスト・アイテムである。(USロックとは一味違うUKならではのものがあります。)
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